[レポートまとめ] Serverless Meetup Fukuoka #2 に参加してきました #serverlessfukuoka
はじめに
こんにちは
モバイルアプリサービス部・サーバーレス開発部の田中孝明です。
8/22(水)に 株式会社 Fusic 様のイベントスペースで Serverless Meetup Fukuoka #2 が開催されました。
当ブログはセッションのまとめになります。
Serverless Meetupとそのスコープについて
Serverless Meetupは全世界の約120箇所で運営されているServerless Architectureやその周辺技術に関するITコミュニティであり、その数は今も増え続けています。
※それぞれのグループはそれぞれ地元のメンバーで構成されており、世界的にコブランディングを行うムーブメントに広がっています。
どのグループも毎月のように「ベンダーニュートラル」に「アプリ開発者/プラットフォーマー/フレームワーク作者」などが知見を共有し合っています。
IoTをServerless風にテストしたい!
株式会社Fusic 毛利 啓太 さん
IoTのデータロストは取り戻しが効かない。そのためにサーバーレスな構成を取り入れている(大規模じゃないとじゃないと死ぬ) デバイスからのデータに関しては、時系列で送られてくることに意味がある。 そのため、デバイスを使ったテストを行う必要が出て切るが、実デバイスを用意するのは手間がかかる。 デバイスのFunction as a Service的なのが欲しい。(欲しい時に欲しい台数を確保)
それらを実現させるサービス mockmock について、どのようにサービスを構築し、サーバーレスを実現されたかを、実際に構築された画面を見ながら説明いただきました。
Serverless Framework Production Deploy
株式会社Fusic 清家 史郎 さん
資料は公開され次第貼り付けいたします。
サーバーレスアプリケーションを構築する際、CloudFormationより容易に使えるツールの一つとして Serverless framework について、デプロイするまでの手順を記していただきました。
インフラをコードで管理(Infrastaructure as code)することもでき、deploy時のオプションを指定で開発環境、本番環境のStage切り替えもできることや、pluginの開発が活発なのも、 Serverless framework を使うメリットと説明されました。
サーバーレスの常識を覆すAzure Durable Functionsを使い倒す
株式会社オルターブース 松村 優大 さん
Function as a Serviceはステートレスに処理を書くことが原則とされているが、 Azure Durable Functions はサーバーレス環境において、ステートフルで関数を記述できる。
これによって「関数チェーン」やファンアウト/ファンインと呼ばれる「複数の関数を並列に実行し、完了するまで待機する処理」や、長時間実行する関数の状態を取得するAPIを後悔する「非同期のHTTP API」などを、一つの関数で行える。
「上司承認フロー(係長→課長→部長)」を Azure Durable Functions で実行されていることをデモとしてやっていただき、非常に理解しやすかったです。
サーバーレスで作るスマホアプリバックエンド
株式会社オルターブース 加藤 司 さん
以下のプロダクトについて説明されました。
Mobile Apps が、iOS / Android向けのモバイルアプリケーションを作成する時のバックエンドサービスについて、オフライン同期のサポートや Azure Notification Hubs と連携したPush通知、監視サービス Application Insights なども活用して、ログ監視も簡略化できることなど、モバイルのバックエンドを構築する際も強力なツールが用意されていることを説明いただきました。
LT
Serverlessとe2eテスト
サーバーレスアーキテクチャにおけるe2eテストについて、話してきました。
Microsoft AzureでのServerless活用術
Azure Event Grid について、デモを交えて話されていました。
ALISのサーバーサイドアーキテクチャをのぞいてみる!
仮想通貨ALISを使った、ブロックチェーン技術とサーバーレスアーキテクチャの親和性を話されていました。
CloudFormation(AWS)で実現させる快適環境構築ライフ!
資料は公開され次第貼り付けいたします。
AWS CloudFormation を使って、環境を構築することで、コードで設定を管理できることを話されていました。
懇親会
Food&Drinkスポンサーを 株式会社 Fusic 様が引き受けていただいたため、セッション中はアルコール類、ピザ、軽食が振舞われました。ありがとうございます!
まとめ
前回の Serverless Meetup Fukuoka #1 の開催から一年が経過し、サーバーレスを取り巻く状況も変化しつつある中で、それぞれのサービスの話を聞くことが出来たのは貴重な経験でした。
次回は1年後ではなく、近々開催されるとのことでしたので、僕も発表できるネタを用意しつつ臨みたいと思います。