[アップデート] Amazon Bedrock の OpenAI open weight models がデフォルトでモデル有効化されるようになりました
こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
Amazon Bedrock の OpenAI open weight models がデフォルトでモデル有効化されるようになりました。
アップデート内容
タイトルの通りなのですが、「Amazon Bedrock の OpenAI open weight models がデフォルトでモデル有効化されるようになりました。」です。
今まで Amazon Bedrock 上でサーバレスモデルを利用する際は、モデルの有効化といった作業が事前に必要でした。
新しいモデルが増えていくたびに、モデルアクセスからモデルの有効化を進める必要があるのですが、今回のアップデートで OpenAI 社の open weight models に関してはデフォルトで有効になりました。
What's New の内容を見ると、他の既存のサーバーレスモデルにも近々拡張する予定のようです。また、今後新しく登場するサーバレスモデルに関しても、同じような仕組みが搭載されると読み取れます。(つまり、モデルの有効化が不要になっていくといったアップデートのようですね。自動化が難しかったのでありがたい ...)
Soon, we will extend this simplified access approach to other existing non-legacy serverless models in Amazon Bedrock. Going forward, Amazon Bedrock will launch all new serverless foundation models with default access for AWS accounts.
Amazon Bedrock now provides simplified access to OpenAI open weight models
マネジメントコンソールを見てみる
現在、OpenAI open weight models はオレゴンリージョンにて利用可能です。
マネジメントコンソールを見てみると、たしかにデフォルトで有効になっていました。
当たり前ですが、問題なくチャットでコミュニケーションできています。
IAM 周り
内容重複しますが、今までモデルの有効化を行わないと、次のようにアクセス権限が不足していると怒られる仕様でした。
An error occurred (AccessDeniedException) when calling the InvokeModel operation: You don't have access to the model with the specified model ID.
今回のアップデートで、新しいモデルはデフォルトで有効になっていたり、既存のものもデフォルトで有効になってくるため、特定モデルの実行を制御したくなってくるケースも増えてくるのではないでしょうか。
SCP で制御していきたいケースなどは以下の AWS Blog でフォローできそうです。
たとえば、DeepSeek の利用を Deny したい場合は、以下のポリシーを設定すると良いでしょう。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": {
"Sid": "DenyInferenceForDeepSeekodels",
"Effect": "Deny",
"Action": [
"bedrock:InvokeModel",
"bedrock:InvokeModelWithResponseStream"
],
"Resource": [
"arn:aws:bedrock:*::foundation-model/deepseek.*"
]
}
}
まとめ
以上、「Amazon Bedrock の OpenAI open weight models がデフォルトでモデル有効化されるようになりました。」でした。
OpenAI open weight models 以外のモデルも、順次適用されていく予定であることもおさえておきたいですね。
クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!