
Claude Code v2.1.252〜v2.1.258 の主要アップデート - Fable 5.1 追加と macOS 12 起動不能の修正
クラウド事業統括本部の石川です。Claude Code の v2.1.252 〜 v2.1.258(2026-08-31 〜 2026-09-01)のアップデートをまとめてご紹介します。Claude Fable 5.1 が発表され、Claudeの全てのユーザーが利用可能です。権限・認証情報まわりの変更がまとまって入っており、auto モードやマネージド設定を使っている環境ほど影響が出やすいアップデートだと感じます。また、macOS 12(Monterey)ユーザーはv2.1.255の影響で起動不能になるため、v2.1.258にアップデートしたほうが良いでしょう。
前回のアップデート記事はこちらです。
アップデートサマリー
対象は 3 バージョン(v2.1.252、v2.1.257、v2.1.258)、変更点は 110 件です。内訳は、修正が 59 件と最も多く、以下セキュリティ 19 件、新機能 11 件、改善 11 件、破壊的変更 5 件、パフォーマンス 3 件、開発者体験 2 件と続きます。権限・認証情報まわりの変更が全体の 2 割弱を占めています。
また、2026 年 9 月 2 日(日本時間)に Anthropic の最新フロンティアモデルである Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 が公開され、Claude Fable 5.1 は Claude のすべてのサービスで利用できるようになりました。本日Fable 5.1がリリースされたのに伴い、全ユーザーの5時間および週間の制限をリセットしました。
注目のアップデート
Claude Fable 5.1 の追加(v2.1.257)
Claude Fable 5.1(claude-fable-5-1)が追加され、Fable の既定モデルになりました。1M コンテキストに対応し、価格は 100 万トークンあたり入力 10 ドル / 出力 50 ドル、キャッシュ読み取りは 100 万トークンあたり 0.25 ドルです。ただし Claude apps ゲートウェイのセッションでは、Fable 5.1 に未対応のゲートウェイが拒否するため、fable と best は当面 Fable 5 に解決され続けます(Fable 5.1 を使う場合は /model で選択します)。
モデル名を固定していない設定であれば、更新するだけで 1M コンテキストのモデルに移行できることになります。指定を変えずに恩恵を受けられる方が多いと感じます。
fable エイリアスが実際にどのモデルへ解決され、コンテキスト長がいくつになるのかを、v2.1.258 の環境で確認しました。1 ターンだけ応答させ、--output-format json のレスポンスに含まれる modelUsage を読み取っています。
% claude -p --model fable --max-turns 1 --output-format json "Reply with exactly: OK" | jq .modelUsage
{
"claude-fable-5-1": {
"inputTokens": 2,
"outputTokens": 4,
"cacheReadInputTokens": 14006,
"cacheCreationInputTokens": 20264,
"webSearchRequests": 0,
"costUSD": 0.4090015,
"contextWindow": 1000000,
"maxOutputTokens": 64000,
"thinkingTokens": 0,
"canonicalModel": "claude-fable-5-1",
"provider": "firstParty",
"costBasis": "list"
}
}
fable の指定が claude-fable-5-1 に解決され、contextWindow が 1000000 になっていることを確認できました。
fable エイリアスがそのまま 5.1 に解決されるため、モデル名を固定していない設定であれば、意識せず新しいモデルに移行できると感じます。一方で Claude apps ゲートウェイ経由のセッションでは当面 Fable 5 のまま解決される仕様なので、同じ fable 指定でも環境によって実際に動くモデルが変わる点は押さえておきたいところです。
公開当日でも Amazon Bedrock の Converse API から Claude Fable 5.1 を呼び出せるようです。詳しくは下記のブログで!
