[お知らせ]Amazon Athena Engine Version 1が2021年8月4日(予定)に廃止されます

2021.05.20

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データアナリティクス事業本部コンサルティングチームの石川です。先月、Amazon Athena Engine Version 1が近い将来に非推奨になることをお知らせしましたが、AWSより2021年8月4日(予定)にEngine Version 1が廃止となる通知がありました。Engine Version 2への移行が済みでない利用者にとってはインパクトが予想されるため、改めてお知らせさせていただきます。

現在のEngine Version 2の移行状況

Amazon AthenaのWorkgroupの設定で「Let Athena choose when to upgrade your workgroup」を選択している場合、 AWS 側でEngine Version 2への自動アップグレードを順次実施しております。今日現在(2021/05/20)では、Workgroupの設定で「Manually choose an engine version now」でEngine Version 1を指定している場合、自動アップグレードはしないことが可能であり、また、Engine Version 2へアップグレードされた後にEngine Version 1へ切り戻すことも可能です。

しかし、2021年8月4日にエンジンバージョン1が廃止される予定が発表されており、現在Engine Version 1を利用している場合でも、Engine Version 2への自動アップグレードが行われます。

現在の状態を確認する方法

Athenaコンソールの上にあるWorkgroup:xxxxxというメニューをクリックすると、Workgroupの一覧を確認できます。

2021/04/18時点の一覧では、全てAthena Engine Version 1でした。

2021/05/20現在の一覧では、全てAthena Engine Version 2に自動アップグレードされています。

Personal Health Dashboard

アップデートなどは、Personal Health Dashboard(以降、PHDと略す)によって通知されます。自動アップグレードは、Athenaコンソールで予告されていますが、PHDには通知がなく、アップグレード後に通知がされます。

その後2021/05/10、AWSよりPHDに東京リージョン(ap-northeast-1)は2021年8月4日にEngine Version 1が廃止される通知がありました。恐らくAthenaをご利用の環境では、同じ通知が届いているはずです。なお、Engine Version 2の廃止予定日は、リージョンごとに日付が若干異なる点に注意ください。

以下、PHDの引用です。

AP-NORTHEAST-1 リージョンにおいて、Athena エンジンバージョン 1 は 2021 年 8 月 4 日に廃止予定です。この日付以降、Athena エンジンバージョン 1 を使用するワークグループは Athena エンジンバージョン 2 を使用するようにアップグレードされます。エンジンバージョン 2 での改善点や変更点の詳細については「Athena エンジンのバージョンリファレンス [1] 」をご参照ください。アップグレードの方法については「Athena エンジンのバージョンの変更 [2]」をご参照ください。 ご不明な点がございましたら AWS サポートにお問い合わせください [3] 。

[1] https://docs.aws.amazon.com/athena/latest/ug/engine-versions-reference.html

[2] https://docs.aws.amazon.com/athena/latest/ug/engine-versions-changing.html

[3] https://aws.amazon.com/support

2021年8月4日(予定)までに早めの動作確認を!

残すところ3ヶ月を切っておりますので、現在のワークロードやクエリがEngine Version 2で動作することをご確認ください。Engine Version 2の改善点や移行について以下のブログにてご紹介しております。

詳細については、上記のPHDのリンクをお読みください。

まとめ

Athenaのversion 2はversion 1のバグ修正を含みます。最新のPrestoのバージョンがPresto 0.250に対して、Athenaのversion 2でもPrestoのバージョンはPresto 0.217であり、十分に枯れたバージョンと言えます。Athenaのversion 2にアップグレードするリスクよりも余りあるメリットが期待できます。Athena Federated QueryやAthena UDFなどの最新機能を利用するには、Engine Version 2が前提となります。

どうか、2021年8月4日(予定)までに早めの動作確認をおすすめ致します。

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