
Claude Code v2.1.176〜v2.1.177 の主要アップデート - 全てのユーザーに対するClaude Fable 5へのアクセスを一時停止
クラウド事業本部の石川です。Claude Code の v2.1.176 〜 v2.1.177(2026-06-12 〜 2026-06-13)のアップデートをまとめてご紹介します。
なお、米国政府の指令の結果、すべてのユーザーに対するClaude Fable 5へのアクセスを一時停止しています。
Claude Codeを起動すると、モデル選択で Claude Fable 5 を選択したとしても、Claude Opus 4.8 に切り替えられています。

アップデートサマリー
対象は 2 バージョン(v2.1.176・v2.1.177、2026-06-12 〜 2026-06-13)です。新機能や改善も含まれますが、内容の中心はバックグラウンドセッション・Remote Control・モデル制御まわりの安定化で、確認できた範囲では計 22 件のうち大半が不具合修正でした。
なお v2.1.177 は npm では公開されていますが、本記事執筆時点で公式 CHANGELOG に変更内容の記載がないため、確認できた v2.1.176 の内容を中心にまとめます。
注目のアップデート
- 新機能: フッター行に正規表現でマッチさせたリンクバッジを表示する
footerLinksRegexes設定が追加されました(v2.1.176) - 不具合解消: Web/モバイルから Remote Control で接続するとセッションのモデルが暗黙的に切り替わってしまう問題が修正されました(v2.1.176)
- セキュリティ:
availableModelsの許可リスト強制が修正され、環境変数経由でブロック対象モデルへ迂回できる経路がふさがれました(v2.1.176)
対象バージョンと期間
| バージョン | 公開日 |
|---|---|
| v2.1.176 | 2026-06-12 |
| v2.1.177 | 2026-06-13 |
新機能
footerLinksRegexes設定の追加: フッター行に、正規表現でマッチさせたリンクバッジを表示できるようになりました。ユーザー設定・管理設定(managed settings)のどちらからでも構成できます(v2.1.176)。
改善
- セッションタイトルの言語対応: セッションタイトルが、会話で使われている言語で生成されるようになりました。特定の言語に固定したい場合は
language設定を指定します(v2.1.176)。 - Bedrock の認証情報キャッシュ改善:
awsCredentialExportから取得した認証情報が、これまでの固定 1 時間ではなく、認証情報のExpirationまで保持されるようになりました。Amazon Bedrock 経由で利用している環境で、認証情報の更新頻度が実際の有効期限に沿うようになります(v2.1.176)。 - バックグラウンドセッションのガイダンス強化: 自動アップデートをまたいでウィンドウを開いたままにしていて返信を送信できない場合に、より明確なガイダンスが表示されるようになりました。あわせて
claude daemon statusが、バージョン差異(version skew)が生じたときの挙動を説明するようになりました(v2.1.176)。
セキュリティ・モデルガバナンス
availableModelsの許可リスト強制を修正: エイリアスモデルの選択がANTHROPIC_DEFAULT_*_MODEL環境変数経由でブロック対象モデルへリダイレクトされなくなりました。あわせて/fastも、許可リスト外のモデルへ切り替わってしまう場合はトグルを拒否するようになりました。availableModelsでモデルを制限している組織にとって、許可リストを迂回できる経路がふさがれる重要な修正です(v2.1.176)。
修正(主要なもの)
安定性・操作性に関わる修正を中心に抜粋します。
- auto モードの Fable 5 での失敗を修正: Opus 4.8 が有効でない組織で auto モードが Fable 5 上で失敗する問題を修正しました。分類器が利用可能な最良の Opus モデルにフォールバックします(v2.1.176)。
- フックの
if条件のパスマッチを修正: Read/Edit/Write ツールのパスに対するフックif条件を修正し、Edit(src/**)・Read(~/.ssh/**)・Read(.env)といったドキュメント記載のパターンが正しくマッチするようになりました(v2.1.176)。 - tmux 越しのコピー/貼り付けを修正: SSH 越しの tmux 内で
/copyやマウス選択コピーがシステムクリップボードに届かない問題、および 3.2 より前の tmux で貼り付けバッファが読み込まれない問題を修正しました(v2.1.176)。 - Remote Control のモデル暗黙切替を修正: Web/モバイルから Remote Control で接続するとセッションのモデルが暗黙的に切り替わってしまう問題を修正しました(v2.1.176)。
/cd・ワークツリー移動後の git ブランチ表示を修正:/cdやワークツリーの移動後もセッションが移動前のディレクトリの git ブランチを表示し続ける問題を修正しました(v2.1.176)。- バックグラウンドセッションの「Working」表示を修正: ターン途中の
/bgで続行すべき処理が残っていない場合に、バックグラウンド化したセッションが「Working」と表示され続ける問題を修正しました(v2.1.176)。 - アイドル時のクラウドセッション認証エラーを修正: クラウドセッションがクレーム前に長時間アイドル状態だと「Could not resolve authentication method」で失敗する問題を修正しました(v2.1.176)。
- このほか、Linux サンドボックスの起動、Remote Control の切断通知・アカウント切替時の切断、
claude agentsのウィンドウ操作・検索、Windows でのカーソル表示・デーモン起動、バックグラウンドセッションの再起動処理など、多数の細かな不具合が修正されています(v2.1.176)。
破壊的変更・非推奨
今回の対象範囲(v2.1.176・v2.1.177)に、破壊的変更・非推奨の項目はありません。
最後に
v2.1.176 は新機能・改善も含みつつ、バックグラウンドセッション・Remote Control・モデル制御まわりの安定化が中心のアップデートでした。特に availableModels の許可リスト強制の修正は、モデルを制限して運用している組織にとって押さえておきたいポイントです。v2.1.177 は公開済みですが、現時点で公式 CHANGELOG に変更内容の記載がないため、内容が公開され次第あらためて確認されることをおすすめします。気になる変更があればアップデートして確認してみてください。
参考文献








