
「ご機嫌いかが?」から始める 1 on 1
とーかみです。
私が(メンターのような立ち位置で)実施している 1 on 1 は「ご機嫌いかが?」と問いかけることからスタートしています。
その目的と効果について書き出してみました。
やっていること
1 on 1 の冒頭で「ご機嫌」を 10 段階で回答してもらっています。
回答は参考値なので厳密である必要はありません。なんとなくで OK です。
回答が変化していれば前回から何かしらの変化があったということなのでそこから会話を始めます。
回答が変化していないとしても、まったく同じ状況ということもあまりないと思いますし、同じようなことをしているのも一つの状況の状態と捉えて会話につなげています。
目的
目的は、相手の体調や気分の変化を "なんとなく" 知ることです。
「ニコニコカレンダー」に近いです。
Wikipedia - ニコニコカレンダー
効果
業務に関わらず、相手が置かれている状況(相手から見えている状況)を知ることができます。
1 on 1 で話したいことがあればそれを話せばいいですし、ネタがなさそうであればご機嫌をもとに会話することもできます。
また、項目を限定していないので、「何が相手のご機嫌に影響を与えるか」という好みも知ることができます。
「これはどう?」と聞いてみるのもいいと思います。
ポイント
ポイントは「ご機嫌」だけ聞くことと、直接的な因果関係を求めないことです。
「ご機嫌」だけを聞くのは、項目を分けるとやっていくうちに増やしたくなったり、その項目だけにフォーカスしてしまって、拾えない部分が出てきてしまうためです。(私の好みもありますが)
また、人それぞれ持っているご機嫌に対する重み(影響度合い)が無視されるのを防ぐためでもあります。
そして、直接的な因果関係は求めません。
あくまで「なんとなくの変化」をもとに、捉えている状況について話してもらうためのきっかけづくりが目的であって原因究明がしたいわけではないためです。
「筋が通った詳しい話をしなければならない場」になると 1 on 1 が息苦しい場になってしまいます。
まとめ
私が実践している「ご機嫌いかが?」から始める 1 on 1 を紹介しました。
「やってはいるけど毎回ネタに困る」という方は試しにやってみてはいかがでしょうか?