Amazon Connect AIエージェントでツール実行前に内容を復唱して許可を求める機能「ユーザー確認」を有効化してみた
はじめに
Amazon Connect AIエージェントオーケストレーションタイプでは、ツールを呼び出す前にユーザーに実行の許可を求める「ユーザー確認」という機能があります。
AWSドキュメントを見ても具体的な挙動についての説明がなかったため、実際にどのような動きになるのか試してみました。
こちらの機能は、おそらく予約の登録や確認などのツールが選択された際、ツールを実行する前にユーザーへ入力内容の確認を促すためのものだと思われます。
以下の記事では、予約の確認ツールをフローモジュールで作成していますので、今回はこちらのAIエージェントを使って「ユーザー確認」を有効化してみます。
「ユーザー確認」を有効化
まずは、AIエージェントオーケストレーションタイプのツール設定画面を開き、対象のツールを編集して「ユーザー確認」を有効化します。

Connectフローの設定
利用する問い合わせフロー(コンタクトフロー)は非常にシンプルです。
「顧客の入力を取得する」ブロックを配置し、作成したAIエージェントを指定するだけで準備完了です。

動作確認
それでは、実際にチャットテスト画面で動作を確認してみます。
違いがわかりやすいように、まずは「ユーザー確認」を有効化していない場合の挙動から見ていきます。
比較:「ユーザー確認」が無効の場合(デフォルト)
参考記事でも紹介されている、ユーザー確認を行わない通常のパターンです。
BOT
お問い合わせ内容をお伝え下さい
Customer
予約を確認したい
BOT
ご予約の確認を承ります。お名前とお電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか。
Customer
山田太郎です。09012345678です。
BOT
(※ここで即座にツールが実行され、予約確認の結果が返却される)
山田太郎様、お電話番号09012345678でご予約を確認いたします。少々お待ちください。
山田太郎様、ご予約を確認いたしました。2026年3月15日の14時から4名様でご予約を承っております。ご予約番号はRES-1001でございます。他にお手伝いできることはございますか。
このように、AIエージェントがツール実行に必要なパラメータ(名前と電話番号)を取得すると、確認を挟まずに即座にツールが実行されます。スピーディに処理が進む反面、もし音声認識の誤りや入力間違いがあった場合、誤った情報のままツールが実行されてしまいます。
「ユーザー確認」が有効で「はい」と答えた場合
次に、「ユーザー確認」を有効化した状態で、確認に対して「はい」と答えてツールを実行させるパターンです。
BOT
お問い合わせ内容をお伝え下さい
Customer
予約を確認したい
BOT
ご予約の確認を承ります。お名前とお電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか。
Customer
山田太郎です。09012345678です。
BOT
山田太郎様、お電話番号09012345678でご予約の確認をさせていただきます。よろしいでしょうか。
Customer
はいお願いします。
BOT
(※ここでツールが実行され、予約確認の結果が返却されます)
かしこまりました。ただいまご予約情報を確認いたします。
山田太郎様、ご予約を確認いたしました。2026年3月15日の14時から4名様でご予約を承っております。ご予約状況は確定済みでございます。他にお手伝いできることはございますか。
ツールが実行される直前に、AIエージェントが取得したパラメータ(名前と電話番号)を復唱し、実行してよいか確認してくれました。「はい」と答えることで、無事にツールが呼び出されます。
「ユーザー確認」が有効で「いいえ」と答えた場合
最後に、確認に対して「いいえ」と答えて実行をキャンセルするパターンです。
BOT
お問い合わせ内容をお伝え下さい
Customer
予約を確認したい
BOT
ご予約の確認を承ります。お名前とお電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか。
Customer
山田太郎です。09012345678です。
BOT
山田太郎様、お電話番号09012345678でご予約を確認させていただいてもよろしいでしょうか。
Customer
いいえ
BOT
かしこまりました。それでは、正しいお名前とお電話番号を改めてお伺いしてもよろしいでしょうか。
Customer
いいえ
BOT
かしこまりました。ご予約の確認は不要ということでよろしいでしょうか。他にお手伝いできることはございますか。
「いいえ」と答えるとツールは実行されず、予約確認ツールは選択したまま、AIエージェントが再度正しい情報を入力するように促してくれました。誤認識や入力間違いがあった場合でも、安全にやり直しができますね。
最後に
今回は、Amazon Connect AIエージェントの「ユーザー確認」機能の挙動を確認してみました。
無効の場合は即座にツールが実行されますが、有効化することでツール実行前にAIが自動でパラメータを復唱してくれます。予約の確認や登録、個人情報の照会など、確実な情報確認が必要なユースケースで非常に便利に使えそうです。
どなたかの参考になれば幸いです。






