ADT Bundle で Android 開発環境を爆速で構築する (プラグインもあるよ)【7日目】
はじめに
ADT(Android Developer Tools) の最新版(r21)が公開され、同時に ADT Bundle という 全部入りの開発環境 が公開されました!いままで Eclipse 入れて ADT Plugin 入れて…って面倒でしたがこれでサクッと開発環境を構築できそうですね。
ということで今回は ADT Bundle を使って Android 開発環境を簡単に構築したいと思います。また、開発に便利なプラグインの導入方法もあわせてご紹介したいと思います。
ADT Bundle のインストール
ADT Bundle をダウンロードする
まず以下にアクセス。
http://developer.android.com/sdk/index.html
「Download the SDK」をクリックします。
規約が表示されます。環境にあわせ32bit版、64bit版のいずれかを選択し「Download the SDK ADT Bundle for XXX (Windows か Mac)」をクリックします。するとZipファイルのダウンロードが開始されます。
Zipファイルを解凍すると「adt-bundle-windows-x86_64」というフォルダができます(フォルダ名はダウンロードしたファイルによって異なります)。その中の「adt-bundle-windows」フォルダ、「eclipse」フォルダと辿って行くと「eclipse.exe」(Macであれば eclipse.app)があるので、ダブルクリックで実行します。
スプラッシュです。なんか Android 用になってる!
ワークスペース(開発環境に使用するフォルダ)の場所が聞かれるので、そのままもしくはフォルダを指定してOKを押します。
無事に起動しました!はじめに利用統計をGoogleに送信するか否かのダイアログが表示されるので、送りたくない場合は「No」にチェックを入れてOKをクリックします。
あとは従来までと同様に開発できます!実際のアプリの開発の進めかたはここでは割愛させていただきます。また今回はWindowsで構築しましたがMacの場合もほぼ同じ感じで構築できます♪
いまさら聞けない便利なEclipseプラグイン
ぜひ一緒に導入したい、アプリ開発に役立つ便利なEclipseプラグインもいくつか紹介したいと思います。
Pleiades
http://mergedoc.sourceforge.jp/
- EclipseのIDEを日本語化
導入方法
まずは以下にアクセス。
http://mergedoc.sourceforge.jp/
「Pleiades プラグイン・ダウンロード」のところに最新版のリンクがあるのでクリックしてダウンロードします(安定版でも構いません)。
Zipファイルがダウンロードされるので解凍します。解凍したフォルダ内のすべてのファイルをさきほどの「eclipse」フォルダ内にコピーします。統合すると下図のようになるはずです。
次に設定ファイルを書き換えます。「eclipse」フォルダ内の「eclipse.ini」を開き、以下の一行を追加して保存します。
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
最後に「eclipse.exe -clean」をダブルクリックしてADTを起動します。
スプラッシュが変わってしまいましたが気にしなくてOKです。w
無事に日本語化できました!ちなみに元のスプラッシュに戻したい場合は「eclipse.ini」の先ほど追加した行を下記に書き換えます。
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=default.splash
Any Edit Tools
http://andrei.gmxhome.de/anyedit/
- 保存時に不要なスペースを自動削除
- キャメルケース⇔スネークケースをショートカット一つで相互置換
導入方法
「ヘルプ > 新規ソフトウェアのインストール」を選びます。
インストールウインドウが開くので、「作業対象」欄に以下のURLを入力します。
http://andrei.gmxhome.de/eclipse/
「次へ」をクリックし、あとはウィザードを進めていけばインストールするところまでいけます。
インストールが終わった最後に再起動をし、インストール完了です。
Checkstyle
http://eclipse-cs.sourceforge.net/
- ソースコードがコーディング規約に従っているか自動でチェック
- 規約は自分で自由にカスタマイズ可能
※ Any Edit Tools で説明した手順でインストール可能です!
Memory Analyzer (MAT)
- メモリ使用量分析ツール
- Dumpファイルを分かりやすく解析
※ 導入方法は こちら に書いてあります!
まとめ
ADT Bundle を使って開発環境を簡単に構築する方法をご紹介しました。r21は他にもいろいろな機能が追加されているようなので、これらの機能についてはまた別な機会に見ていきたいと思います。
さらに
【番外編】Androidの爆速エミュレータ環境を構築する
を組み合わせると開発スピードも爆速に!
ぜひお試しください♪