AlmaLinuxのEC2インスタンスを建てる際に、AWS MarketplaceからAMIをサブスクライブしてみた

EC2インスタンスを作成するときに、AWSにデフォルトで入っていないAMIをベースにする際は、Marketplaceからのサブスクリプションが必要になることがあります
2023.10.30

はじめに

こんにちは、おのやんです。

みなさん、AlmaLinux使っていますか?私は先日初めて耳にしました。

EC2を構築する際に、さまざまな要件を加味してAlmaLinuxインスタンスを立てる場合があります。その際、AMIをAWS Marketplaceからサブスクライブするなど、いくつか追加の手順が必要となることがあります。

ということで、今回はAlmaLinuxのEC2インスタンス作成手順を紹介していきたいと思います。

xAlmaLinuxとは?

AlmaLinuxとは、オープンソースのLinuxディストリビューションの一つです。2024年にサポート終了が予定されているCentOSの後継として注目を集めているOSとなります。

一方で、AlmaLinuxのバージョンによっては、AMIがデフォルトで使用できないことがあります。

そういった際には、AlmaLinuxのAMIをAWS Marketplaceからサブスクライブする必要があります。

AMIのサブスクライブ

それでは、実際にEC2インスタンスを構築していきます。

今回使用するAMIは、AlmaLinux OS 9 (x86_64)(ami-09d3ce23d44d4d03d)になります。

EC2インスタンス構築の際に利用するCloudFormationテンプレートは、以下の通りです。

AWSTemplateFormatVersion: "2010-09-09"
Description: EC2 Set

Resources:
  EC2:
    Type: AWS::EC2::Instance
    Properties:
      ImageId: ami-09d3ce23d44d4d03d
      InstanceType: t2.micro
      BlockDeviceMappings:
        - DeviceName: /dev/sda1
          Ebs:
            VolumeSize: 20
            VolumeType: gp3
            Encrypted: true
      NetworkInterfaces:
        - AssociatePublicIpAddress: false
          DeviceIndex: 0
          SubnetId:
            Fn::ImportValue: sample-subnet-1a
      Tags:
        - Key: Name
          Value: sample-ec2

先ほどの画面に従って、Amazon Marketplaceに移動しましょう。

サイドバーから、「製品の検出」の画面に移ります。

先ほどのAMI IDを検索して、AlmaLinuxの詳細ページに飛びます。 すると、Continue to Subscribeというボタンがあるので、こちらを選択します。

すると、こちらのようにサブスクリプション同意の確認を取られます。

今回は料金はかからないのですが、Amazon Marketplaceの商品の中には追加で料金が発生するものもあります。こちらを十分確認した上で、それでもOKなら「Accept Terms」をクリックしましょう。

すると、このような画面に遷移すると思います。

こちらのEffective Dateが操作している日時になったら、サブスクライブ完了です。

さきほどのCloudFormationテンプレートを再度流し込むと、インスタンス作成が完了しました!

さいごに

EC2インスタンスを作成する際に、AWSにデフォルトで入っていないAMIをベースにする際は、Marketplaceからのサブスクリプションが必要になることがあります。

「なぜかEC2インスタンスが作成できない...」という場合には、AMIが実際に使用できるか確認してみるといいかもしれません。では!