
Claude Code v2.1.275〜v2.1.276 の主要アップデート - claude.ai のスキル・プラグイン同期とプロキシ経由の 400 エラー修正
クラウド事業統括本部の石川です。Claude Code の v2.1.275 〜 v2.1.276(2026 年 9 月 17 日 〜 9 月 18 日)のアップデートをまとめてご紹介します。2 日続けてのリリースで、CLI 本体だけでなく VS Code 拡張や Slack 連携まで広く手が入るました。本日は、ツール(プロンプト)の完了を待たずに送信できる ctrl+enter を試してみました。
前回のアップデート記事はこちらです。
アップデートサマリー
対象は 2 バージョン(v2.1.275 〜 v2.1.276、2026 年 9 月 17 日 〜 9 月 18 日)で、CHANGELOG のエントリは 97 件です。内訳は新機能が 13 件、改善・変更が 21 件、修正が 62 件、互換性に影響する変更が 1 件で、修正が全体の 6 割を占めます。変更が入った箇所で分けると、CLI 本体が 53 件、VS Code 拡張が 27 件、Claude Code on the web が 5 件、Claude Tag(Slack 連携)が 9 件、Code Review が 2 件です。v2.1.276 はこのうちの 1 件だけで構成されたリリースです。
また、デスクトップおよびウェブ版の Claude Code で Projects をベータ版として提供開始になりました。
注目のアップデート
ctrl+enter でキュー中のメッセージをまとめて送信(v2.1.275)
現在のターンを中断して、キューに溜まっているメッセージをまとめて送る送信キーが追加されました。キーは ctrl+enter、または ctrl+x ctrl+s です。送信済みのメッセージとキュー中のメッセージは、モデルが受け取るまでグレーで表示されます。
応答を待つ間に次の指示を書き溜める使い方をしている方には、送るタイミングを自分で決められる分だけ手戻りが減ると感じます。
claude.ai アカウントのスキル・プラグインがターミナルにも同期(v2.1.275)
claude.ai アカウントで有効にしているスキルとプラグインが、同じアカウントでサインインしたターミナルセッションに同期されるようになりました。syncClaudeAiSkills: false / syncClaudeAiPlugins: false でオプトアウトできます。
複数のマシンでターミナルを使い分けている方には設定の持ち回りが楽になる一方、共有端末や検証環境では意図しない同期を避けたい場面もあると感じます。オプトアウトの設定を先に確認しておく価値があると見ています。
プロキシ経由で全リクエストが 400 になる問題を修正(v2.1.276)
ANTHROPIC_BASE_URL がプロキシやゲートウェイを指している場合に、すべてのリクエストが 400 … Input tag 'advisor_20260301' で失敗する問題が修正されました。v2.1.275 で入ったリグレッションで、v2.1.276 はこの 1 件だけのリリースです。
ANTHROPIC_BASE_URL を社内のゲートウェイやプロキシに向けて使っている方は、v2.1.275 に上げた時点で影響を受ける可能性があるため、v2.1.276 まで上げておくのが確実だと見ています。
fork・バックグラウンドセッションの /rewind がファイルを壊す問題を修正(v2.1.275)
fork したセッションやバックグラウンドセッションでの /rewind が、セッションのファイル履歴バックアップを完全にコピーできなかった場合に、ゼロ埋めまたは切り詰められたファイルを復元する問題が修正されました。
fork したセッションやバックグラウンドセッションで /rewind を使っていた方は、復元したファイルが壊れていないかを確認しておく価値があると感じます。
プラグイン関連の表示にトークンが出る問題を修正(v2.1.275)
プラグインとマーケットプレイスのメッセージ・ログ、および claude plugin marketplace list の出力に、git・ssh・マーケットプレイスの URL に含まれるパスワードやトークンが表示される問題が修正されました。
認証情報付きの URL でプライベートなマーケットプレイスを運用している場合、ログや画面共有からの漏えい経路が 1 つ塞がれたことになると見ています。すでに出力されたログが残っている環境では、そちらの点検も併せて検討する価値があると感じます。
npm ソースのプラグインで install スクリプトが実行されなくなった(v2.1.275)
npm ソースからインストールするプラグインが npm pack --ignore-scripts で取得され、整合性が検証されるようになりました。これにより、パッケージの install スクリプトは実行されません。
npm ソースのプラグインを配っている場合は、install スクリプトに依存した初期化処理が残っていないかを確認しておく必要があると感じます。
対象バージョンと期間
| バージョン | 公開日 |
|---|---|
| v2.1.275 | 2026-09-17 |
| v2.1.276 | 2026-09-18 |
新機能
CLI 本体
- 現在のターンを中断してキュー中のメッセージをまとめて送る送信キー(ctrl+enter、または ctrl+x ctrl+s)が追加されました。送信済み・キュー中のメッセージは、モデルが受け取るまでグレーで表示されます(v2.1.275)
