[アップデート] Amazon AppStream 2.0でWindows Server 2022イメージがサポートされました

[アップデート] Amazon AppStream 2.0でWindows Server 2022イメージがサポートされました

Clock Icon2023.12.16

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しばたです。

本日よりAmazon AppStream 2.0でWindows Server 2022のイメージが利用可能になりました。

AWSからのアナウンスは以下となります。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/12/amazon-appstream-2-0-windows-server-2022-images/

更新内容

従来AppStream 2.0においてはWindows Server 2016と2019のイメージが利用可能でしたが、今回新たに2022がサポート対象に増えた形となります。
AppStream 2.0が提供される全てのリージョンで利用可能です。

なお、あくまでもイメージのみのサポートでありAWSがベースイメージを提供するElastic Fleetsは対象外です。
(Elastic FleetsはWindows Server 2019のみ提供のまま)

確認してみた

ここからは実際に確認していきます。
今回は私の検証用AWSアカウントの東京リージョンで試していきます。

Image Resigtry

最初にImage ResigtryからWindows Server 2022のイメージを検索すると新たに3種のイメージが増えていました。

標準のAppStream-WinServer2022-12-11-2023の他にGPU搭載インスタンスファミリー用のものがある感じです。

AppStream-WinServer2022-12-11-2023の詳細を確認すると以下の様になっていました。

OS内部のAppStream 2.0 Agentのバージョンは本日時点で最新の12-07-2023になっています。

リリースノートを確認するとこのバージョンからWindows Server 2022サポートが明記されていることが分かります。
加えてEOSとなったWindows Server 2012 R2を正式にサポート外にしており、既存の環境で古いOSを使っている方はご注意ください。

あと、AppStream 2.0イメージにはAWS Tools for PowerShellだけでなくAWS CLIも同梱されているのですが、このバージョンからAWS CLI v2をサポートしたそうです。
もっと昔からサポートしてたと思っていたのでこれは意外でした。

Image Builder

続けてImage Builderを起動してみます。

まずはベースイメージにAppStream-WinServer2022-12-11-2023を選んでImage Builderを作成します。

(その他設定画面は割愛。環境に応じた内容にしてください)

出来上がったImage Builderに接続した結果はこんな感じでした。

先ほど述べたAWS CLIはVer.2.13.38がインストール済みでした。
あと、従来同梱されていたFirefoxが見つからず、これはWindows Server 2022ではMicrosoft Edgeがデフォルトインストール済みだからかもしれません。

せっかくなのでMicrosoft Edgeを公開アプリケーションに登録しておきます。

(細かい手順は割愛)

Fleet, Stack等

あとはImage Builderからイメージを作ってFleet、Stack等を従来通り設定してやります。

登録したMicrosoft Edgeもエラー無く起動してくれます。

いい感じですね。

ただし、今回の検証ではMicrosoft Edgeの初期設定ダイアログの表示を抑制できませんでした...こちらは本記事の主題ではないため解消方法までは追及していませんのでご了承ください。

余談 : 新しいWEB UI

What's newでのアナウンスは無いのですが、マネジメントコンソール上では「AppStream 2.0のWEBアクセスが新しいUIになる」旨の通知があり実際に新UIを試せます。

先ほどのMicrosoft Edgeの画面上部にも「Try the new Portal」のボタンがありクリックすると新しいUIを試せます。

新しいUIはこんな感じです。

画面上部のメニュー構成の表示が刷新され、ダイアログのUIもCloudscapeの新しい感じになっています。

内部的にはこのUIはVersion 2という扱いで詳細については以下のドキュメントをご覧ください。

最後に

以上となります。

必要に応じて新しいOSで動作検証を行い環境を刷新すると良いと思います。

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