Cloud One File Storage Securityのサポート終了(2026年12月)に向けたまとめ
こんにちは、シマです。
今回は、2026年12月31日にサポートが終了するTrend Cloud One File Storage Security(以降C1FSS)について、移行先の選択肢と過去に書いた関連記事を整理しました。
C1FSSサポート終了の概要
トレンドマイクロは、Cloud One をはじめとして、一部のSaaS製品をTrend Vision Oneプラットフォームへ集約する方針を発表しています。
C1FSSはこの対象サービスのひとつで、2026年12月31日にサポート終了のスケジュールになっているため、それまでに移行を完了する必要があります。
移行やその調査でCloud Oneコンソールにログインした際、もし、万が一、C1FSSが非表示になっていた場合は、お手数ですがトレンドマイクロ社サポートへお問い合わせください。
移行先の選択肢
C1FSSの移行先としては、大きく2つの選択肢がありますが、どちらにせよCloud One Workload Securityのときのような設定をまるっと移行する仕組みではなく、設計内容から新規構築するイメージになります。
Trend Vision One File Security Storage(V1FSS)への移行
C1FSSの後継サービスとして、トレンドマイクロが提供するTrend Vision One File Security Storage(以降V1FSS)があります。V1FSSはC1FSSと同様にS3バケットにアップロードされたファイルをスキャンするサービスで、CloudFormationスタックのデプロイやVision Oneコンソールからのスキャン対象バケット設定が必要になります。
具体的な移行手順は、過去の記事で詳しく解説しています。
Amazon GuardDuty Malware Protection for S3への移行
AWSのサービスであるAmazon GuardDuty Malware Protection for S3(以降GuardDuty S3)への移行も選択肢のひとつです。特に、小規模環境ではコスト面で有利になるケースがあります。
GuardDuty S3への移行では、C1FSSにあった隔離機能を自前で実装する必要があります。EventBridgeとLambdaを組み合わせて、マルウェア検出時に対象ファイルを隔離バケットへ自動的に移動する仕組みを構築します。
移行手順と実装例については、過去の記事を参照してください。
コスト比較
移行先を選定するにあたって、コストも重要な判断材料になります。V1FSS、C1FSS、GuardDuty S3の3サービスについて、従量課金の料金を比較した記事を過去に書いています。
ざっくりとした傾向としては、小〜中規模(スキャン数が少ない環境)ではGuardDuty S3が、大規模(スキャン数が多い環境)ではV1FSSがコスト面で有利です。
ただし、コストだけでなく運用面や機能面も含めて総合的に判断することをお勧めします。V1FSSはトレンドマイクロのマネージドサービスとして提供されるため運用負荷が低い一方、GuardDuty S3はAWSネイティブのサービスであるため他のAWSサービスとの統合がスムーズですが、スキャン後の処置を実装する必要があるため、その運用管理が必要です。
まとめ
C1FSSのサポート終了(2026年12月31日)まで残り約10ヶ月となりました。移行先としては、V1FSSとGuardDuty S3の2つの選択肢があります。環境の規模やコスト、運用方針に合わせて適切な移行先を選択してください。
本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。