- claude.ai アカウントで有効にしているスキルとプラグインが、同じアカウントでサインインしたターミナルセッションに同期されるようになりました。
syncClaudeAiSkills: false/syncClaudeAiPlugins: falseでオプトアウトできます(v2.1.275) - 設定した
otelHeadersHelperの実行に失敗したときに起動時の警告が出るようになり、テレメトリを何も出力していないセッションに気づけるようになりました(v2.1.275) /plugin install <plugin> --marketplace <source>が追加され、マーケットプレイスの追加を提案したうえでプラグインをインストールできるようになりました(v2.1.275)- Claude apps ゲートウェイ経由のサインインで、ゲートウェイがアカウント名を提示する場合に、認証情報を保存する前にそのアカウントを確認できるようになりました。サインイン中のアカウントは
/statusにも表示されます(v2.1.275)
VS Code 拡張
- Memory ダイアログの中で、保存済みメモリの表示・編集・削除ができるようになりました(v2.1.275)
- 変更提案の差分タブで変更ごとに accept / reject ボタンが表示され、編集を 1 か所ずつレビューできるようになりました(v2.1.275)
- テキストを入力せずに添付画像だけを送信できるようになりました(v2.1.275)
- MCP サーバーダイアログで、サーバー一覧の取得に失敗したときに Retry リンクが表示されるようになりました(v2.1.275)
Claude Code on the web
- ルーティンのリンクが解決できなくなったときに表示されるページに、ルーティン一覧へのリンクと並べて「New routine」ボタンが追加されました(v2.1.275)
Claude Tag
- Claude Tag の設定でアクセスバンドルにアタッチ条件を指定できるようになり、Owner はメンバーのみのチャンネルだけでなく、ゲストのいるチャンネルや Slack Connect のチャンネルにもバンドルを適用できるようになりました(v2.1.275)
- 管理設定のアクセスバンドルの Credentials タブに、Amazon CloudWatch、CloudWatch Logs、Amazon SNS、Google Cloud Monitoring、Cloud Logging のプリセットが追加されました(v2.1.275)
- Datadog の US3・AP1・AP2・US1-FED サイト向けのプリセットが追加されました。新しい Datadog 接続は、Datadog の読み取り・クエリ API のルートに限定されます(v2.1.275)
改善
CLI 本体
__SYSTEM_PROMPT_DYNAMIC_BOUNDARY__の行を含む--system-promptについて、その行より上のテキストが、SDK の配列形式と同様にグローバルにキャッシュされるようになりました(v2.1.275)- ターミナルの処理が遅いときや一時停止しているときの応答性が改善され、ターミナルが追いつくのを待つ間に出力がさらに遅れることがなくなりました(v2.1.275)
- プラン利用状況の読み取りについて、同一マシンのエディタウィンドウと非対話セッションが、直近 1 分以内の読み取り結果を共有するようになりました(v2.1.275)
- 貼り付けた画像と添付した画像が、Claude が権限プロンプトなしでファイルとして開ける場所に保存されるようになりました(Desktop と VS Code を含む)(v2.1.275)
- 同期されたアカウントスキルのフォルダにあるファイルへの Write・Edit の結果に、その変更がアカウントには保存されないことと、保存する方法が示されるようになりました(v2.1.275)
- Claude apps ゲートウェイ経由のサインインについて、トークンの失効に対応しているゲートウェイでは
/logoutがゲートウェイ側のセッションも終了するようになりました(v2.1.275) - 自動モードの Claude in Chrome が、バイパスモードと同様に、分類器が承認した呼び出しについて拡張機能のサイトごとのチェックを省略するようになり、リダイレクト後に
browser_batchが「Permission denied」となる問題が解消しました(v2.1.275) - スケジュール実行と「Run now」によるルーティン実行が、編集権限のある Artifact に対して確認なしでデータの保存とページの再公開を行うようになりました。公開 Artifact・初回公開・削除は従来どおり確認を求めます(v2.1.275)
- ホスト型セッションで、コンテナの再起動後に未回答の権限プロンプトを再度尋ねるのではなく、そのまま表示し続けるようになりました(v2.1.275)
- Claude Desktop が開かないときの
/desktopのエラーメッセージが、理由と次に取るべき対応を示すようになりました(v2.1.275) ListPluginsツールの説明が、/pluginでローカルにインストールしたプラグインではなく claude.ai アカウントで有効にしているプラグインを列挙するものだと分かるよう改善されました(v2.1.275)- Artifact ツールの publish と read の結果が、そのページを開ける相手と、オーナーの Share メニューでできることを示すようになりました(v2.1.275)
