パレート図の作成|Tableau Software Tips&Viz Advent Calendar 2014 #14 #tableau

2014.12.14

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2014年アドベントカレンダー『Tableau Software Tips&Viz(全部俺) Advent Calendar 2014』14日目です。Tableau Softwareに関する機能紹介、便利ネタや可視化ネタ等を毎日1本ずつ計25本、『1人(全部俺)』で担当してお届けしています。

昨日13日目の投稿ネタは『セットについて』でした。

本日14日目は『パレート図』に関するご紹介です。

目次

パレート図とは

例に拠ってWikipediaからの引用を以下記載致します。『パレートの法則』でも有名なアレですね。

パレート図(パレートず)とは、値が降順にプロットされた棒グラフとその累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフである。ヴィルフレド・パレートに因んで名付けられた。ジョセフ・M・ジュランと石川馨(武蔵工業大学(現東京都市大学)元学長)によって品質保証の分野で広められた。パレート図はQCの7つの基本的な道具の一つである。7つの道具には、ヒストグラム、パレート図、チェック・シート、管理図、特性要因図、グラフ、散布図を含む。 典型的なパレート図では、左側の垂直軸は発生頻度を表すが、コストやその他の重要な測定単位を表すこともある。右側の垂直軸は全体の発生件数、総コスト、特定の全測定単位に占める累積構成比を表す。目的は(しばしば多くの)要因の中から最も重要なものを浮き彫りにすることにある。品質管理においては、パレート図はしばしば、欠陥の最も一般的な原因、最も起こりやすい欠陥の種類、顧客の苦情のうち最も頻度の高い理由などを表す。品質管理で用いられるほか、類似したABC分析が在庫管理等でも用いられる。

1.パレート図の作成(基礎編)

『SuperStore Sample』EXCELを対象データソースとし、顧客名を列、売り上げを行にドラッグアンドドロップ。顧客名を右クリックして『並べ替え』を選択します。

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『昇順』且つ『フィールドによる並べ替え』を選択、その際の指定は"売り上げ"の"合計"とします。

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並べ替えが済んだら、表示の方法を『ビュー全体』に切り替えます。すると、横にはみ出していた棒グラフの要素が画面表示領域内に収まる用になります。次いで、売り上げを右クリックし、[表計算の追加]を選択。

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以下の様な内容で表計算を作成し、[OK]を押下。

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すると以下の様に滑らかな曲線を描く様に棒グラフが構成されました。

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2.パレート図の作成(応用編)

次いで、上記で作成したシートを右クリックし、[シートの複製]を選択。

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別途新しいビューとしてこれから作成して行きたいと思います。

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顧客名を別途『マーク』カードにドラッグアンドドロップした上で、顧客名を右クリックし、[メジャー]→[カウント(個別)]を選択。

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次いで、顧客名に対し表計算の追加を行います。

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以下の様な設定内容で[OK]押下。

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[マーク]欄の表示形式を棒グラフにする事で、以下の様な表示内容に。

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売り上げを色に落とし込み、また棒グラフのサイズを調整する事で以下のようなグラデーションが掛かったような形に見栄えを変更出来ます。

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行に於ける軸部分を右クリックし、[リファレンスライン、バンド、またはボックスの追加]を選択。

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[新しいパラメータの作成]を選択。

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『パレートの法則』に於ける"80:20"の80に関する部分を作成します。

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表示内容は『線』且つ『表全体』とします。上記で指定した値『.80』をそのまま表示させる設定としています。

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パーセンテージの表記を微調整して...

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『20%』の部分も同じ方法で作成し、パレート図が完成しました。

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まとめ

以上、パレート図に関するご紹介でした。パレート図の作成については以下ナレッジベースにあるように更なる発展形/応用形のグラフを作成する事も可能です。是非色々試してみてください。

では、明日もお楽しみに!