社内の問い合わせ向けにNotebookLMで回答AIを追加してみた

社内の問い合わせ向けにNotebookLMで回答AIを追加してみた

CMP及びメンバーズサービスについて、社内で発生する問い合わせ向けとしてNotebookLMによる回答AIを設置してみました。課題はソースの更新辺りでしょう。
Clock Icon2025.03.18

クラスメソッドメンバーズ及びメンバーズポータルに関する質問は、社内からも絶えることはありません。基本は仕様を確認或いは保守担当施策メンバーに現状を確認してからの返答となりますが、ドキュメントにそのものが記載されていることも度々あります。

弊社内でNotebook LM Plusが利用可能となったため、ドキュメントの検索に掛かる手間を省く目的にてメンバーズサービス仕様書とPDF化したクラスメソッドメンバーズユーザーガイドがソースとなったNotebook LMを社内向けに立ててみました。

ソースの追加

ネックとなるのはソース数の上限でしょう。

スクリーンショット 2025-03-18 11.52.11

外部向け公開されている単一PDFはそのものを取り込みます。問題はPDF化されていないドキュメントです。

Notion等のMarkdownでエクスポートできるSaaSは全エクスポート後にPDF化、そして結合する手もあります。

npx md-to-pdf *.md
pdfunite *.pdf .... unite.pdf

pdfuniteの引数指定ファイル数が多い場合は、*を入力した後でTabキーにて全ファイル展開します。

docusaurusの場合はdocs-to-pdfにて1PDFにします。

npx docs-to-pdf docusaurus --initialDocURLs="https://example.com/docs/" --contentSelector="docMainContainer_TBSr" ----paginationSelector="pagination-nav__link.pagination-nav__link--next"

NotebookLMへアクセスした時のナビゲーション

NotebookLMはアナウンスを設定可能ですが、URLを入力してもリンクは機能しません。注意文を入れたい場合は直接記載しておきましょう。

スクリーンショット 2025-03-18 12.31.58

スクリーンショット 2025-03-18 12.31.30

NotebookLMの共有

初期状態でclassmethod.jp内へ共有されるといった記述が見当たりません。今回のNotebookLMの共有候補は約350名です。流石に個々への共有は手間なので、グループのメールアドレスにて共有を試みました。

なお、共有した場合の通知は来ないようです。アクセスできることを確認したい場合はグループのメンバーにアクセス依頼をするとよいでしょう。

誘導

Notionには埋め込み不可能です。URLにて誘導しましょう。

スクリーンショット 2025-03-18 12.50.56

Slackではメニューバーの関連ページに追加する手もありますが、難点として目につきにくくなります。今回はワークフローの「あなただけに見えるメッセージ」を活用しました。

スクリーンショット 2025-03-18 12.40.56

スクリーンショット 2025-03-18 12.46.28

目立つ機能を使うことでより導線から使われやすくなります。

スクリーンショット 2025-03-18 12.42.17

あとがき

追加コストが不要になるのは有り難いところです。ソース用ファイルは自動差し替えできないため、定期的な手動メンテナンスのスケジュールを組んでおくとよいでしょう。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.