[WWDC18] macOSでOpenGLがdeprecatedになりました #WWDC18

2018.06.05

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本記事は Apple からベータ版として公開されているドキュメントを情報源としています。 そのため、正式版と異なる情報になる可能性があります。ご留意の上、お読みください。

まずはmacOSでdeprecated

macOS 10.14 (Mojave) の What’s New in macOS - Apple Developer にて、OpenGLおよびOpenCLがdeprecated宣言されています。

macOS 10.14では引き続きビルドは可能ですが、Metalへの移行が強く推奨されています。 OpenCLについてもMetalとMetal Performance Shadersへの移行となっています。

キーノートでの紹介にもありましたが、eGPUを複数台並列に実行するケースではモダンなMetalの方が有利、ということが背景にあるのでしょう。

iOSでは

注意: 本記事執筆後にiOSでもdeprecated宣言がアナウスされました。 こちらをご覧ください。

iOSの OpenGL/ES の方はまだdeprecatedではありません。

しかしながら、Metalの登場はiOS先行でしたので、次のメジャーアップデートなどでdeprecated宣言がなされても不思議ではないと思います。

感想

iOS、Androidプラットフォームは違えどグラフィックスライブラリはOpenGLで一本化できたという状況も終わり、それぞれのデバイスに用意されたモダンなグラッフィクスライブラリを使用することになるのかなと思います。

以前、OpenGLを使用したアプリを開発していた事もあり、時代を感じさせる感慨深いアップデートでした。