Amazon Connectの自動着信機能の設定方法と動作確認

Amazon Connectの自動着信機能の設定方法と動作確認

Clock Icon2025.03.23

こんにちは。
繁松です。

はじめに

Amazon Connectでエージェントの通話の自動着信について、設定方法や着信時にどのような挙動になるか調べてみました。
自動着信機能を有効化することでエージェントが応答ボタンを選択しなくても自動で電話に繋がります。

電話の取りこぼしを防ぎたい場合や、少しでも早くに電話をつなげたい場合に役立つ機能です。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/enable-auto-accept.html

やってみた

前提

  • Amazon Connectインスタンスは構築済み

自動着信の有効化

自動着信の有効化は各エージェント(ユーザー)毎に設定する必要があります。
複数のユーザーを一括で編集することもできますが、自動着信の有効化は一括編集では設定できません。

csvのインポートで新規作成する場合には複数ユーザーを一括で設定することができます。

ユーザーを開き、「通話の自動着信」にチェックを入れることで設定できます。
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動作確認

自動着信を有効化したユーザーで動作確認してみます。
着信時は通常の「通話を受信」「通話を拒否」のボタンが表示されずに、1秒程で接続中の画面に切り替わります。
呼出音は再生されずにエージェントウィスパーのみ再生されます。

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顧客側は架電後すぐにオペレーターと繋がるので待ち時間がかなり短い印象でした。

補足事項

自動着信までの時間は変更可能か

自動着信の時間を変更する設定はなく、1秒程でつながる仕様になっています。

コールバック時の挙動について

コールバック時は自動着信は機能しません。
コールバックキューにいれられた通話は通常どおりオペレーターに着信し「通話を受信」「通話を拒否」のボタンが表示されます。

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https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-connect-callback-waiting-time-reduce/

さいごに

Amazon Connectの自動着信機能は、応答時間の短縮や通話の取りこぼし防止に効果的な機能です。緊急対応や顧客の待ち時間削減が重要な業務での活用が期待できます。
以上、Amazon Connectの自動着信についてでした。

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