Alteryx DesignerからSalesforceにODBCで接続してみた #Alteryx

Alteryx DesignerからSalesforceにODBCで接続してみた #Alteryx

Clock Icon2023.11.13

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こんにちは、スズです。

Alteryx DesignerからSalesforceへの接続には、Salesforce Input ToolとSalesforce Output Toolという専用のツールを用意しており、Alteryx Communityからダウンロード可能になっています。

Salesforce Input Tool、Salesforce Output Toolを使う以外にも、ODBCを使用してAlteryx DesignerからSalesforceに接続することができます。Alteryx DesignerからODBCを使ってSalesforceへの接続を試してみましたので、本記事でご紹介いたします。

検証環境

本記事の執筆にあたり、使用しているAlteryx Designerの環境は以下の通りです。

  • Alteryx Designer 2023.1
  • Windows 10 Pro

また、SalesforceはDeveloper Editionを使用しています。Developer Editionの利用方法については以下をご参照ください。

事前準備

今回、ODBCでの接続にはBasic Authを使用します。Basic AuthではSalesforceのセキュリティトークンが必要となりますので、あらかじめSalesforceでセキュリティトークンを発行します。Salesforceにログインし、画面右上のアイコンから[設定]を開きます。

[私のセキュリティトークンのリセット]を開き、[セキュリティトークンのリセット]をクリックします。

メールアドレス宛に新しいセキュリティトークンを送信したというメッセージが表示されます。

メールを確認すると、セキュリティトークンが届いていました。このセキュリティトークンをODBC接続に使用します。

ドライバのダウンロード

Salesforceへの接続に使用するODBCのドライバは、Alteryxのライセンスポータルからダウンロードします。ライセンスポータルについては以下の記事にてご紹介していますので、あわせてご確認ください。

ライセンスポータルにログインし、Driversの[Download]をクリックします。

[Download Product]ウィンドウが開きます。ダウンロードするドライバを選択し、[Next]をクリックします。今回はSalesforceとの接続を行いますので、「Salesforce」を選択します。

[Download]をクリックすると、「Simba Salesforce 3.0.0.1001 64-bit.msi」がダウンロードされます。

ドライバのインストール

続いてドライバをインストールします。ダウンロードした「Simba Salesforce 3.0.0.1001 64-bit.msi」をダブルクリックしてインストーラを起動します。インストーラの画面では[Next]をクリックします。

利用規約を確認し、同意の上、[Next]をクリックします。

ドライバのインストール場所を指定し、[Next]をクリックします。

[Install]をクリックすると、ドライバのインストールが始まります。

インストールが完了したのち、[Finish]をクリックして終了します。

DSNのセットアップ

ドライバをインストールしたのち、Alteryx DesignerからSalesforceへの接続に使用するDSNを作成します。ODBCデータソースアドミニストレーターを開き、[追加]をクリックします。

先ほどインストールした[Simba Salesforce ODBC Deriver]を選択して[完了]をクリックします。

DSNのセットアップの画面が表示されますので、必要項目を設定していきます。今回は以下の項目を設定しています。

  • Data source name: 表示名を設定します。
  • Auth Type: 認証タイプを設定します。今回はBasic Authを使用します。
  • Basic Auth
    • Username: Salesforceの認証に使用するユーザー名を設定します。
    • Password: Salesforceの認証に使用するパスワードを設定します。
    • Security Token: 事前準備にて発行したセキュリティトークンを入力します。
    • Save Security Token: 入力したセキュリティトークンを保存しておくため、チェックを入れます。

設定後は、[Test...]をクリックしてSalesforceへの接続に成功するかを確認します。接続テストを確認したのち、[OK]をクリックしてDSNを保存します。

Alteryx DesignerからSalesforceに接続

最後にAlteryx DesignerからSalesforceへの接続を試してみます。データ入力ツールをキャンバスに配置し、[接続を設定します]をクリックします。なお、今回は[データ接続マネージャー(DCM)の使用]はチェックを外しています。

[データ接続]ウィンドウにて、[データソース]を開きます。この中に「Salesforce」の項目がありますので、Salesforceの[ODBC]をクリックします。

[Salesforce ODBC 接続]ウィンドウが開きます。[Salesforceデータソース名]には先ほど設定したDSNを指定します。ユーザー名、パスワードを入力し、[OK]をクリックします。

[テーブルの選択またはクエリを指定]ウィンドウが表示されます。これでSalesforceに接続ができました。

クエリを指定してワークフローを実行すると、データが表示されました。

最後に

Alteryx DesignerからODBCを使ったSalesforceへの接続についてご紹介しました。

参考

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