【Excel改造】Visual Studio 2013でのOfficeアドイン開発【準備編】

2013.08.26

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Visual Studio 2013でのOfficeアプリケーション開発

以前、下記記事でExcelアドイン作成の導入記事を書きました:

【Excel改造】Visual Studio Tools for Officeを用いたExcelアドイン作成【準備編】

上記記事の開発環境の項で「※本来Visual Studio Tools for OfficeはOffice 2010までを対象としたもので、Excel 2013には対応していません。しかし、今回はサンプルアドインのExcel 2013での動作確認まで行なってみます。」と書いていたのですが、そもそもVisual Studio 2013向けの拡張機能がちゃんとリリースされていたので、そちらの導入手順をご紹介していきたいと思います。

Microsoft Office Developer Tools for Visual Studio 2012の導入

以下手順で、Visual Studio 2012に Microsoft Office Developer Tools for Visual Studio 2012 を導入していきます。

これによりExcelのアドオンを作成することが出来ますが、ローカルに作成可能なアドオンはインストールされているOfficeのバージョンに従います。

 まず、Web Platform Installer を起動します。Windows 8の場合、下記パスに予めインストールされています。

  • C:\Program Files\Microsoft\Web Platform Installer\WebPlatformInstaller.exe

実行すると、Web Platform Installer のバージョンチェックが行われ、古いと下記更新画面が表示されます。

Office 2013 01

上記画面で「同意する」をクリックして、Web Platform Installer の更新を行います。

更新後、改めて Web Platform Installer を実行し、キーワード Office で検索します。

Office 2013 02

上記の Microsoft Office Developer Tools for Visual Studio 2012 の「追加」ボタンをクリックし、下の「インストール」ボタンをクリックします。

下記ライセンス確認画面が表示されるので「同意する」ボタンをクリックします。

Office 2013 03

しばし待ちますと、インストールが完了します。

Officeアドインテンプレートの確認

Microsoft Office Developer Tools for Visual Studio 2012 がインストールできたら、Visual Studio 2012を起動し、Officeアドインのテンプレートが導入されているか確認します。

正常にインストールされていると、Office 2013インストール済み環境では下記のようにアドインがインストールされています。

Office 2013 04

私のWindows 8にはOffice 2010が入っていないので、Office 2010向けのアドインはアンインストールされていました(泣)

以上で環境の準備は完了となります。

Officeアプリ

ちなみに、Microsoft Office Developer Tools for Visual Studio 2012 をインストールすると、Officeアプリのテンプレートもインストールされます。

(※Office 2013がインストールされている場合)

プロジェクトテンプレートは下記のようになっています:

Office 2013 05

OfficeアプリはHTMLで開発をするOffice 2013向けのアプリケーションで、Officeストアなどで配布可能なアプリケーションになります。

Office 2013 06

日本人の方もアプリを登録されているようです。

参考: