[アップデート] Amazon CodeGuru Reviewer の新しい価格モデルを発表。変更および追加されたコード行のみが課金対象になって、お財布に優しくなりました。
2020.06.30 修正
変更、追加のみが課金対象となるのは改訂版リビジョンのみであり、初期のコード分析は全量のコード行が対象となる点、誤った記載がありましたので修正いたしました。
本日、Amazon CodeGuru Reviewer(preview) の新しい価格モデルがリリースされました。
新しい価格モデルでは、変更および新しく追加されたコード行に対してのみ課金されるようになります。
何がうれしいのか
従来の価格モデルは、最初のプルリクエストに含まれるファイルすべてのコード行だけでなく、その後のプルリクエストに含まれるファイル内も全コード行を対象に課金対象となっていました。
料金は、分析されるコード 100 行あたり $0.75 ですので「改善ポイントがあるかないか関わらず、分析するだけで課金されるのかー・・・」という印象がありましたが、新価格モデルによって改訂リビジョンのコード行は追加、変更のみが課金対象となり、変更のない分がごっそりカットされますので、これはお財布に優しいですね!
料金の例
シナリオ
50 人の開発者がリポジトリのコードを処理しているシナリオを検討します。毎月合計 200 件の新規のプルリクエストが実行され、1 件のリクエストの行数は平均 500 行です。またそれに加えて、それぞれ平均 25 行の過去に分析されたプルリクエストに 800 の変更が加えられます。Amazon CodeGuru Reviewer に、リポジトリに対して行われたすべてのソースコードプルリクエストとリビジョンを分析してもらいたいと考えています。
新しいの価格モデル
- 分析される行数 = (200 件の新規のプルリクエスト * 500 コード行 ) + (800 件のリビジョン * 25 コード行) = 120,000 (新規 100,000 + 変更 20,000)
- コード分析の費用 = 100 コード行あたり $0.75 * (120,000/100) = $900
Amazon CodeGuru Reviewer とは
re:Invent2019 でリリースされた Amazon CodeGuru は、自動化されたコードレビューとアプリケーションパフォーマンスの推奨事項を提供する機械学習サービスです。現在、パブリックプレビューで利用可能です。
対応言語は Java のみです。
対応リージョン
リポジトリは CodeCommit か GitHub で利用できます。ただし、CodeCommit の場合、東京リージョンではまだ利用できません。
- バージニア北部
- オハイオ
- オレゴン
- シドニー
- アイルランド
さいごに
改訂版リビジョンのコード行では変更、追加のなかった部分への課金なくなりましたので、費用対効果の高い価格モデルとなりましたね!
90 日間の無料トライアルも利用できます。パブリックプレビューなのでプレビュー申請は必要ありません。ご興味があれば、今すぐ AWS コンソールからお試しください。
以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!