Amazon Lexの音声入力時間が上限緩和申請不要で最大55秒に拡張されました
はじめに
以前、Amazon ConnectなどからAmazon Lexを利用する際、音声入力時間はデフォルトで12秒、最大でも15秒という制限がありました。
この時間を延長するには、AWSサポートへの上限緩和申請が必要でした。
しかし、AWSドキュメントを確認したところ、いつの間にかデフォルトが13秒、最大値が55秒に変更されていました。
これにより、上限緩和申請が不要になりました。申請の手間や待ち時間がなくなるのは嬉しいアップデートです。
実際に設定を行い、動作を検証してみます。
Lexボットの作成
Connect管理ページからボットを作成します。

言語は日本語を選択します。今回はAmazon Connect AIエージェントを利用するため、「Amazon Connect AI agent in Connect intent」を有効化してビルドします。

Connectフローの設定
以下のフローを利用して検証します。

[顧客の入力を取得する]ブロックにて、以下の2つの設定を行います。
- 発話の最大長さ
キー:x-amz-lex:audio:max-length-ms:*:*
値:55000 - 無音タイムアウト
キー:x-amz-lex:audio:end-timeout-ms:*:*
値:3000

無音タイムアウトはデフォルトで0.6秒と短いため、今回は3秒に設定しました。
なお、x-amz-lex:audio:max-length-ms:*:*を55,000ミリ秒以上に設定した場合、自動的に上限値である55,000ミリ秒として扱われます。この際、エラーにはならないようです。
動作検証
電話をかけて[顧客の入力を取得する]のアナウンスを確認後、適当な言葉を1分弱話し続けました。その結果、おおよそ55秒間音声を受け付けることを確認できました。

最後に
Amazon Lexの音声入力の最大時間が、上限緩和申請なしで最大55秒まで拡張されたことを確認しました。
以前はサポートへの申請が必要でしたが、今後はセッション属性を設定するだけで手軽に利用できます。
特に、生成AIと連携して複雑な問い合わせを受ける場合など、顧客の発話が長くなるケースで非常に役立つアップデートだと思います。
ぜひ活用ください。