- Artifact の publish 結果が、送信したタブアイコンを示し、ページに NUL バイトが含まれる場合に警告し、stale な publish 後のマージのためのページ取得が失敗したときに再試行するようになりました(v2.1.275)
- 編集権限を与えられた共有 Artifact について、別のコピーを公開するのではなくその場で更新するよう、Artifact ツールのガイダンスが改善されました(v2.1.275)
- Artifact ツールが、初回公開時に絵文字の favicon ではなく 1 単語のタブアイコン名を求めるようになりました(v2.1.275)
- 前回のセッション以降に一度きりのスケジュールされたルーティンが実行されたことを知らせる起動時の通知が削除されました(v2.1.275)
VS Code 拡張
- エージェントマップが改善され、ピルが実行中のエージェント数を示して失敗時に赤くなり、マップをスクロールしてもメインエージェントが表示され続け、エージェントが状態・終了時刻の順に並ぶようになりました(v2.1.275)
- Claude のエディタタブでの New session が、Preferred Location を Sidebar にしている場合は、常に別タブを開くのではなくサイドバーで開くようになりました(v2.1.275)
- Claude の作業中に送ったメッセージが、Claude が処理を始めるまで会話の最下部で待機するようになりました(v2.1.275)
Claude Code on the web
- 自分が作成していないルーティンの編集・削除・実行を依頼されたときの Claude の説明が改善され、自分で操作できるようルーティンのページへリンクするようになりました(v2.1.275)
Claude Tag
- 複数のワークスペースで共有されている Enterprise Grid のチャンネルでの Claude の通知が改善され、まだセットアップされていないワークスペースがある場合や、組織の既定のみが適用される理由が示されるようになりました(v2.1.275)
修正(主要なもの)
安定性・データ保全・認証情報の取り扱いに関わる修正を中心に抜粋します。
- プロキシ経由で全リクエストが 400 になる問題を修正:
ANTHROPIC_BASE_URLがプロキシやゲートウェイを指している場合に、すべてのリクエストが400 … Input tag 'advisor_20260301'で失敗する問題を修正しました(v2.1.276) - ゲートウェイ配下で毎ターン 400 エラーが出る問題を修正: ベータリクエストヘッダーが拒否された際に API のエラーレスポンスを書き換えるネットワークゲートウェイの配下で、毎ターン
API Error: 400が出る問題を修正しました(v2.1.275) /rewindが壊れたファイルを復元する問題を修正: fork したセッションやバックグラウンドセッションでの/rewindが、ファイル履歴バックアップを完全にコピーできなかった場合にゼロ埋めまたは切り詰められたファイルを復元する問題を修正しました(v2.1.275)- サンドボックスでの終了コード誤りを修正: Linux のサンドボックス環境でシェルが zsh の場合に、失敗した Bash コマンドの終了コードが 0 と報告される問題を修正しました(v2.1.275)
- 破損したトランスクリプトでのセッション再開失敗・クラッシュを修正: 不正な task-reminder エントリや @ ファイル添付エントリを含むセッションで
--resume・再開ピッカーのプレビュー・再開したバックグラウンドエージェント・トランスクリプト表示が失敗する問題、不正なメッセージエントリを含む会話の再開時のクラッシュとフルスクリーンのクラッシュ、不正なメッセージコンテンツブロックによる再開・開始の失敗を、それぞれ修正しました(v2.1.275) - 設定ファイルの不正値による起動時クラッシュを修正:
~/.claude.jsonのmcpNeedsAuthNoticedの値が不正な場合に、起動時にクラッシュする問題を修正しました(v2.1.275) - 大きな検索・大きなファイルでのハングを修正: 20MB の出力上限を超える検索で Grep・Glob・@ ファイル候補がハングしたりメモリ不足になる問題と、メモリ不足で大きなファイルの一部をデコードできないときに Read ツールがエラーを返さずハングする問題を修正しました(v2.1.275)
- プラグイン関連の表示に認証情報が出る問題を修正: プラグインとマーケットプレイスのメッセージ・ログ・
claude plugin marketplace listの出力に、URL に含まれるパスワードやトークンが表示される問題を修正しました。VS Code の Manage plugins ダイアログについても同様の修正が入っています(v2.1.275) - git 管理外ファイルの選択テキストが送信される問題を修正: VS Code 拡張が数秒間応答しなくなったあとに、gitignore 対象のファイルで選択したテキストが Claude に送信されることがある問題を修正しました(v2.1.275)
- マーケットプレイスのローカルコピーが削除される問題を修正:
claude plugin marketplace updateで、取得に失敗し、かつマーケットプレイス名がリポジトリ名と同じだった場合に、GitHub マーケットプレイスのローカルコピーが削除される問題を修正しました(v2.1.275) - プロンプトキャッシュのミスを修正: 復元したメモリファイルの経過時間の注記がコンパクションや再開のたびに変わり、プロンプトキャッシュのミスを起こしていた問題を修正しました(v2.1.275)
