
Amazon Connect Email でキーワード判定による自動メール応答ができるようになりました! #AWSreInvent
こんにちは。
繁松です。
Amazon Connect アドベントカレンダー 2025、5日目の記事です!
Amazon ConnectのアップデートでEメール受信時にキーワード判定で自動メール応答が出来るようになりました。
はじめに
今までEメールを使って特定のキーワードをトリガーに自動返信を行う場合は、LambdaやEventbridgeなどの外部システムを連携させて実装する必要がありましたが、今回のアップデートでAmazon Connectだけでキーワード判定を行い自動メール応答を行えるようになりました。
キーワードの判定には今回追加された「保存されたコンテンツを取得ブロック」を使用します。
やってみる
営業時間のような簡単な問い合わせは自動返信し、それ以外の問い合わせはオペレーターに転送するフローを作成します。
事前準備
Amazon Connect Emailの設定は以下のブログを参考に実施してください。
コールフローの作成
以下のフローを作成します。

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保存されたコンテンツを取得ブロック
このブロックを使用すると、S3バケットに保存されているEメールのデータを取得できます。
このブロックを使用することで、Amazon S3バケットに保存されているメールメッセージの本文にアクセスできます。
フロー属性の最大サイズ制限により、現在サポートされる最大サイズは32KBです。(日本語だと10000文字程度です。)
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/get-stored-content.html -
コンタクト属性を確認するブロック
コンタクト属性を確認するブロックは以下のように設定します。
今回分岐の条件には「営業時間」を設定します。

- 通信を送信ブロック
送信先のメールアドレスは「システム」「お客様の住所/所在地または番号」を設定します。
件名と本文は営業時間の案内にします。

注意点
発表されたばかりのアップデートなので、環境によってはブロックが表示されない場合があります。
今回検証した環境はオレゴンリージョンのAmazon Connectインスタンスです。
動作確認
Amazon Connectで作成したメールアドレス宛に本文に営業時間が含まれる内容のメールを送ります。
1分程で設定した営業時間についての返信メールが届きます。

さいごに
今回のアップデートでメールのお問合せ内容をフロー内で取得することが可能になりました。
簡単な問い合わせについては自動回答を利用し、複雑な問い合わせのみオペレーターが対応することでより効率的にコンタクトセンターを運用できそうです。









