2年5ヵ月かけてAWS認定資格を12個取得した話

2022.12.13

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先日 (12/8) AWS Certified SAP on AWS - Specialtyに合格して2023 AWS ALL Certifications Engineersの要件を達成したのでブログに残しておきます。

各試験のスコアとか

AWSの資格は受験する人の経験によって難しさの感じ方が変わってくると思います。(特にSpecialtyなど)
例えば私は普段から機械学習に触れていないためAWS Certified Machine Learning - Specialtyにはかなり苦戦しました。

試験名 合格日 スコア 試験準備期間 個人的難易度(7段階)
AWS Certified Cloud Practitioner 2020-08-10 854 1ヵ月 1
AWS Certified Solutions Architect – Associate 2020-12-19 747 1ヵ月 3
AWS Certified SysOps Administrator – Associate 2021-05-23 886 1ヵ月 2
AWS Certified Developer – Associate 2021-07-17 916 1ヵ月 2
AWS Certified Solutions Architect – Professional 2021-12-18 828 1ヵ月半 7
AWS Certified DevOps Engineer – Professional 2022-02-05 910 1ヵ月半 6
AWS Certified Security – Specialty 2022-04-02 847 1ヵ月 4
AWS Certified Advanced Networking – Specialty 2022-04-23 876 3週間 4
AWS Certified Database – Specialty 2022-07-15 832 1ヵ月 4
AWS Certified Data Analytics – Specialty 2022-09-08 819 1ヵ月半 5
AWS Certified Machine Learning – Specialty 2022-11-04 792 2ヵ月 6
AWS Certified SAP on AWS – Specialty 2022-12-08 766 1ヵ月 6

スコア一覧を出してみると自分の触れてこなかった分野が丸わかりですね。(最後の3つが特に専門外って感じがします)

各試験の感想と学習に使用したコンテンツなど

AWS Certified Cloud Practitioner

感想

初めて受けたAWS認定資格です。
AWSを触ったことが無い方でも少し勉強すれば合格できるくらい簡単な内容でした。
AWSよくわからないけどやってみたいって感じの方はこの資格から受験するのが良いと思います。

学習に使用したコンテンツ

基本的な知識のインプットは以下の書籍とSkill Builderを利用していました。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) 日本語実写版

AWS Certified Solutions Architect – Associate

感想

Cloud Practitionerが簡単だったからとあまり準備せずに受けに行ったら747点という低スコアになってしまった試験です。
この時点での私のAWS利用歴は業務で使用したことは無く、個人でEC2、RDSを起動したことがある程度でした。
個人的に感じた難易度を3にしているのは必要とされる知識の幅が広いといったところになります。

学習に使用したコンテンツ

以下の書籍を読んだ段階で合格するのは難しいのではと思いUdemyにあった対策講座を購入して受講しました。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

試験が終わった後に思いましたが、試験ガイドに記載されているAWSサービスのAWS サービス別資料も読んでおくべきでした。

AWS Certified SysOps Administrator – Associate

感想

AWSを業務で利用するようになって4ヵ月くらい経った段階で受けた試験です。
この時点ではマネジメントコンソールからの操作はできていたのですが、AWS CLIでの操作は殆どやったことが無い状態でした。
こちらの試験で求められているモニタリング、コストみたいなところは業務でやっていたのもあって学習中も理解しやすくスラスラ進められた記憶があります。
AWSでホストされたサービスの運用などをやったことがある方には簡単に感じる試験だと思います。

学習に使用したコンテンツ

Solutions Architect – Associateの時の反省を活かしてAmazonで購入した書籍以外にも試験ガイドに記載されているサービスの公式ドキュメントは一通り確認しました。
書籍は以下のものを利用しました。
AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター

AWS Certified Developer – Associate

感想

この試験を受けた時期は業務でCodePipelineを使用してCI/CDを導入、Lambdaでスクリプトを動かしていたりと試験と被ることをやっていたのもあってスコアが一番高くなったのではと思います。
また、試験ガイドを見るとSolutions Architect – Associate、SysOps Administrator – Associateと被るサービスもあるので、この二つを受けてから学習すると効率が良いかもしれません。

学習に使用したコンテンツ

SysOps Administrator – Associateと同じ書籍とUdemyの問題集を一周しました。
AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター
AWS 認定デベロッパー アソシエイト模擬試験問題集

AWS Certified Solutions Architect – Professional

感想

Developer – Associateの試験から半年ほど期間を開けて受けた試験になります。(この時期はかなりモチベーションが下がっていたこともあり半年期間が空いていました。)
試験内容的にはSolutions Architect – Associateをより広く深くといった感じの試験でした。
問題数も多く一問も重たいので試験が終わってテストセンターを出るころには体力を使い果たしてフラフラしてました。

