[お知らせ]Amazon Athena Engine Version 1が近い将来に非推奨になります

2021.04.18

データアナリティクス事業本部コンサルティングチームの石川です。Amazon Athena Engine Version 1が近い将来に非推奨になることのお知らせです。Athenaを頻繁にご利用の皆さんはすでにAthenaコンソールの上部にメッセージが表示されてお気づきかもしれません。本日は、Engine Version 2 移行について解説します。

Amazon Athena Engine Version 2 とは

Engine Version 2は、Presto 0.217をベースに新機能を追加したAthenaの最新のクエリエンジンです。代表的な新機能や機能改善は以下のとおりです。以下のブログにて、Amazon Athena Engine Version 2を紹介しています。

詳細は、Athena エンジンバージョンのリファレンスをご覧ください。

Athenaコンソールの上部にメッセージ

Athenaコンソールの上部に以下のメッセージが表示されているはずです。

Athena engine version 1の非推奨日は決まっていませんが、非推奨日は、AWS Personal Health Dashboardに90日前に通知されます。もし、非推奨日までにアップグレードされなかったWorkgroupsは、version 2に自動的にアップグレードされます。 つまり、Workgroupsの設定で明示的に version 1の利用を設定している場合を除き、AWS Personal Health Dashboardへの通知を見逃してしまうと、ある日突然version 2になっていたという可能性があります。Athenaのバージョン管理については、Athena エンジンバージョニングをご覧ください

「私の環境では、Workgroupsを使っていないので関係ない」と考えている方がいるかも知れませんが、デフォルトで「primary」というWorkgroupsの設定で動作していますので、現在version 2を利用していない全てのAthenaユーザーが対象となります。Workgroupsについては、以下のブログをご覧ください。

AthenaのWorkgroupsは、自動的にversion 2へアップグレードするので特に何もする必要はありませんが、本番環境でご利用の場合は、通知が来てからversion 2へのアップグレードを検討するのではなく、事前にversion 2へ移行することをおすすめします。

version 2は、新機能のサポートや機能改善、パフォーマンスの向上、バグ修正が殆どで、バージョンアップで得られるメリットが明らかですが、以前よりも構文チェックが厳格になりエラーになったり、一部関数が返す値が変わったものも一部ありますので、変更点につきましては、Athena エンジンバージョンのリファレンス重要な変更をご確認ください。また、手順については、エンジンバージョンアップグレード前のクエリのテストをご覧ください。

version 2への設定変更

上部の[Workgroups: xxx](xxxは現在設定しているWorkgroups)をクリックすると、登録済みのWorkgroupsの一覧が表示されます。リストの中から変更したいWorkgroupsを選択して、[View details]ボタンを押します。

更に、[Edit workgroups]ボタンを押します。

[Update query engine]の[Manually choose an engine version now.]を選択すると現れるAthena engine version 2 (recommended)をクリックして、画面下の[Save]ボタンを押します。

まとめ

「検証作業をしている暇がない」「そんな予算は確保していない」など、version 1が非推奨になるからといって90日以内にアップグレードできるお客様ばかりではないでしょう。その場合は、Workgourpsの設定を明示的にversion 1に設定してください。しかし、いずれにしてもversion 1を将来的にも利用し続けることは期待できません。

新しいversion 2よりも枯れているversion 1を使い続けたいというお考えもありますが、Athenaのversion 2はAthenaのversion 1のバグ修正を含みます。最新のPrestoのバージョンがPresto 0.250に対して、Athenaのversion 2でもPrestoのバージョンはPresto 0.217であり、十分に枯れたバージョンと言えます。Athenaのversion 2にアップグレードするリスクよりも余りあるメリットが期待できるので、積極的にバージョンアップをご検討いただければ幸いです。