auto モードの既定が安全側に寄った(v2.1.257)
auto モードに Containment Escape ルールが追加され、クラウドのメタデータ認証情報の取得、egress 回避、クロステナントアクセスは、環境側が想定内と示さない限り自動承認されなくなりました。あわせて、作業ディレクトリ外のファイルを初めて読む前に一度だけ確認プロンプトが表示されるようになり、permissions.blockReadsOutsideWorkingDirectories でそうした読み取りを禁止する選択肢も追加されています。
auto モードを CI や自動実行で使っている方は、これまで黙って通っていた読み取りや通信で確認プロンプトが出る可能性があるため、初回実行時の挙動を一度見ておくとよいのではないでしょうか。
権限ルールのすり抜けを塞ぐ修正(v2.1.257)
権限チェックの抜けが複数修正されました。auto モードで複合コマンドやサブシェルの中に該当コマンドがある場合に permissions.ask ルールがスキップされ確認なしで実行される問題、Bash の Read() / Edit() 拒否ルールが < file リダイレクトや tac・egrep といった読み取り系コマンドに適用されない問題、zsh が bash と異なる解釈をする一部の [[ ]] 条件式が自動承認されてしまう問題が対象です。サンドボックスのネットワークホストを末尾ドット付き(example.com.)で書いた場合に deniedDomains がブロックしない問題や、allowManagedPermissionRulesOnly が有効な場合に --disallowedTools とセッションの拒否ルールが最初の設定リロード後に破棄される問題も修正されています。
拒否ルールを書いて安心していた環境ほど効く修正だと感じます。複合コマンドやリダイレクトを使った書き方でルールが素通りしていた可能性があるため、権限設定に依存した運用をしている場合は更新を優先したいところです。
認証情報の取り扱いの修正(v2.1.257)
認証情報の受け渡しに関する修正が複数入りました。カスタム Authorization ヘッダーが二重に指定された場合に Bedrock・Mantle・Vertex・WIF で設定済みの認証情報を上書きしてしまう問題、Claude apps ゲートウェイが Foundry・Vertex・Bedrock に不要なホスト側 Authorization ヘッダーやプロファイルヘッダーを送ってしまう問題、API キーモードで残存していた Anthropic API キーや認証トークンが Foundry のサブスクリプションキーと一緒に送信される問題が修正されています。また、MCP の接続および OAuth のデバッグ / エラーログで、サーバーの URL やリクエストヘッダーに含まれる認証情報がマスクされるようになりました。
Bedrock・Vertex・Foundry など複数のプロバイダーを併用している環境では、意図しない認証情報が送られていた可能性があるため、更新後に接続先と認証方式を確認しておくと安心だと感じます。
サブエージェントが応答の中断で停止しなくなった(v2.1.257)
PC のスリープ・接続断・サーバーエラーで応答がストリーミング途中で切れた際に、サブエージェントが不完全な応答のまま停止してしまう問題が修正され、自動的に継続するようになりました。
長時間のサブエージェント実行をノート PC で回している方には恩恵が大きいと感じます。スリープや回線断で途中終了していた作業が、そのまま続くようになります。
macOS 12(Monterey)での起動不能を修正(v2.1.258)
macOS 12(Monterey)で Claude Code が起動しない問題が修正されました。v2.1.255 で入り込んだリグレッションです。
macOS 12 を使い続けている方は v2.1.255 から v2.1.257 の間で起動できなくなっていた可能性があるため、まず更新を試すのがよいと感じます。
対象バージョンと期間
| バージョン | 公開日 |
|---|---|
| v2.1.252 | 2026-08-31 |
| v2.1.257 | 2026-09-01 |
| v2.1.258 | 2026-09-01 |
v2.1.253 〜 v2.1.256 は、npm registry・CHANGELOG のいずれにも存在しない欠番です。
新機能
- Claude Fable 5.1(
claude-fable-5-1)を追加(v2.1.257) - 「Time format」(
timeFormat)とtimeZone設定を追加。ターン終了時の時刻表示とトランスクリプト表示のタイムスタンプを 12 時間制・24 時間制・24 時間制 UTC・strftime パターンから選べます(v2.1.257) CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCEを追加。サブエージェント起動(spawn)時の指定やエージェント定義のモデル指定を無視して、CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL(または main モデル)をすべてのサブエージェントに適用します(v2.1.257)/effortにsを追加。/modelと同様に、現在のセッションだけ effort を変更できます(v2.1.257)- 強制終了されたセッションが残した古い sandbox mask ファイルについて、
