Amazon Connect Q in Connectのコンテンツ検索にServiceNowを設定する方法

Amazon Connect Q in Connectのコンテンツ検索にServiceNowを設定する方法

2025.07.01

こんにちは。
繁松です。

はじめに

Amazon Connectのコンテンツ検索はナレッジベースとして下記を指定することができます。

  • Amazon S3
  • Microsoft SharePoint Online
  • Salesforce
  • ServiceNow
  • Zendesk

今回はServiceNowをナレッジベースに設定する方法を紹介します。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/enable-q.html#enable-q-step-3

前提条件

以下のブログを参考にConnectインスタンスでQ in Connectを有効にします。
https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-q-in-connect-setting-search-content/

Amazon Q in Connectで発生する料金は以下ブログに記載されています。
https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-q-connect-agent-assistance-pricing-change-2025/

ServiceNow側の準備

ユーザー作成

ServiceNowでユーザーを作成します。

https://www.servicenow.com/docs/ja-JP/bundle/yokohama-platform-administration/page/administer/users-and-groups/task/t_CreateAUser.html

注意点1:ユーザーの言語は「English」

ユーザーの言語は「English」で作成する必要があります。(日本語で作成した場合統合に失敗しました。)

 2025-10-20 21.34.31

注意点2:ユーザーは管理者権限が必要

ユーザーは管理者権限が必要を持っている必要があります。
ユーザー画面のロールから[admin]権限の付与を行います。

 2025-10-20 21.36.01

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注意点3:ユーザー作成後はパスワードの更新が必要

ユーザー作成後は一度ブラウザから作成したユーザーでログインする必要があります。
初回ログイン時にはパスワードの変更が必要になります。変更をしていないとAmazon Connectとの統合に失敗します。

Amazon Connect側の作業

統合 (ナレッジベース) を作成する

対象のAmazon ConnectインスタンスからAmazon Qを開き、「統合の追加」を選択します。
2025-06-30_22h50_31

統合のセットアップでソースにServiceNowを設定し、統合要件の確認にチェックを入れます。
2025-06-30_22h52_07

ServiceNowとの接続に先ほど作成したServiceNowユーザーの情報を入力し接続するを選択します。
2025-06-30_22h54_53

接続が成功すると以下のように表示されます。
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オブジェクトとフィールドを選択で、以下のフィールドを選択し統合を追加します。
追加で必要なフィールドがある場合は選択します。

short_description
number
workflow_state
sys_mod_count
active
text
sys_updated_on
wiki
sys_id

コンテンツ検索の日本語化

以下のブログを参考にコンテンツ検索を日本語に設定します。
https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-q-connect-content-search-jp-locale-gui/

動作確認

ServiceNowには事前にクラスメソッドの住所情報をナレッジベースに登録していました。
2025-07-01_11h52_41

Amazon Qでクラスメソッドの住所を確認したところServiceNowに登録している住所の情報が返ってきました。
2025-07-01_11h54_45

ソースを確認することもできます。
2025-07-01_11h55_32

さいごに

Amazon Connect Q in Connectのコンテンツ検索にServiceNowを設定する方法について紹介しました。
ServiceNow側にあるナレッジをAmazon Connectで効率的に活用できるようになります。

次回以降でCustomer ProfileのデータマッピングにServiceNowを設定する方法についても紹介したいと思います。

ServiceNow ナレッジベースのフィールドの値を確認する方法

ナレッジベースのフィールドの値を確認する方法を紹介します。

  1. システム定義(System Definition)を検索しテーブル(Tables)を開く
     2025-10-20 16.49.08

  2. 「kb_knowledge」を検索しナレッジ(Knowledge)を開く
     2025-10-20 16.49.35

  3. 列(Columns)にフィールドの情報が表示される。列名(Column name)がフィールドの値。表示されない場合は歯車マークから「列名(Column name)」を追加する。
     2025-10-20 16.50.54

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