IntelliJ IDEAにフォントRictyを導入してプログラムやMarkdownの文字幅を揃える

IntelliJ IDEAにフォントRictyを導入してプログラムやMarkdownの文字幅を揃える

Clock Icon2018.01.19

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事業開発部の野村です。本年もよろしくお願いいたします。

普段の業務で行っている開発にIntelliJ IDEAを利用しているのですが、ソースコードのインデント等見やすさのため文字の幅を揃える、いわゆる「等幅フォント」について調べておりました。

私が利用しているmacOS端末の標準で入っている等幅フォントだと、IntelliJ IDEAでは全角半角文字の幅が揃わず、顕著にズレを感じます。で、調べてみたところプログラミング用フォント Rictyにたどり着きました。

Rictyとは

プログラミング用フォント Ricty「概要」より抜粋。

Ricty (リクティ) は Linux 環境での研究・開発を想定したプログラミング用フォントです。テキストエディタやターミナルエミュレータ、プログラミング言語やマークアップ言語に対する使用に適しています。

プログラミングに適したフォント、ということですね。

視認しづらい文字(数字のイチ"1"と英語小文字のエル"l"、数字のゼロ"0"と英語大文字のオー"O"など)が分かりやすく見えることも特徴です。

私の開発環境

  • macOS High Sierra 10.13.2
  • IntelliJ IDEA 2017.3.2 (Ultimate Edition)
  • JRE: 1.8.0_152-release-1024-b8 x86_64
  • JVM: OpenJDK 64-Bit Server VM by JetBrains s.r.o
  • Homebrew 1.4.3

Ricty導入前

IntelliJ IDEAのデフォルトのフォントを調べてみます。「Preference...」から"Editor"→"Font"を確認。↓

IntelliJ IDEA デフォルト設定

↑比較用に半角英字で書いたローマ字(kakikukekosasisuseso)と全角のひらがな(かきくけこさしすせそ)を記述してみましたが、すでに横幅が揃っていないことが分かります。

この状態でMarkdownのテーブルをインデント揃えて作成してみます。既に多少のズレを感じますが、これでも頑張ったつもりです…↓

Markdownテーブル記載 デフォルト設定

他の等幅フォントでも試してみましたが、どれも似たような感じでした。

※ちなみに、IntelliJ IDEAのFont設定で「Show only monospaced fonts」にチェックを入れると、等幅フォントだけを選択対象にできます。

Ricty導入

HomebrewでRictyインストールできます。

$ brew tap sanemat/font
$ brew install ricty

Rictyの依存パッケージも合わせてインストールされます。

インストール完了後、macOSのフォントで利用できるように以下を実施します。

$ cp -f /PATH/TO/RICTY/fonts/Ricty*.ttf ~/Library/Fonts/

このcpコマンドは少々時間かかります。完了後、以下fc-cache実施。

$ fc-cache -vf

【参考】 sanemat/homebrew-font: Install fonts

Ricty導入後

IntelliJ IDEAのフォントをRictyに変更します。半角ローマ字と全角ひらがながちゃんと揃っていることが確認できます↓

IntelliJ IDEA Ricty導入

先ほど編集したMarkdownのテーブル記載箇所を見てみます。特に2行目のズレが顕著に見えますね。↓

Markdownテーブル記載 Ricty導入編集前

インデントを微調整してみます。↓

Markdownテーブル記載 Ricty導入編集後

ぴったり。

参考情報

さいごに

Rictyはフォントの見た目も良い感じなので、Javaプログラミング等でも使っていこうと思います。他にも良いフォントがあれば是非教えていただきたいです!

それでは。

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