/doctorが警告を出すようになりました(v2.1.257) /modelピッカーで検出されたエントリについて、ゲートウェイが提供するdescriptionをサポート(CLAUDE_CODE_ENABLE_GATEWAY_MODEL_DISCOVERY)。descriptionが無いエントリは従来どおり「From gateway」と表示されます(v2.1.257)/code-review --commentが GitLab のマージリクエストにglab mr noteで指摘を投稿できるようになりました(v2.1.257)- [VSCode] セッションリストパネルに折りたたみ可能な ACCOUNT & USAGE と SESSION MANAGER のセクションヘッダーを追加。アカウントのメールアドレス、使用量メーター、使用量ダイアログを開く View details リンクを表示します(v2.1.257)
- [VSCode] 入力欄のフッターに現在のモデルを表示してモデルピッカーを開くモデルピルを追加。Effort 行と「More models」ページも用意されています(v2.1.257)
- [VSCode] コマンドメニューに出力スタイルの選択(カスタムスタイルを含む)を追加(v2.1.257)
- [VSCode] セッションリストの Ungrouped セクションに折りたたみトグルを追加(v2.1.257)
改善・パフォーマンス
- 描画性能を改善しました。長い会話でのターンあたりの再描画処理が減り、応答が長くなってもストリーミングが遅くならず、バックグラウンドエージェントの更新で画面全体を再描画しなくなりました(v2.1.257)
- キーストロークごとの描画処理を減らし、プロンプト入力の応答性を改善しました(v2.1.257)
/forkが新しいバックグラウンドセッションで元の会話のプロンプトキャッシュを維持するよう改善しました。worktree のブリーフィングがシステムプロンプトの変更ではなくメッセージとして届くようになりました(v2.1.257)- policy helper の診断を改善しました。リフレッシュ失敗が
/statusに表示され、管理設定ダイアログを拒否した場合は Claude Code が終了した理由が表示され、ヘルパーのタイムアウトはタイムアウトとして報告されます(v2.1.257) - 別のダイアログの下で待機していた MCP の elicitation や権限確認も、表示中の確認と同じ遅延でデスクトップ通知を送るようになりました(v2.1.257)
claude self-hosted-runner --configure-gitが git の push negotiation も有効化するようになり、古いクローンから新しいブランチを初回 push する際にツリー全体ではなく新しいコミットだけをアップロードするようになりました(v2.1.257)- ゲートウェイの keep-alive によって応答が保留されている間、SDK ホストへ liveness をより正確に報告するよう改善しました。
CLAUDE_STREAM_IDLE_TIMEOUT_MSを引き上げた環境での長い待機が、ハングしたセッションと誤認されないようになりました(v2.1.257) claude --resume <session-id> --bgが、そのセッションを実行中のプロセスが無い場合に、黙ってコピーを開始するのではなく元の ID のまま継続するよう変更しました。コピーを作る場合はその旨が通知されます(v2.1.257)- 同時に届いた非同期フックの完了通知が、フックごとに 1 行ずつ出るのではなく、まとめて 1 行で表示されるようになりました(v2.1.257)
- 絵文字のオートコンプリートが GitHub / Slack のショートコードのエイリアス(
:satisfied:、:telephone:、:collision:など)も受け付けるようになりました(v2.1.257) --effortが、新しいモデルに設定された既定 effort の固定(ホールド)を、永続的にではなくそのセッションに限って解除するよう変更しました。Remote Control セッションでは claude.ai 側で選んだ effort がホールド中も適用されます(v2.1.257)- MDM や
managed-settings.jsonのpolicyHelperが起動時にキャッシュ済みのサーバー管理設定に上書きされて無効になっていた場合、次回起動時ではなく、フェッチが削除を報告した時点で実行(または終了)するよう変更しました(v2.1.257) - ゲートウェイのモデル検出(
CLAUDE_CODE_ENABLE_GATEWAY_MODEL_DISCOVERY=1)が、自身のゲートウェイに問い合わせるだけであることから、CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFICが設定されていても実行されるよう変更しました(v2.1.257) - [VSCode] アクションメニューのスラッシュコマンドを、インライン表示からフィルタ可能な「Slash commands」ダイアログでの一覧表示に変更しました。MCP サーバーのダイアログにも同じフィルタボックスが追加されました(v2.1.257)
