Amazon Timestream が東京リージョンで利用可能になっていました
こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。
サーバーレスな時系列データベースサービスのAmazon Timestreamが、東京リージョン(ap-northeast-1)で利用可能になっていました!
Amazon Timestreamとは
Amazon Timestreamは、低コストかつ高パフォーマンスな時系列データベースサービスです。サーバーレスなサービスなのでキャパシティの管理は必要ありません。そして時系列データの柔軟な取得や分析を行えるクエリが利用可能となっており、次のようなユースケースに向いているサービスとなっています。
- IoTアプリケーション
- データ分析アプリケーション
- インフラやサービスのメトリクス監視
機能の詳細や活用方法については、他の記事がDevelopersIOに既にいくつも上がっているので合わせてご覧ください。
利用可能なリージョン
2022/07現在で、東京含め次のリージョンで利用可能となっています。
- 米国東部 (バージニア北部)
- 米国東部 (オハイオ)
- 米国西部 (オレゴン)
- アジアパシフィック (シドニー)
- アジアパシフィック (東京)
- 欧州 (フランクフルト)
- 欧州 (アイルランド)
https://aws.amazon.com/timestream/pricing/#Pricing_details より
2020/10のサービスGA時点ではバージニア北部、オハイオ、アイルランド、オレゴンの4リージョンのみの対応でした。GAから2年弱を経ての東京リージョンのサポートとなります。
利用料金
2022/07現在で、東京リージョン(および比較としてバージニア北部)の利用料金は次のようになります。
東京 | バージニア北部 | |
---|---|---|
Writes(1 million write of 1KB size) | $0.625 | $0.50 |
Queries(Per GB scanned) | $0.0125 | $0.01 |
Memory store(Price per GB stored per hour ) | $0.045 | $0.036 |
Magnetic store(Price per GB stored per month) | $0.0375 | $0.03 |
https://aws.amazon.com/timestream/pricing/#Pricing_details より
触ってみる
東京リージョンでTimestreamのコンソールにアクセスすると、既に機能が利用できるようになっています。
データベースおよびテーブルを作ってみます。
[Create database]をクリック。
Sample database
を選択し、データベースを作成します。
作成できました。
合わせてテーブルも作成できました。
サンプルデータベースはサンプルデータが既にテーブルに格納されています。サンプルデータへのクエリを試してみます。
[Query table]をクリック。
Query Editorが開きます。[Preview data]をクリック。
Queryを実行すると、データが取得できました!
おわりに
案件などで時系列データを扱うことが多いのでAmazon Timestreamはとても注目していたのですが、東京リージョンにまだ来ていないということで、今までAthena+S3などの構成を使わざるを得なかったですが、今後はTimestreamという選択肢も加わり設計の幅が広がるのがとても嬉しいです。
以上