[アップデート] Amazon Bedrock Agents のメモリ保持期間が最大 30 日から 365 日に変更されました
こんにちは!AWS 事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
What's New には出ていないのですが Amazon Bedrock Agents のメモリ保持期間が最大 30 日から 365 日に変更されました。
(メモリ保持期間以外にも、アップデートがありますね。別のエントリで試してみたいと思います。)
Support for custom user agent and max web pages crawled for web connector. Support app only credentials for SharePoint connector. Increase agents memory duration limit to 365 days. Support to specify max number of session summaries to include in agent invocation context.
メモリ機能とは
メモリを利用すると会話のコンテキストを保持しながらエージェントと対話ができるようになります。
たとえば、会話の中で挙げられた特定の文書/トピックに関して複数の質問を投げかけるケース、ユーザーの情報/質問を引き継ぎながら回答の最適化を行いたいケースに有効です。
アップデート内容
非常にシンプルですがメモリ登場時点だと、最大 30 日セッションを保持する仕様でした。
Amazon Bedrock のエージェントがメモリ保持とコード解釈をサポートするようになりました (プレビュー中) | Amazon Web Services ブログより画像引用
今回のアップデートで最大保持期間が 30 日から 365 日に変更されました。
1 年前のこと覚えていますか?私は結構忘れてしまうため、Bedrock Agents すごいですね。
やってみる
それではメモリ保持機能の変更内容を見てみましょう。コンソールから確認します。
変更可能な日数が 1 and 365 days
に変更されていますね。
ドキュメントも更新かかっていますね。
amazon.ermis-v1
と言う見慣れない名前がありますが、気にしないでおきましょう。
コンソールで確認
エージェントに対して、いくつか問い合わせしてみます。 TST_MEM_ID
の MemoryID にいくつかセッションが蓄積されていますね。
人間にも忘れたい記憶があると思いますが、エージェントも忘れることができます。
マネジメントコンソールから Delete all
を選択し、セッションを削除できますね。
API からはメモリ内の特定セッションに対して削除ができるようです。特定の情報を消したい時にピンポイントに使えそうです。
--session-id
(string)
The unique session identifier of the memory.
まとめ
以上、簡単ではありますが「Amazon Bedrock Agents のメモリ保持期間が最大 30 日から 365 日に変更されました」でした。
メモリ機能を使うことで特定のコンテキストを引き継いだまま、会話できるのは大変便利ですよね。
パブリックプレビューとのことで料金情報は出ててきていないですが、一般提供の時は無料で使えるか気になりますね。
このブログがどなたかの参考になれば幸いです。
AWS 事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!