- [VSCode]「Delete session」を「Archive session」に変更しました。アーカイブしたセッションは一覧下部の折りたたみ可能な「Archived sessions」グループに移動し、Unarchive で戻せます(v2.1.257)
セキュリティ(権限・認証まわり)
冒頭の「注目のアップデート」で挙げたもの以外に、次の変更が入っています。
- 左矢印キーで開いたエージェントビューからディスパッチしたセッションが、対象ディレクトリの
defaultModeやエージェントのpermissionModeを上書きし、常に元セッションの権限モードで開始されてしまう問題を修正(v2.1.257) - Remote Control の同意プロンプトを却下(Esc、または
claude remote-controlでn)した場合に同意扱いとなり、次のリクエストが確認なしで接続してしまう問題を修正(v2.1.257) - 起動後に読み込まれた管理 MCP の許可 / 拒否リストや
strictPluginOnlyCustomizationによってブロックされるはずの、設定ファイル由来の MCP サーバーに、/mcpの再接続・有効化が依然として接続してしまう問題を修正(v2.1.257) strictPluginOnlyCustomizationによって MCP がプラグイン提供のサーバーのみに制限されている場合、claude mcp removeがリモートサーバーの保存済み OAuth 認証情報を残してしまう問題を修正(v2.1.257)- プラグインが、宣言したコマンド・エージェント・スキル・フックなどのコンポーネントパスにシンボリックリンクを使うことで自身のディレクトリ外のファイルを読めてしまう問題を修正。そうしたパスはエラーで拒否されます(v2.1.257)
- キーレスの Console サインイン(Sign in with your Console account)で組織のサーバー管理設定が適用されず、
/statusに Organization も表示されない問題を修正(v2.1.257) - Claude apps ゲートウェイのサインインとトークンリフレッシュのリクエストが、管理設定のフェッチと同様にゲートウェイのピン留めされた TLS 証明書を検証するよう変更しました(v2.1.257)
- Cowork および claude.ai のクラウドセッションで、自分のものではないアーティファクトの読み取りは auto モードであっても必ず確認するよう変更しました(v2.1.257)
修正(主要なもの)
安定性・操作性に関わる修正を中心に抜粋します。
- Bedrock での長い思考中の接続切断を修正: Opus 4.7 以降で長い hidden-thinking の間、Bedrock および Bedrock Mantle へのリクエストの応答が途絶え、アイドルタイムアウトで接続が切られてしまう問題を修正。ストリームが進捗イベントを送るようになりました(v2.1.257)
- Mac での Bash コマンド失敗を修正: 一部の Mac で Bash コマンドが「task output swap refused (tasks dir moved or linked)」で失敗する問題を修正(v2.1.252)
- 「always allow」が保存されない問題を修正:
.claude/settings.local.jsonがまだ無いプロジェクトで、「always allow」の選択が保存されない問題を修正(v2.1.252) - Remote Control セッションの停止を修正: claude.ai への接続が劣化している際に、Claude Desktop / VS Code がホストするセッションがツール完了後に数分間停止する問題を修正(v2.1.252)
- 大きな失敗出力によるリクエスト上限超過を修正: バックグラウンドタスク通知の失敗出力が非常に大きい場合(ディスク満杯時の git エラーなど)に、会話が API リクエストのサイズ上限を超えてしまう問題を修正(v2.1.252)
- 起動後に作成した設定の未反映を修正: 起動後に作成された
.claude/フォルダの設定が、再起動するまで読み込まれない問題を修正(v2.1.257) - バックグラウンドセッションの起動失敗を修正: macOS の npm インストール環境で自己更新中に起動に失敗する問題、Windows で古いデーモンのロックファイルが再利用済みプロセス ID を指していた場合に起動に失敗する問題、別プロセスが npm の更新をダウンロード中に「Couldn't start the background service」となる問題を修正(v2.1.257)
- 古いバイナリのバックグラウンドセッション残留を修正: 古い Claude Code バイナリで動作し続けるバックグラウンドセッションが、自動更新をまたいで破棄されずに溜まっていく問題を修正(v2.1.257)
- 切り離されたバックグラウンドコマンドの残存を修正:
timeoutやsetsidの下で実行するなどシェルから切り離されるコマンドが、タスク停止や Claude Code の終了後も生き残る問題を修正(v2.1.257) - 退避したプロンプトの消失を修正: 開いたバックグラウンドセッション内で Ctrl+S により退避したプロンプトが、セッションがアイドルになったときや、停止後に開き直したときに失われる問題を修正(v2.1.257)
