Alteryx2018.1新機能:FilterツールのUI
こんにちは、小澤です。
Alteryx2018.1からFilterツールのUIが変わるとともに新機能が追加されています。 今回は、Filterツールがどのように変わったのか見ていきます。
HTML GUIになったFilterツール
では、さっそく新しいFilterツールのUIを見てみましょう。
HTML GUIが採用されています。 Basic filterかCustom filterかを選択する、という部分に関しては以前と同じです。
Basic Filterの新機能
Basic Filterの基本的な使い方に変更はありません。 従来通り、
- 対象となる列
- 演算
- 比較対象の値
の3つを入れるのみです。 結果の動きにも変更はありません。
Basic Filterの動きで違いがあるのは、フィルターする対象が日付の時になります。 日付の列を選択した際の比較対象の値の指定は以下のようになっています。
Fixedを指定すると、カレンダーから日付を選択する形式になります。
Today, Tomorrow, Yesterdayの3つはその名の通り、ワークフローを実行したタイミングに依存します。 (dynamic)となっているのもそれゆえです。 ここの項目に関しては説明するまでもないかもしれませんが、以下のようになっています。
- Today : ワークフローを実行した日の日付
- Tomorrow : ワークフローを実行した日の翌日の日付
- Yesterday : ワークフローを実行した日の前日の日付
ちなみにこれらの値を設定した場合、同時にCustom filter側に表示される式はそれぞれ以下のようになっています。
// Todayを選択した場合 [受注日] = DateTimeToday() // Tomorrowを選択した場合 [受注日] = ToDate(DateTimeAdd(DateTimeToday(), 1, "days")) // Yesterdayを選択した場合 [受注日] = ToDate(DateTimeAdd(DateTimeToday(), -1, "days"))
いずれもDateTimeToday関数で取得した今日の日付から計算を行なっているので、以前のバージョンでもCustom filterを使えば実現できていたものになりますが、今回のバージョンアップでそれがより手軽にできるようになりました。
Formula風になったCustom filter
Custom filter側のUIはFormulaツール風になりました。 Formulaツールも以前バージョンアップでUIの変更がありましたが、今回のFilterツールの変更点もその時とほぼ同様になります。
まず、以前のバージョンだと
- 上部に列や関数などのリストがあり、そこから選択することで補完が可能
- 下部に実際の式を記述する
といった形式になっていました。
これに対して、新しいUIでは左側のアイコンから補完対象を選択する形式になります。
また、関数名や列名は入力中にも候補が表示されその中から選択して補完することも可能です。
この辺りの機能に関しては、11.0以降のAlteryx Designerをお使いの方はFormulaツールと同じ動きと思っていただければ問題ありません。
おわりに
今回は、Alteryx 2018.1の新機能のうち、FilterツールのUI変更について解説しました。
Formulaツールと同じような動きをすることで今までよりも一層使いやすくなったのではないかと思います。
Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください
日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。