[アップデート] Amazon QuickSight でピボットテーブル・クロス集計表を Microsoft Excel 形式でエクスポート可能になりました

ピボットテーブル・クロス集計表で Excel 形式でのエクスポートが可能になりました。
2020.09.15

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QuickSight のドキュメント履歴から、Microsoft Excel (XSLX)形式でのエクスポートがサポートされていることに気づいたのでシェアします。

Excel 形式でのデータエクスポート

これまで .csv 形式でのエクスポートには対応していましたが、今回 .xslx 形式でのエクスポートに対応しました。このアップデートにより、ピボットテーブル・クロス集計表をそのままエクスポート可能となりますので、インポート先でグラフを再描画するなどのデータの再利用が容易になります。

注意点

.xslx 形式でエクスポート可能なビジュアルタイプは「ピボットテーブル」「テーブル」のみです。

やってみる

Excel へのエクスポート

QuickSight の管理コンソールを開きます。今回は People Overview analysis のサンプルデータを使ってエクスポートを試してみます。

例えば以下の Education profile by Business function という垂直積み上げ棒グラフを変換したいと思います。垂直積み上げ棒グラフの場合、サポートされているエクスポート形式は .csv のみです。

左下のビジュアルタイプから「ピボットテーブル」を選択して変換します。元のグラフを残しておきたい場合は「ビジュアルの複製」を実施しておくと良いでしょう。

このように「ピボットテーブル」のデータは「Excel へのエクスポート」が選択可能になっていますので、これを実行します。

これで Excel 形式でのエクスポートは完了です。

インポート

あとはお使いのツールでこの .xslx データをインポートしてください。以下は Google スプレッドシートでインポートした例です。

セルの結合など、テーブル表現が維持されていますのでここから別のグラフ形式に加工することも容易かと思います。検証は以上です!

さいごに

これまで QuickSight のエクスポートは .csv 形式のみでしたがピボットテーブル・クロス集計表などをそのまま Excel にエクスポート出来るようになりました。

Tableau など他の BI ツールからの乗り換え検討の際に、既存で利用されている Excel 形式でのエクスポート対応についてのご相談いただくこともありましたので、ユーザーのフィードバックに基づいたアップデートかと思います!

とはいえ、まだ他の BI ツールのようにグラフなどのビューを画像としてエクスポートすることは出来ませんので、再描画するひと手間は必要です。今後のアップデートに期待するためにも、フィードバックをあげていくのが良いかと思います!

以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!