Amazon Inspectorの価格体系について

2016.04.27

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こんにちは、コカコーラが大好きなカジです。

AWSの自動的なセキュリティ診断サービス

ここでは価格体系について調べてみました。

価格の計算方法

AWS Inspectorは、EC2にエージェントをインストールし、タグを設定することで診断されます。

その1エージェントに対して1項目診断を実行した場合、それは1エージェント診断と計算します。

10エージェントに対して1項目診断を実行した場合、それは10エージェント診断になります。

一般的な診断ツールですと、アプライアンス台数だったり、IPアドレス数でのライセンス費用になりますが、AWSでの構成変更や、オートスケーリングの台数変化に対応しにくいと思いますが、Inspectorですと対応しやすいと思います。

無料トライアル

最初の90日間は、250エージェント診断まで無料。

基本価格

エージェント診断数 1エージェント診断費用
最初250エージェント診断 $ 0.30
次の750エージェント診断 $ 0.25
次の4,000エージェント診断 $ 0.15
次の45,000エージェント診断 $ 0.10
それ以上のエージェント診断 $ 0.05

ありがちなケースでの費用

実際の利用を考えた場合、EC2 4台の環境を2つの診断項目で1日1回、1ヶ月診断した場合の費用について計算してみました。 以下の計算になると思います。

  • EC2インスタンス 4台=4エージェント
  • 診断項目数=2個
  • 診断回数1日1回=31回

合計 4エージェント x 診断項目2個 x 1ヶ月の診断回数31回 =248エージェント診断 x $0.30 (250エージェント診断)= $74.4

まとめ

かなり手軽にセキュリティ診断できそうな気がします。PCI DSSの取得要件にセキュリティ診断が必要とありますので、Amazon Inspectorを設定しても良いのではと思います。 ただし、商用製品は細かいところに手が届いたりしますので、まずはAWS Inspectorで始めてみて、必要に応じて商用製品へ切り替えるのも良いかもしれません。

参考資料

Amazon Inspector Pricing