クラウドエンジニアから新規事業開発にピボットする3つの理由 #deviocamp
ども、大瀧です。
今日はクラスメソッド新規事業チームのプロパゲート(以下プロゲ)が、記念すべき初サービス「DevelopersIO BASECAMP」(デベロッパーズアイオー ベースキャンプ、略してデベキャン)をリリースしました!めでたい!リリース記念としてプロゲのメンバーみんなでDevIOにブログ記事を公開しています。私からは職種転換の話を。
私はいわゆる出戻りとしてクラスメソッドには過去5年半在籍し、AWS利用支援事業の立ち上げメンバーとしてインフラ/クラウドエンジニアやプリセールス、運用といった技術職を務めてきました。クラスメソッドを離れていた4年の間に技術職からビジネス職である事業開発(以下BizDev)に職種転換し、戻ってくるにあたっても引き続きBizDevをプロゲチームで担っています。
私がなぜBizDevにピボットしたのか、いくつかの観点で狙いや理由を紹介します。技術職で伸び悩んでいる、というよりは「面白い事業やサービスの種を見つけてしまったときにエンジニアとしてどうコミットできるのかな」と思っているエンジニアのあなたに届け!
1. マネージャ職と異なるアプローチでアウトカムを拡大する
マネージャが組織でレバレッジを効かせるのに対して、BizDevはビジネス、サービスの拡大でレバレッジを図ります。私がBizDev畑にやってきた理由はここで、いかにスケールできるのか、自分がどのように貢献できるのかに興味があります。
視点としてはサービスの価値と今後の展開の最大化を意識し、社内の他部署や社外への説明の角度やストーリー展開を常に頭の中で考えてバリエーションを充実させていく感じです。展開の最大化として、社内ならどの部署の誰に、社外はどの会社のどんな事業を巻き込むかをぐるぐる考えてボスとメンバーに壁打ちしつつ突撃、を繰り返している日々です。
2. 守備範囲はサービス立ち上げのために必要な業務全部
具体的に何をしてサービス開発に貢献するのかは、開発のフェーズによって様々です。 今回のデベキャンでは教育サービスのコンテンツやカリキュラム大枠は私のチームへの参加前から決まっていたので、ここ1ヶ月は実際に運用していくための詳細な取り決めやガイド、マニュアルの整備であるとかプレスリリース素案や告知Webページなどパブリケーションの原稿作成を行っていました。来月はプレスリリースが出たあとなので、プレスリリースを元に社内外にサービスを紹介して回るという今月とは全く異なる業務内容になりそうです。ワクワクしています。
3. キャリアとしての生き残り戦略
掛け合わせキャリアの希少性について言われるようになって久しいですが、ITエンジニアの掛け合わせ要素として事業開発は優れていると思います。スタートアップから大企業まで新規事業のニーズは堅調であり様々なチームから引き合いがあると考えますし、事業の成功を足がかりに企業幹部や経営陣へのネクストステップの絵も描きやすいのかなと考えます(自分はそちら方面に興味はあまりないのですが?
SA/プリセールス→BizDevの雑感
BizDevの職域はめちゃくちゃ広くて経営幹部へのインプットを生業とし幹部による事業の説明責任に貢献するBizDev屋さんもいるし、かたや市場動向を察知して事業の角度を高めていくリサーチャー気質のBizDev屋さんもいるでしょう。私はSA(ソリューションアーキテクト)やプリセールスの経験において相対する顧客から技術的信頼を得て、技術的課題に向かって一緒に取り組むのが好きでした。BizDevでは技術のみならずビジネス面でも顧客とともに課題を解決するべく、よりサービスの企画・開発に近いポジションとしてサービスへのフィードバックやサービス内容の伝え方を工夫することで貢献できるといいなと考えています。強みとしては、技術のバックグラウンドを活かしてサービス展開や紹介に自分で肉付けしていけるのがいいのかなとなんとなく感じています。伝え方については、以下のブログにある体系化エンジニアリングの要素も組み込んでいきたいと思っています。
まとめ
技術職だった私がなぜBizDevにピボットしたのか、いくつかの観点で狙いや理由を紹介してみました。何かの参考になれば嬉しいです。
ちなみに、今回のプロゲチームはいろいろなバックグラウンドを持ったメンバーがそれぞれの知見を活かしたBizDevとして参画していて、リスペクトというか偉そうな事を言うとお互いを意識して補完するような、相棒みたいなチームワークで動いてるなぁと勝手に考えています。みんな違くてみんなスゴい、そんな印象です。