【JDMC】データマネジメント・コラムのご紹介「マスタデータ管理(MDM)の普及を活性化する商品情報管理(PIM)」
こんにちは、DI部(データインテグレーション部)の川崎です。
データマネジメントの普及団体、JDMCのサイトには、
- 視点
- リレーコラム
の2種類のコラムのコーナーが設けられています。
リレーコラムは、その名の通りリレー形式で継続されているコラムで、2013年の開始から、すでに39回を数える連載となっています。
「視点」は、JDMCの理事の方々によるコラムで、業界を展望する内容になっています。
私は、クラウド(AWS)を利用した、データ分析基盤構築のプロジェクトに携わっておりますが、プロジェクトを進めるに当たり、データマネジメントの考え方を社内に普及させるべく、JDMCのコンテンツを利用させていただいております。
今回は、特に「オムニチャネル」への言及がありましたので、内容を要約してみました。
「マスタデータ管理(MDM)の普及を活性化する商品情報管理(PIM)」 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社 森田登氏 http://japan-dmc.org/?p=6610
【要約】
- 昨今、マスタデータ管理(MDM)のひとつの形である商品情報管理(PIM)への注目度が高くなっています。
- 昨今の所謂オムニチャネルにより、複数の販売チャネルを連携させて顧客に対応することが重要となってきました。
- 店舗やECサイトで提供する情報は、タイムラグなく同じ情報を提供しなければ顧客対応に支障をきたします。
- PIMは商品情報にまつわる業務プロセスの再構築ととらえることもできます。
- PIMの分野では、投資対効果を見通しやすく、導入を決断しやすい状況と言えます。
- MDMの入り口として、PIMから始めて、データマネジメントの効果を確認しながら、実践範囲を拡大していくパターンが考えられます。
最後に
データマネジメントの代表的な活動である「マスタデータ管理(MDM)」は、その重要性は認識されつつも、実際の導入にあたっては、多くの時間とコスト、ノウハウが必要であり、なかなか普及が進んでいません。
今回ご紹介させていただいた「商品情報管理(PIM)」は、MDMの入り口として、データマネジメントの効果を確認しながら、進めていくことができるとすれば、これからデータマネジメントを始めてみようと考えている組織にとって、理想的な解決策になるかもしれません。