Amazon Monitron のセンサーを止めて AWS 利用料金を確認してみた
Amazon Monitron のセンサーを削除する機会があったので、手順と合わせて料金の変化について紹介します。
今回は 2 つ使っていた Monitron のセンサーのうち1つを片付けます。これによりセンサーの止め方や課金の違いについて確認してみたいと思います。
センサー(ポジション)の削除
実際にセンサーを一つ減らしてみます。今回は冷蔵庫に貼り付けたセンサー(ポジション名:Refrigerator Compressor
)を減らします。
最初に物理的に冷蔵庫からセンサーを剥がしてから、Monitron のアプリケーションで「ポジションを削除」をクリックします。
これで「冷蔵庫( Refrigerator
)」というアセットにはポジション(センサー)が何もなくなりました。
作業はこれだけです。Monitronセンサーにはボタンなどは何もないので、そのまま片付けておきます。
(5年程度でバッテリーが枯渇するので、再度利用する際は Monitron アプリでバッテリーステータスを確認しましょう)
AWS 利用料金の確認
この作業の結果として、Monitronの課金がどう変わったか数日後に確認してみました。
作業は「12 月 15 日」に行ったので、12 月の料金を確認してみます。下記は Cost Explorer で Monitron だけでフィルタリングしたコスト表です。
センサー(ポジション)削除前は合計 $0.27
であることが分かります。
なお、CSV データ上は $0.2688387072
となっていました。
センサー削除後は合計 $0.13
となっていることが分かります。
CSV データ上は $0.1344193536
となっていました。
以上により、センサーを削除したことで $0.1344193536
(約 $0.13
)下がったことになります。
$0.2688387072 - $0.1344193536 = $0.1344193536
念のため、この差額が妥当なものかどうか確認してみます。
公式ページによると、 センサー1つあたりの月額料金は $4.17
です。
また、センサーの料金は日割り計算されるとドキュメントにあります。
センサーの使用期間は、センサーがいつコミッショニングされ、いつ廃止されたかに基づいて自動的に測定され、AWS の月々の請求書を通じてその期間のみ (2 番目の期間で日割り計算) が請求されます。
そのため、該当月でフルに使った場合の月額料金 $4.17
を、12 月の日数である 31 日で日割り計算すると、センサー 1つあたりの料金は約 $0.13/日
となります。
$4.17 / 31 日 = $0.134516129032258
今回の作業により下がった金額($0.1344193536
)とほぼ同額になったので、センサー(ポジション)削除で Monitron 料金も下がったことが確認できました。
以上です。