
社内の問い合わせ向けにNotebookLMで回答AIを追加してみた
クラスメソッドメンバーズ及びメンバーズポータルに関する質問は、社内からも絶えることはありません。基本は仕様を確認或いは保守担当施策メンバーに現状を確認してからの返答となりますが、ドキュメントにそのものが記載されていることも度々あります。
弊社内でNotebook LM Plusが利用可能となったため、ドキュメントの検索に掛かる手間を省く目的にてメンバーズサービス仕様書とPDF化したクラスメソッドメンバーズユーザーガイドがソースとなったNotebook LMを社内向けに立ててみました。
ソースの追加
ネックとなるのはソース数の上限でしょう。
外部向け公開されている単一PDFはそのものを取り込みます。問題はPDF化されていないドキュメントです。
Notion等のMarkdownでエクスポートできるSaaSは全エクスポート後にPDF化、そして結合する手もあります。
npx md-to-pdf *.md
pdfunite *.pdf .... unite.pdf
pdfuniteの引数指定ファイル数が多い場合は、*
を入力した後でTabキーにて全ファイル展開します。
docusaurusの場合はdocs-to-pdfにて1PDFにします。
npx docs-to-pdf docusaurus --initialDocURLs="https://example.com/docs/" --contentSelector="docMainContainer_TBSr" ----paginationSelector="pagination-nav__link.pagination-nav__link--next"
NotebookLMへアクセスした時のナビゲーション
NotebookLMはアナウンスを設定可能ですが、URLを入力してもリンクは機能しません。注意文を入れたい場合は直接記載しておきましょう。
NotebookLMの共有
初期状態でclassmethod.jp内へ共有されるといった記述が見当たりません。今回のNotebookLMの共有候補は約350名です。流石に個々への共有は手間なので、グループのメールアドレスにて共有を試みました。
なお、共有した場合の通知は来ないようです。アクセスできることを確認したい場合はグループのメンバーにアクセス依頼をするとよいでしょう。
誘導
Notionには埋め込み不可能です。URLにて誘導しましょう。
Slackではメニューバーの関連ページに追加する手もありますが、難点として目につきにくくなります。今回はワークフローの「あなただけに見えるメッセージ」を活用しました。
目立つ機能を使うことでより導線から使われやすくなります。
あとがき
追加コストが不要になるのは有り難いところです。ソース用ファイルは自動差し替えできないため、定期的な手動メンテナンスのスケジュールを組んでおくとよいでしょう。