学習に使用したコンテンツ

今回も書籍とUdemyを利用しています。
試験ガイドに記載されているAWSサービスの公式ドキュメント+AWS サービス別資料も読みましたが、試験範囲のサービス量がとても多いためかなり時間がかかります。
なので普段触れないサービスだけでも読むと良いと思います。
AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集

AWS Certified DevOps Engineer – Professional

感想

同じプロフェッショナルレベルでもSolutions Architect – Professionalに比べたら簡単だった印象です。
ただ、試験時間も問題数も同じなのでテストセンターから出てくるときには体力を使い果たしていました。
試験ガイドに記載されている試験対象のサービスは触ったことがあるものが多かったので学習コストは低めでした。

学習に使用したコンテンツ

私が試験を受けた時点では日本語の対策書籍は無かったのでUdemyの英語の問題集と試験ガイドに記載されているサービスの公式ドキュメントは読みました。
Practice Exam | AWS Certified DevOps Engineer Professional
上記以外にも公式の模擬試験を受けています。(模擬試験が無料になったことを以下のブログで知ったので試験前日に受けました。)

AWS Certified Security – Specialty

感想

この試験を受けた時期ではまだ12冠を目指すみたいなことは考えていませんでした。
丁度業務でIAM周り、アカウント周りのセキュリティを気にしだした時期だったので試験勉強を通して業務で使える知識が増えたなといった印象です。

学習に使用したコンテンツ

Amazonで購入できる書籍とAWS サービス別資料のセキュリティ関連のサービスは全て資料を読んでいました。
要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』

AWS Certified Advanced Networking – Specialty

感想

Twitterで近いうちに新しいバージョンになるという情報を見たのでSecurity – Specialtyから駆け足で受けた試験になります。
友人などから聞いた話ではAWS認定資格の中でトップに入るくらい難しいと聞いていましたが、そこまで難しいとは感じませんでした。
元々AWSエンジニアになる前にオンプレネットワークを触っていたこともあって、AWSサービスの理解がしやすかったのが短期間で取得できた理由なのかなと思います。

学習に使用したコンテンツ

Amazonで購入できる書籍とAWS サービス別資料のネットワーク関連のサービスは全て資料を読んでいました。
要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識』

AWS Certified Database – Specialty

感想

DB周りのサービスはRDSを業務で利用していて、それ以外のサービスはチュートリアルレベルでしか触ったことが無いところから学習を開始した資格です。
どういったユースケースでそのDBサービスを利用するのかを理解するのに時間がかかった印象です。

学習に使用したコンテンツ

今回はAmazonで購入できる書籍とAWS サービス別資料+各DBサービスの公式ドキュメント+Skill BuilderにあるExam Readinessを利用しました。

要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』
Exam Readiness: AWS Certified Database - Specialty

AWS Certified Data Analytics – Specialty

感想

データ分析系のサービスは業務でAthenaを利用したELB、WAFのログ解析くらいで、それ以外のサービスは名前と概要を知っているレベルの知識から学習を始めた資格です。
Kinesis周りのサービスがややこしく理解するのに時間がかかりました。

学習に使用したコンテンツ

以下の書籍は資格の対策本ではないのですがAWSでのデータ分析に関する書籍なので試験に役立つ知識は得られます。
試験の概要的な部分を理解するのに今回もExam Readinessを利用しています。
AWSではじめるデータレイク: クラウドによる統合型データリポジトリ構築入門
Exam Readiness: AWS Certified Data Analytics - Specialty

AWS Certified Machine Learning – Specialty

感想

機械学習のサービスは一切利用したことが無く、名前と概要をなんとなく知っているレベルから学習を始めた資格になります。
そもそも機械学習って何だろうみたいなところから理解する必要があったので学習期間はかなり長めに取りました。
機械学習に触れたことの無い方だと辛い試験になると思います。(実際辛かったです...)

学習に使用したコンテンツ

機械学習の基礎知識を得るためにG検定の対策書籍を利用しました。
試験対策的な部分だとExam Readinessと公式模擬試験、AWS サービス別資料の機械学習周りの資料は全て読みました。
G検定 ~最短合格指南書~

AWS Certified SAP on AWS – Specialty

感想

SAPは名前は聞いたことがあるが利用したことも無ければ概要も知らないレベルから学習を始めた資格になります。
資格が追加されてから約半年くらいしか経っていないものなので学習コンテンツを探すのに苦労しました。

学習に使用したコンテンツ

基本的には公式ドキュメントとSkill Builderのコンテンツを利用していました。
上記のコンテンツ以外には実際に試験を受けた方のブログを参照させていただきました。
SAP HANA Guides
General SAP Guides
SAP on AWS (Technical) (Japanese)
AWS Certified: SAP on AWS - Specialty Official Practice Question Set (PAS-C01 - Japanese)
AWS SAP on AWS Speciality 受験対策その7「受験報告とまとめ」

さいごに

12冠達成しましたが、全てのAWSサービスを理解している、使いこなせるというわけでは無いので今後も精進してまいります。