話題の記事

[速報] Amazon Linux 2 ベースのデスクトップ環境!Amazon Linux WorkSpaces が登場しました

Amazon WorkSpaces に、Amazon Linux 2 をベースにしたデスクトップ環境である Amazon Linux WorkSpaces が登場しました。
2018.06.27

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、菊池です。

驚きのアップデートです。Amazon WorkSpaces に、Amazon Linux 2 をベースにしたデスクトップ環境である Amazon Linux WorkSpaces が登場しました。

なお、ベースとなる Amazon Linux 2 LTS も本日、正式リリースされています。こちらと同様に、Amazon Linux WorkSpaces でも5年間の長期サポートが提供されます。

[速報]5年長期サポートのAmazon Linux 2が一般公開されました

WorkSpacesが利用可能な全てのリージョンで利用可能です。

利用料金

Linuxバンドルの料金はこちら。(本記事執筆時点では、English表示のみLinux版が反映されていました)

一部バンドルの東京リージョンでの月額利用料をWindows/Linuxで比較してみます。

バンドル ルートボリューム ユーザーボリューム 月額(Windows) 月額(Linux)
Value 80 GB 10 GB $ 34.00 $ 30.00
Standard 80 GB 50 GB $ 47.00 $ 43.00
Performance 80 GB 100 GB $ 78.00 $ 74.00
Power 175 GB 100 GB $ 118.00 $ 114.00

ライセンス料の差なのか、Linux版の方が各バンドル一律 $4/月、安価な設定になっています。

Amazon Linux WorkSpaces を使ってみる

それでは早速起動してみます。起動・接続の手順はWindows版と全く同じでした。

まずはディレクトリを選択します。あらかじめ起動しておいた、SimpleADを選択しました。

ユーザーを作成しておきます。

バンドルの選択です。Value/Standard/Performance/Powerの4つのスペックから選択できます。今回はStandardを選びました。

実行モードを選択します。

内容に問題なければ、起動します。

起動が完了するまで、20分ほど待ちました。

起動できたら接続です。ここも、Windows版と同じで、登録したユーザーのメールアドレスに送付されてくる情報から、WorkSpacesクライアントを使って接続します。

接続できました!

システムの情報です。カーネルは4.14.47、本日同時に正式リリースされたAmazon Linux 2 LTS と同じです。

Officeアプリケーションとして、LibreOfficeがプリインストールされています。

まとめ

EC2として起動する Amazon Linux 2 をベースとしたデスクトップ環境が登場しました。開発環境としてLinuxデスクトップを利用しているユーザーなどに向けて、また1つ選択肢が提供されることになります。