- トークンカウンターの停止を修正: 他のサブエージェントのトランスクリプトに切り替えた後にカウンターが固まる・極端に遅くなる問題を修正。バックグラウンドのサブエージェントやチームメイトのカウンターもライブ更新されるようになりました(v2.1.257)
- ダイアログでのクラッシュを修正: ANSI カラー付きテキスト(CI ログなど)を
/feedbackなどのダイアログに貼り付けるとクラッシュする問題を修正(v2.1.257) - stream-json のメモリ肥大を修正:
claude -p --input-format stream-jsonに JSONL 以外のデータをパイプするとメモリが際限なく増加する問題を修正。明確なエラーで即座に失敗するようになりました(v2.1.257) - 大きなトランスクリプトのサブエージェント再開失敗を修正: トランスクリプトが 5 MB を超えたサブエージェント(大量の画像を読んだ場合など)の再開やメッセージ送信が「No transcript found」で失敗する問題を修正(v2.1.257)
- 権限承認の再送によるセッション失敗を修正: 再送された権限承認が適用できなかった場合に、リモートセッションやスケジュールされたセッションが「user messages must have non-empty content」で失敗する問題を修正(v2.1.258)
- 地味に嬉しい修正: worktree で分離されたセッションが、git に一切触れない Bash のループ・
$VARの読み取り・"$(…)"・ヒアドキュメントを「worktree 内に留まることを検証するには複雑すぎる」として拒否する問題を修正(v2.1.257)。worktree 分離を使っていると単純なシェルループやヒアドキュメントまで弾かれて地味に手が止まっていたので、これは効くと感じます。 - このほか、フルスクリーン表示、
/btwパネルの操作、/scheduleのルーティン、/add-dirの対象ディレクトリ、権限プロンプトの差分表示、エージェントチームのペイン終了、一時ディレクトリに残ったフォルダの削除、VSCode 拡張のスクリーンリーダー対応など、多数の細かな不具合が修正されています。
破壊的変更・非推奨
プロジェクト設定の defaultMode: "bypassPermissions" が無視される(v2.1.257)
.claude/settings.json や .claude/settings.local.json の defaultMode に指定した bypassPermissions が、auto と同様に無視されるようになりました。ユーザー設定か管理設定で指定するか、--permission-mode を渡す必要があります。以下は設定例です。
変更前(〜v2.1.252): プロジェクト直下の .claude/settings.json
{
"defaultMode": "bypassPermissions"
}
変更後(v2.1.257〜): ~/.claude/settings.json(ユーザー設定)か管理設定に置く
{
"defaultMode": "bypassPermissions"
}
または起動時のフラグで渡します。
claude --permission-mode bypassPermissions
--add-dir などがネットワークパスを拒否(v2.1.257)
--add-dir、/add-dir、additionalDirectories が、ネットワークパスに触れる前にメッセージを表示して拒否するようになりました。対象は UNC 共有と /net/<host> の automount で、Windows 環境に限った変更ではありません。Windows ではマップされたドライブレターを使います。以下はコマンド例です。
変更前(〜v2.1.252): いずれも受け付けられていた
# UNC 共有
claude --add-dir //fileserver/share/project
# /net/<host> の automount
claude --add-dir /net/fileserver/share/project
変更後(v2.1.257〜): いずれも拒否される。Windows はドライブレターに割り当ててから渡す
claude --add-dir Z:\project
/btw の履歴閲覧のキー操作が変更(v2.1.257)
/btw の履歴閲覧の操作が、従来の ← / → から Shift+← / Shift+→(または [ / ])に変更されました。直近に投げた寄り道的な質問をたどり、進行中の回答に戻れます。
権限プロンプトの Ctrl+E コマンド説明を削除(v2.1.257)
Bash と PowerShell の権限プロンプトから、Ctrl+E によるコマンド説明が削除されました。
最後に
今回の区間は、権限ルールのすり抜けと認証情報の取り扱いに関する修正がまとまって入った、実務寄りのアップデートだと感じます。auto モードやマネージド設定を使っている環境ほど恩恵が大きく、早めに更新しておく価値があると見ています。
破壊的変更は 5 件です。プロジェクト設定の defaultMode に bypassPermissions を指定している場合や、ネットワークパスを --add-dir に渡している場合は、更新前に設定の見直しが必要になります。気になる変更があればアップデートして確認してみてください。
参考文献
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