Amazon Q Developer CLI で Claude 4.5 Sonnet が利用可能になりました
2025年9月にリリースされたAnthropic社の最新モデル「Claude Sonnet 4.5」が、Amazon Q Developer CLIで利用可能になりました。
今回、執筆時点(10月4日)で実験的(experimental)バージョンとして提供されている同モデルを、Q Developer CLI(バージョン 1.17.1)で試した手順と、その簡単な動作確認の結果を紹介します。
Q Developer CLI バージョン
$ q --version
q 1.17.1
Q Developer のライセンスは、月額19ドルのProを利用しています。
モデル選択
Q CLIを実行、セッション操作で /model
コマンドを実行すると、 claude-sonnet-4.5 の選択が可能になりました。
> /model
? Select a model for this chat session ›
❯ claude-sonnet-4.5 | experimental
claude-sonnet-4 (active)
claude-3.5-sonnet
利用するモデルとして、claude-sonnet-4.5
を選択しました。
✔ Select a model for this chat session · claude-sonnet-4.5 | experimental
Using claude-sonnet-4.5
また、CLI起動時に --model 引数で直接指定することも可能でした。
q chat --model claude-sonnet-4.5
動作確認
歴代のClaude Sonnetについて、尋ねてみました。
歴代のClaude Sonnetのバージョンとその特徴を教えて
> 歴代の Claude Sonnet バージョンと特徴:
1. Claude 3 Sonnet (2024年3月)
• Claude 3 ファミリーの中間モデル
• バランスの取れた性能とコスト
• 200K トークンのコンテキストウィンドウ
2. Claude 3.5 Sonnet (2024年6月)
• Claude 3 Opus を上回る性能
• コーディングとビジュアル推論の大幅な改善
• 処理速度が2倍向上
3. Claude 3.5 Sonnet v2 (2024年10月)
• コーディング能力のさらなる向上
• エージェント的なタスク処理の改善
• Computer Use 機能のサポート
4. Claude Sonnet 4 (2024年後半)
• 新世代アーキテクチャ
• より高度な推論能力
5. Claude Sonnet 4.5 (experimental)
• 最新の実験的バージョン
• さらなる性能向上
各バージョンで推論能力、コーディング、マルチモーダル処理が段階的に改善されています。
今回リリースされた Claude Sonnet 4.5を含む回答を得る事ができました。
公式のClaudeの結果と回答内容が若干差異がありましたが、これは Q Developer CLI 向けに最適化された システムプロンプトなどに起因すると推測されます。
まとめ
2025年9月末に発表されたばかりのClaude Sonnet 4.5を、Amazon Q Developer CLIで利用する方法をご紹介しました。
前世代のSonnet 4から進化したとされるコーディング性能など、より詳細な評価については、今後改めて検証していきたいと思います。
Amazon Bedrock や Kiro などでもSonnet 4.5は利用可能ですが、CLIでのコードレビューやターミナル上での素早い調査といったユースケースでは、Q Developer CLIが非常に便利です。開発ワークフローに最新AIを手軽に組み込める手段として、Q Developer CLIをお試しください。