Alteryxでフィールドの順番を変えずにクロスタブツールを使う

Alteryxでフィールドの順番を変えずにクロスタブツールを使う

Clock Icon2020.04.18

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こんにちは、スズです。

Alteryx Designerのクロスタブツールでは、列ヘッダーの変更に設定したフィールドのデータが新しくフィールドに設定されます。この時、フィールドの順番はアルファベット順になります。

例えば、以下のようなデータでクロスタブツールを使ってみます。

クロスタブツールで列ヘッダーの変更に「Field Name」フィールドを設定した場合、以下のように左からアルファベット順にフィールドが表示されます。

元のデータのレコードの上からの順番でフィールドを並べたいという場合、一手間加えることで対応可能です。今回はその対応方法をご紹介します。

フィールドの順番を変えずにクロスタブツールを使う

環境

本エントリの執筆には以下の環境を使用しています。

  • Windows 10 Pro
  • Alteryx Designer 日本語版 2020.1.2.24185

ワークフローの概要

ワークフローの概要はこちら。

  1. レコードIDツールで順番を割り当てる
  2. クロスタブツールで横持ちに変換する
  3. 動的リネームツールでフィールド名を修正する

ワークフローの詳細

詳細を見ていきます。まずはレコードIDツールでレコードの上から順番に数字を割り振ります。

クロスタブツールでは、列ヘッダーの変更にはレコードIDツールで作成したフィールドを指定します。

クロスタブツールの処理後、フィールド名はレコードIDツールで割り当てた数字が入っています。

動的リネームツールでフィールド名を修正します。クロスタブツールからLの入力アンカーに接続し、レコードIDツールからRの入力アンカーに接続します。

動的リネームツールでの設定内容はこちら。

  • 名前の変更モード: 右入力データの行からフィールド名を取得
  • 列の古いフィールド名: レコードIDツールで作成したフィールド
  • 列の新しいフィールド名: フィールド名に設定したい名前があるフィールド

動的リネームツールの出力を見ると、フィールド名が修正されています。また、元のデータのレコードの順番でフィールドが並んでいることも確認できました。

最後に

フィールドの順番を変えずにクロスタブツールを使う方法をご紹介しました。ワークフローを作成する際に参考にしていただければ幸いです。

サンプルワークフローのご案内

クラスメソッドでご契約のユーザー様向けに、当ブログでご紹介したワークフローを専用ポータルにて公開しております。当エントリでご紹介したワークフローも公開予定ですので、ご参考にしていただきますと幸いです。

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