Amazon Lexの音声入力時間が上限緩和申請不要で最大55秒に拡張されました

Amazon Lexの音声入力時間が上限緩和申請不要で最大55秒に拡張されました

2026.01.26

はじめに

以前、Amazon ConnectなどからAmazon Lexを利用する際、音声入力時間はデフォルトで12秒、最大でも15秒という制限がありました。

この時間を延長するには、AWSサポートへの上限緩和申請が必要でした。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-connect-lex-voice-input-extension/

しかし、AWSドキュメントを確認したところ、いつの間にかデフォルトが13秒、最大値が55秒に変更されていました。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/lexv2/latest/dg/session-attribs-speech.html#voice-input-time-out

これにより、上限緩和申請が不要になりました。申請の手間や待ち時間がなくなるのは嬉しいアップデートです。

実際に設定を行い、動作を検証してみます。

Lexボットの作成

Connect管理ページからボットを作成します。

cm-hirai-screenshot 2026-01-21 14.54.22

言語は日本語を選択します。今回はAmazon Connect AIエージェントを利用するため、「Amazon Connect AI agent in Connect intent」を有効化してビルドします。

cm-hirai-screenshot 2026-01-21 14.57.26

Connectフローの設定

以下のフローを利用して検証します。

cm-hirai-screenshot 2026-01-26 9.20.28

[顧客の入力を取得する]ブロックにて、以下の2つの設定を行います。

  1. 発話の最大長さ
    キー:x-amz-lex:audio:max-length-ms:*:*
    値:55000
  2. 無音タイムアウト
    キー:x-amz-lex:audio:end-timeout-ms:*:*
    値:3000
    cm-hirai-screenshot 2026-01-26 9.25.30

無音タイムアウトはデフォルトで0.6秒と短いため、今回は3秒に設定しました。

なお、x-amz-lex:audio:max-length-ms:*:*を55,000ミリ秒以上に設定した場合、自動的に上限値である55,000ミリ秒として扱われます。この際、エラーにはならないようです。

動作検証

電話をかけて[顧客の入力を取得する]のアナウンスを確認後、適当な言葉を1分弱話し続けました。その結果、おおよそ55秒間音声を受け付けることを確認できました。

cm-hirai-screenshot 2026-01-26 9.29.48

最後に

Amazon Lexの音声入力の最大時間が、上限緩和申請なしで最大55秒まで拡張されたことを確認しました。

以前はサポートへの申請が必要でしたが、今後はセッション属性を設定するだけで手軽に利用できます。

特に、生成AIと連携して複雑な問い合わせを受ける場合など、顧客の発話が長くなるケースで非常に役立つアップデートだと思います。

ぜひ活用ください。

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