- AWS 接続経由の S3 アップロード失敗を修正: Claude Tag で、最近のバージョンの AWS CLI・SDK からの S3 アップロードが、AWS 接続経由だと 502 エラーで失敗する問題を修正しました(v2.1.275)
- 地味に嬉しい修正: 応答の中に
</ccmemory>のような閉じタグが紛れ込むことがある問題を修正しました(v2.1.275)。原因が分からないまま見かけていた方には、地味に嬉しい修正だと感じます - このほか、VS Code 拡張の会話表示・スクロール・エージェントマップ、フルスクリーン UI、プラグイン管理、Claude Code on the web のルーティン通知、Claude Tag のスレッド挙動など、多数の細かな不具合が修正されています。
破壊的変更・非推奨
非推奨の告知はありませんが、互換性に影響する変更が 1 件あります。
- npm ソースからインストールするプラグインが
npm pack --ignore-scriptsで取得され整合性が検証されるようになり、パッケージの install スクリプトが実行されなくなりました(v2.1.275)
CHANGELOG に具体例の記載はないため、以下は挙動の違いを示すための例です。
変更前(〜v2.1.274):
npm ソースのプラグインを取得
→ パッケージの install スクリプトが実行される
変更後(v2.1.275〜):
npm ソースのプラグインを取得
→ npm pack --ignore-scripts で取得し、整合性を検証
→ パッケージの install スクリプトは実行されない
ツール(プロンプト)の完了を待たずに送信できる ctrl+enter を試してみた
この機能はキー操作と TUI の表示を伴うため、読み取り専用の非対話コマンドでは挙動を観測できません。以下の手順で手動確認します。
対話モードを起動して、長いツール呼び出しを含む依頼を投げる
キューに入れたメッセージは、実行中のツール呼び出しが終わった時点で、そのターンの中で Claude に渡されます。短い処理の最中だとすぐ渡されてしまい、グレー表示がほとんど見えません。長く走るコマンドを含む依頼にします。
% mkdir -p ctrl-enter-eval && cd ctrl-enter-eval
% git clone https://github.com/aws/context-ontology-accelerator
Cloning into 'context-ontology-accelerator'...
remote: Enumerating objects: 5053, done.
remote: Counting objects: 100% (1190/1190), done.
remote: Compressing objects: 100% (734/734), done.
remote: Total 5053 (delta 556), reused 456 (delta 456), pack-reused 3863 (from 2)
Receiving objects: 100% (5053/5053), 7.63 MiB | 16.00 MiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (2287/2287), done.
$ claude
起動したら、たとえば次のような依頼を送ります。
sleep 60 を実行してから、このディレクトリ配下の構成を調べて、主要なファイルの役割を一覧にしてください
応答中に追加のメッセージを送ってキューに溜める
Claude が応答している間に、追加の指示を入力して 1 件ごとに Enter を押します。Enter を押すとキューに入り、入力欄の上に並びます。
出力は表形式にしてください
Enter を押さずに続けて書くと入力欄のテキストが伸びるだけで、キューには入りません。キューが空のままだと次の手順で見た目が変わらないため、ここで入力欄の上に項目が並ぶことを必ず確認してください。

送信キーを押す
キュー中のメッセージ(ctrltenter to send now)がグレーで表示されていることを確認したら、ctrl+enter を押します。sleep 60 の完了を待たずに現在のターンが中断され、キューに溜まっていたメッセージがまとめて送信されます。中断されずに sleep 60 の完了まで待たされる場合は、送信キーが端末から届いていません。

私も後でプロンプトを追加することが度々あるのですが、キューに溜めたメッセージを渡すためだけに応答の完了を待つ場面は多く、送るタイミングを自分で決められるのはありがたいです。
注意点
ctrl+enter が期待どおりに届かない端末では、もう 1 つの割り当てである ctrl+x ctrl+s を試してください。ctrl+x ctrl+s だけが効く場合は、端末が ctrl と Enter の組み合わせを区別して報告できていないことになります。tmux や screen の中で実行している場合も同様です。
最後に
96 件という分量もさることながら、claude.ai 側で有効にしたスキルとプラグインがターミナルにも降りてくるようになったのは、使い方の幅が広がる変更だと感じます。とくに v2.1.276 はプロキシ経由で全リクエストが 400 になるリグレッションの修正 1 件だけで出ているため、v2.1.275 を入れた方は早めに上げておくのが無難だと見ています。
アップデートして試してみてはいかがでしょうか。気になる変更があれば、手元の環境で確認してみてください。
参考文献







