教育用ドローンAirblockでプログラミング体験してきました@糸魚川

2018.04.26

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はじめに

こんにちは植木和樹@上越妙高オフィスです。4月21日に新潟県糸魚川市で上越教育大学主催のドローンプログラミング体験会があったので参加してきました。

今回は「一般の方」が対象でしたが、2年前にサンタさんからドローンをプレゼントしてもらった我が家の次男も連れていきました。

学習用ドローン Airblock

学習に用いたのはAirblockというプログラミング可能なドローンです。

見た目から分かりづらいですが、外装には「発泡ポリプロピレン」という、ちょっと固めの発泡スチロールのような材料を使っています。プロペラのついた6つのブロックをくっつけて組み立てるため、軽く、衝撃にも強くなっていて、操作を誤って1〜2メートルくらいの高さから落としてもバラバラになるだけで破損の心配はほとんどありません。初心者に優しくなっています。

値段も2万円程度と、お父さんでも十分手の届く価格になっています。

手動操縦で飛ばす

事前に用意されたiPadにAirblockのアプリが入っていて、プレイモードで操縦が可能です。

前述の通り、Airblockはモジュール式なので、ドローン(飛行)モードの他に、陸上(ホバークラフト)モードにすることもできます。水上モードにもなるようですが、水没すると壊れる可能性があるのでオススメはしないとのこと。

離陸は想像してたより力強く、いっきに浮上します。

陸上モードだと落下の心配がないため、安心して操縦することができます。これだけでも十分楽しい。

プログラムで自動運転にチャレンジ

一通り操縦を楽しんだら、いよいよプログラミングに挑戦です。今回の参加者はプログラミング経験者ばかりだったようで、細かい説明は省き、2チームに分かれてAirblockの自動運転に挑戦します。 私のチームは制御が簡単そう、という理由で陸上モードで試してみることにしました。

・・・が、これと言ったアイデアが出てこなくて難しい。

Airblockには高度センサーが取り付けられているのですが、陸上モードの場合はセンサー部が台座に隠れるため利用することができません。センサーがないとなると、予め決められた動きしかさせることくらいしかできない。

じゃあダンスをさせてみようと、旋回や直進を組み合わせたプログラムを書いてみましたが、ここでなぜか「左に旋回するはずが、右にしかスライドしない謎の挙動」に遭遇しました。いろいろ原因を調べてみましたが結局わからず。

残り時間も15分というところで、急遽ドローンモードでやり直すことにしました。一部のプロペラの挙動がおかしくても飛ぶくらいはできるだろうという判断です。

で、できあがったプログラムがこちら。iPadを車のハンドルと見立てて、傾きに応じて前進と左右旋回ができるようにしてみました。

こちらが操作画面です。

なおiPadが傾いているという情報はとれますが、傾きの加速度はとれないようなので、急旋回や急上昇のような動きはできません。

隣のチームは高さセンサーを利用して、数メートル先に置いたテーブルまで飛んで着地するプログラムを試みていました。残念ながらうまく着地はできませんでしたが、上昇してホバリングしてからの移動は、高度を保ちつつかなり安定して動いていました。

まとめ

今回は初のドローンプログラミング体験ということで、連れていった次男を放って大人気なく楽しんでしまいました。

スクラッチを使ったことがあれば、ドローンのプログラミング自体は比較的簡単にできるかと思います。もし機会があればぜひ触ってみてください。

なお今回のイベントを主催してくれた、上越教育大学ではドローン以外にもOzobotやスクラッチを使った子ども向けプログラミング教室を今年も開催しています。私もたまにお手伝いしているので、近隣の方はぜひ遊びにきてみてください。

また「CodeEdu/」(コードエデュ)という、児童向けプログラミング教育に携わる方を対象としたプログラミング教育指導者養成講座を今年も開催します。場所は上越の他「東京」「大阪」「長野」です。私も上越教育大学と一緒に講座のお手伝いをさせてもらってます。

今年はゴールデンウィーク明けの5月19日からスタートです。まだ受講者を募集中ですので、興味がある方はぜひお問い合わせください。