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[アップデート] 「生成 AI コンピテンシー」が新たに「AI コンピテンシー」となり、Agentic AI に関する新しいカテゴリが 3 つ追加されました #AWSreInvent
いわさです。
先日アナウンスされましたが、生成 AI コンピテンシーが少し変わるみたいです。
AWS にはパートナー向けのプログラムとしてコンピテンシープログラムというものがあります。
AWS コンピテンシープログラムは、業界、ユースケース、ワークロードにわたるソフトウェアの構築やサービスの提供に関するパートナーの専門知識を認定する AWS 専門知識プログラムです。
様々なコンピテンシーがあるのですが、その中に「生成 AI コンピテンシー」というものがありまして、弊社も「生成 AI」のカテゴリで認定を取得しています。
この生成 AI コンピテンシーですが、今後は「AI コンピテンシー」という名称になるみたいです。
そして、Agentic AI に関する以下のカテゴリが 3 つ追加されました。
- Agentic AI Applications
- Agentic AI Consulting Services
- Agentic AI Tools
従来の生成 AI コンピテンシーパートナーは、AI コンピテンシーの「生成 AI」カテゴリを取得したものとされているようで、弊社も上記の Finder からは AI コンピテンシーの「Generative AI Consulting Services」カテゴリを取得しているように変わっていました。
新たに追加された各カテゴリがどういったもので、カテゴリローンチパートナーとしてどれだけの企業が認定されているのか見てみたいと思います。
Agentic AI カテゴリたち
Agentic AI の概念については以下の記事にまとまっているので良ければご参照ください。
そして、Agentic AI カテゴリは、Agentic AI システムの開発と実装を専門とする AWS パートナー企業が認定を取得することが出来ます。
アナウンスや公式ブログによると、Amazon Bedrock AgentCore、Strands Agents、Amazon SageMaker AI、その他の AWS AI サービスを活用しつつ、本番環境レベルの Agentic AI システムを安全かつセキュアに導入できることが必要とされています。
また、アナウンスでは詳細には触れられていませんでしたが、以下の公式ブログにて各カテゴリがどういったものか触れられています。(直訳)
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Agentic AI Applications(エージェント型AIアプリケーション)
環境を認識し、複雑な目標について推論し、最小限の人間の介入で目的を持った行動を実行する自律型AIソリューションを開発します。これらのアプリケーションは、高度なワークフローを調整し、長期的な文脈を維持しながら、複数のプラットフォーム間で連携し、企業のガバナンス要件への準拠を確保します。 -
Agentic AI Tools(エージェント型AI開発ツール)
組織がエージェント型AIシステムを効率的に構築、デプロイ、管理できるようにするプラットフォーム、フレームワーク、開発ツールを提供します。開発を加速するローコードソリューションから、多様な規制環境や企業要件に対応する高度なカスタム実装まで、幅広いツールが含まれます。 -
Agentic AI Consulting Services(エージェント型AIコンサルティングサービス)
エージェント型AIの取り組みに対して、戦略的なガイダンス、実装の専門知識、継続的なサポートを提供します。組織がデプロイの複雑性を乗り越え、ビジネスとの整合性、ガバナンス要件、持続可能な競争優位性を確保できるよう支援します。
多くのコンピテンシーは弊社のようなコンサルティングサービスを提供するというものと、SaaS 企業がソフトウェアを提供するものとそれぞれ認定を受けることが出来るのですが、Consultingh Services は前者で、Applications と Tools は後者みたいですね。
コンピテンシーページの変更点
従来の生成 AI コンピテンシーページは以下となるのですが、次のように大きくは生成 AI と Agentic AI でカテゴリを一応分けているようでした。パートナーを探す上でカテゴリを切り替えることが出来るようになっています。

その上で上記の「Browse AWS Partners」から AWS Partner Solutions Finder というページで上記大分類でフィルタされた状態で表示ができます。
AWS Partner Solutions Finder にて
AWS Partner Solutions Finder というシステムから、認定を受けているパートナーを探すことができます。
こちらから対象コンピテンシー&カテゴリをもったパートナーも調べることが出来ます。

上記で探してみたところ、公開時点の各カテゴリのパートナー数は以下のようになっていました。
- Agentic AI Applications: 8 社
- Agentic AI Consulting Services: 35 社
- Agentic AI Tools: 18 社
また、従来の生成 AI コンピテンシーパートナーは次の4つのカテゴリに分類されているようです。

さいごに
本日は「生成 AI コンピテンシー」が新たに「AI コンピテンシー」となり、Agentic AI に関する新しいカテゴリが 3 つ追加されたので内容を確認してみました。
この変更から、生成 AI だけでなく、より高度な Agentic AI に AWS が力を入れていそうなのがわかります。
こういったコンピテンシーの新設や変化から AWS がどこに力を入れているのか考察するのもおもしろいです。








