EC2 Systems ManagerのParameter Storeがバージョニングをサポートしました
はじめに
中山(順)です
EC2 Systems ManagerのParameter Storeがバージョニングをサポートしました!
Amazon EC2 Systems Manager Parameter Store Adds Versioning Support
最新および過去の値に対して明示的にバージョン番号が付与されます。
使い勝手を確認してみたいと思います。
Parameter Storeとは?
弊社ブログでも何度が取り上げられていますので、説明は割愛します。
Amazon EC2 Systems Managerでパラメーターストアを試してみた #reinvent
EC2 Systems Manager のパラメータストアを利用したアプリケーション環境設定の管理
AWS KMS で EC2 Systems Managerパラメータストアを暗号化
【Tips】Run CommandでParameter StoreのSecure String(暗号化した文字列)を参照する
CloudWatch EventsがEC2 Systems Managerのパラメータストアに対応しました
Amazon EC2 Systems Managerの階層パラメータを試してみる
使ってみた(マネージメントコンソールの場合)
作成
まずは、パラメーターを作成します。
パラメーターを選択すると、「履歴」のタブから変更履歴を確認できます。 バージョン番号が付与されていることが確認できます。
更新
パラメーターを更新してみます。
「履歴」のタブから、最新の値に新しいバージョン番号が付与されていることが確認できました。
使ってみた(AWS CLIの場合)
作成
パラメーターを作成します。 作成すると、パージョン番号が返ってきます。
aws ssm put-parameter \ --name var01 \ --description "Developers.IO" \ --value "hogehoge" \ --type String
{ "Version": 1 }
パラメーターを参照してみます。 以下の通り、パラメーターの属性として"Version"が追加されています。
aws ssm get-parameter \ --name var01
{ "Parameter": { "Version": 1, "Type": "String", "Name": "var01", "Value": "hogehoge" } }
更新
それでは、パラメーターを更新してみます。
(更新の際には、--overwrite
オプションが必要です)
以下の通り、バージョン番号が繰り上がりました。
aws ssm put-parameter \ --name var01 \ --value "fugafuga" \ --type String \ --overwrite
{ "Version": 2 }
パラメーターを参照してみます。 こちらでもバージョン番号が繰り上がっていることが確認できます。
aws ssm get-parameter \ --name var01
{ "Parameter": { "Version": 2, "Type": "String", "Name": "var01", "Value": "fugafuga" } }
また、履歴の一覧を表示するコマンドを実行してみます。
aws ssm get-parameter-history \ --name var01
{ "Parameters": [ { "Name": "var01", "LastModifiedDate": 1509075022.629, "Value": "hogehoge", "Version": 1, "LastModifiedUser": "arn:aws:iam::XXXXXXXXXXXX:user/xxxx", "Type": "String", "Description": "Developers.IO" }, { "Name": "var01", "LastModifiedDate": 1509075066.023, "Value": "fugafuga", "Version": 2, "LastModifiedUser": "arn:aws:iam::XXXXXXXXXXXX:user/xxxx", "Type": "String", "Description": "Developers.IO" } ] }
特定のバージョンの値を取得する方法は以下の通りです。
aws ssm get-parameter \ --name var01:1
{ "Parameter": { "Version": 1, "Type": "String", "Name": "var01", "Value": "hogehoge" } }
まとめ
とっても地味なアップデートですが、もともとParameter Store自体とても便利なサービスです。 この記事でParameter Storeを知ったという方は、ぜひ活用を検討してみてください!