Cloud One Workload Securityのサポート終了に備えてVision One Endpoint Securityへ移行しよう(PAYG対応)

Cloud One Workload Securityのサポート終了に備えてVision One Endpoint Securityへ移行しよう(PAYG対応)

2026.06.30

こんにちは、シマです。

先日、Trend Cloud One File Storage Security(以降C1FSS)のサポート終了が近づいてきたため、移行を検討しましょうという記事を書きました。

https://dev.classmethod.jp/articles/202605-c1fss-eol-payg-migration-01/

今回はその続編として、Trend Cloud One Workload Security(以降C1WS)の移行について取り上げます。皆さんはEC2やオンプレミスのサーバーをC1WSで保護していませんか。C1WSもサポート終了が決まっているため、いずれは移行が必要になります。早めに移行の計画を立てておくと安心です。

C1WSはサポート終了までまだ時間に余裕があります。慌てて移行する必要はありませんが、期限が近づいてからまとめて対応すると負担が大きくなるため、今のうちに見通しを立てておくのがおすすめです。

Cloud One Workload Securityのサポート終了について

トレンドマイクロは、Cloud Oneをはじめとする一部のSaaS製品を、TrendAI Vision Oneプラットフォームへ集約する方針を発表しています。C1WSもその対象であり、次のスケジュールでサポート終了が予定されています。

  • C1WSのサポート終了日: 2027年12月31日

https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/announce/announces-20250828-01.html

C1FSSのサポート終了が2026年12月31日だったのに対し、C1WSは2027年12月31日と1年ほど余裕があります。とはいえ、サポート終了後は製品を継続して利用できなくなるため、それまでに移行を完了させておく必要があります。

移行先はVision One Endpoint Security

C1WSの移行先は、TrendAI Vision One Endpoint Security (Server & Workload Protection)(以降V1ES(SWP))です。

V1ES(SWP)はC1WSと同じくサーバーやワークロードの保護を担う製品で、不正プログラム対策、IPS(侵入防止)、変更監視、セキュリティログ監視といったC1WSでおなじみの機能を引き継いでいます。加えて、Vision Oneプラットフォーム上でトレンドマイクロの他のセキュリティ製品と統合管理できる点が大きな違いです。

Vision Oneに集約すると、エンドポイントやサーバー、メール、クラウドといった複数のレイヤーの情報を一元的に扱えます。サイバーリスクの可視化機能(CREM)など、Cloud One単体では提供されていなかった機能も利用できるようになります。ただし、これらの機能は別途ライセンスや構築が必要になるため、V1ES(SWP)への移行とは切り離して検討するのがよいでしょう。

移行の進め方

C1WSからV1ES(SWP)へは、設定を引き継げる移行機能が用意されています。大まかには次の流れで進めます。

  • Vision One環境を準備する(AWS Marketplaceからの契約、アカウント作成、リージョン設定)
  • C1WSのインスタンスをVision Oneに接続する(認証トークンを使って登録)
  • 移行操作を実行してインスタンス設定を引き継ぐ
  • AWSアカウント連携をVision One側の方式へ更新する(CloudFormationスタックで再構築)
  • 課金をCreditsベースから従量課金へ切り替える

移行操作にはいくつか注意点があります。移行は一度始めると途中で止められず、後戻りもできません。トレンドマイクロは業務時間外での実施を推奨しているため、業務への影響が少ない時間帯を選んで対応するのが安心です。また、移行後はユーザー権限やアラート通知の設定を再確認し、不要になった旧IAMロールや旧サブスクリプションも合わせて整理しておきましょう。

具体的な手順は、過去に書いた次の記事で詳しく解説しています。実際に移行する際はこちらを参照してください。

https://dev.classmethod.jp/articles/202511-c1ws-to-v1es-migration-01/

Vision OneのPAYG版でライセンス管理がシンプルに

これまでVision Oneを利用するにはCredits版のみで、年間契約が必要でした。年次ライセンス更新が必要で、C1WSと比べて管理の手間がかかることが移行をためらう要因のひとつでした。

2026年4月から、AWS MarketplaceでVision OneのPAYG(従量課金)版が提供されています。年次ライセンス更新が不要になり、C1WSに近い感覚でシンプルに利用できます。

まとめ

C1WSのサポート終了とV1ES(SWP)への移行について整理しました。

期限まで余裕があるうちに、対象サーバーの棚卸しや移行スケジュールの検討を進めておくと、いざというときに慌てずに済みます。

本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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