
Claude Code v2.1.153 の主要アップデート
クラウド事業本部の石川です。Claude Code の v2.1.153(2026-05-27 公開)がリリースされました。バックグラウンドセッションや claude agents(バックグラウンドエージェント)周りの安定化が中心で、MCP・認証まわりのセキュリティ修正や、/model の挙動変更を含むアップデートです。
アップデートサマリー
v2.1.153 では CHANGELOG 上で 36 件の変更が記載されています。新機能は少なめで、バックグラウンドセッションや claude agents(バックグラウンドエージェント)周辺の不具合修正が大半を占めます。あわせて MCP サーバーや API ゲートウェイの認証まわりのセキュリティ修正、/model のデフォルト保存に関する挙動変更が含まれます。
注目のアップデート
- 新機能
github/gitのプラグインマーケットプレイスソースにskipLfsオプションが追加され、Git LFS のダウンロードをスキップできるようになりました。- ステータスラインコマンドに
COLUMNS・LINES環境変数が渡され、ターミナル幅に合わせた出力調整が可能になりました。
- 不具合解消
- 保存済みセッションが多数あるマシンで、セッション再開時にメモリ使用量が数 GB に達する問題が修正されました。
subagent_type: 'claude'のAgentツールが一時ワークツリーで動作し、gitignore 対象パスへの出力が黙って破棄される問題が修正されました。
- セキュリティ
- カスタム API ゲートウェイに、ユーザーの Anthropic OAuth 認証情報が誤って送られるリグレッションが修正されました。
- サブエージェントの frontmatter で定義した MCP サーバーが、
--strict-mcp-configやエンタープライズの管理ポリシーを無視していた問題が修正されました。
アップデート内容
新機能
github/gitのプラグインマーケットプレイスソースにskipLfsオプションが追加されました。clone・update 時に Git LFS のダウンロードをスキップできます。- ステータスラインコマンドに
COLUMNSとLINESの環境変数が渡されるようになりました。スクリプト側でターミナル幅に合わせて出力サイズを調整できます。
改善
- npm のグローバルインストールが自動更新できない場合に、一度だけ通知が表示されるようになりました。
/doctorに修正方法が一覧表示されます。 claude agentsのディスパッチ入力のオートコンプリートが、プロジェクトのスキルに加えて、ネイティブのスラッシュコマンドとバンドルスキルも候補に表示するようになりました。claude agentsの PR 列が、単一の PR ではPR #N、複数の場合はN PRsと表示されるようになりました。claude doctorが、直近の更新試行の結果を表示するようになりました。- MCP サーバーとコネクターで別々に表示されていた「認証が必要」の起動時通知が、1 つのメッセージに統合されました。
- macOS で、バックグラウンドエージェントが「プライバシーとセキュリティ」に「Claude Code」として表示されるようになり、アップグレード後も付与済みの権限を保持するようになりました。
セキュリティ
- カスタム API ゲートウェイが、ゲートウェイ自身のトークンではなく、ユーザーの Anthropic OAuth 認証情報を受け取ってしまうリグレッションを修正しました。
- サブエージェント(Agent ツール)の frontmatter で定義した MCP サーバーが、
--strict-mcp-config・--bare・リモートモード・エンタープライズの管理 MCP 設定・managed-settings の MCP サーバー許可/拒否ポリシーを無視していた問題を修正しました。エンタープライズ環境で管理ポリシーを利用している場合に影響します。 --strict-mcp-configが、明示的に渡したエージェント定義(--agents/ SDK のagents)からインラインのmcpServersを削除しないようになりました。あわせて、ブロックされたサブエージェントの MCP サーバーは警告として表示されるようになりました。
修正
- ステートフル MCP サーバーの再接続ループを修正: オプションの GET SSE ストリームを持たないステートフルな MCP サーバーが、
tools/listで再接続ループに陥る問題(v2.1.147 のリグレッション)を修正しました。 - セッション再開時の過剰なメモリ使用を修正: 保存済みセッションが多数あるマシンで、トランスクリプトファイルのパスを指定して再開する際に、メモリ使用量が数 GB に達する問題を修正しました。
- サブエージェントの出力が破棄される問題を修正:
subagent_type: 'claude'のAgentツールが、文書化されていない一時ワークツリー内で実行され、gitignore されたパスへの出力が黙って破棄される問題を修正しました。サブエージェントに gitignore 対象パスへのファイル生成をさせている場合は影響を受けていた可能性があるため、確認をおすすめします。 claude updateのリリースチャネル無視を修正: npm インストールでclaude updateが、設定したリリースチャネルのバージョンではなく最新版をインストールしてしまう問題を修正しました。- Windows PowerShell インストーラーの誤った成功表示を修正: 実際にはインストールに失敗しているのに「Installation complete!」と表示する問題を修正しました。
- stream-json モードでの終了ハングを修正: stdin が EOF なしに閉じられた際に CLI が終了に失敗してハングし、古いセッションマーカーが残る問題を修正しました。
- 応答中の
/bgで応答が失われる問題を修正: Claude が応答している最中に/bgを実行すると、応答が破棄されずにバックグラウンドセッションで継続されるようになりました。 - Windows 更新失敗時のロールバックを改善: Windows の更新が失敗した場合に、元の実行ファイルをコピーで復元し、回復方法を案内するようになりました。
- Windows での VS Code 終了時のプロセス残留を修正: VS Code を閉じた際に Claude Code のプロセスがクリーンに終了せず、誤った「unclean exit」報告や MCP サーバーの取り残しが発生する問題を修正しました。
- このほか、
file://リンクのクリック、claude --helpの折り返し、MCP ツールの進捗表示、/btw・/copy・/renameなどのバックグラウンドセッション操作、Windows の IME 候補ウィンドウの位置、ターミナルの再描画・背景色など、多数の細かな不具合が修正されています。
破壊的変更・挙動変更
/model の挙動が変わりました。デフォルトのキーバインドのまま利用している場合は自動的に新しい挙動になりますが、キーバインドをカスタマイズしている場合は手動での対応が必要です。
/modelでの選択が、新しいセッションのデフォルトとして保存されるようになりました(IDE の挙動に合わせたものです)。現在のセッションだけモデルを切り替えたい場合は、ピッカーでsを押します。- これに伴い、
modelPicker:setAsDefaultのキーバインドをカスタマイズしている場合は、keybindings.jsonでmodelPicker:thisSessionOnlyにリネームする必要があります(dアクションがsに置き換えられました)。
最後に
v2.1.153 は、バックグラウンドセッションや claude agents 周りの安定化と、MCP・認証まわりのセキュリティ修正が中心のリリースです。特にエンタープライズ環境で管理 MCP ポリシーを利用している場合は、サブエージェント経由の MCP サーバーの挙動修正が重要です。認証情報の取り扱いに関する修正も含まれるため、カスタム API ゲートウェイやサブエージェントの MCP を利用している構成では、早めの更新をおすすめします。また、/model の挙動が変わったため、キーバインドをカスタマイズしている方は対応をご確認ください。
最近のアップデート
参考文献








