Amazon Timestream が東京リージョンで利用可能になっていました

2022.07.16

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こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。

サーバーレスな時系列データベースサービスのAmazon Timestreamが、東京リージョン(ap-northeast-1)で利用可能になっていました!

Amazon Timestreamとは

Amazon Timestreamは、低コストかつ高パフォーマンスな時系列データベースサービスです。サーバーレスなサービスなのでキャパシティの管理は必要ありません。そして時系列データの柔軟な取得や分析を行えるクエリが利用可能となっており、次のようなユースケースに向いているサービスとなっています。

  • IoTアプリケーション
  • データ分析アプリケーション
  • インフラやサービスのメトリクス監視

機能の詳細や活用方法については、他の記事がDevelopersIOに既にいくつも上がっているので合わせてご覧ください。

利用可能なリージョン

2022/07現在で、東京含め次のリージョンで利用可能となっています。

  • 米国東部 (バージニア北部)
  • 米国東部 (オハイオ)
  • 米国西部 (オレゴン)
  • アジアパシフィック (シドニー)
  • アジアパシフィック (東京)
  • 欧州 (フランクフルト)
  • 欧州 (アイルランド)

https://aws.amazon.com/timestream/pricing/#Pricing_details より

2020/10のサービスGA時点ではバージニア北部、オハイオ、アイルランド、オレゴンの4リージョンのみの対応でした。GAから2年弱を経ての東京リージョンのサポートとなります。

利用料金

2022/07現在で、東京リージョン(および比較としてバージニア北部)の利用料金は次のようになります。

東京 バージニア北部
Writes(1 million write of 1KB size) $0.625 $0.50
Queries(Per GB scanned) $0.0125 $0.01
Memory store(Price per GB stored per hour ) $0.045 $0.036
Magnetic store(Price per GB stored per month) $0.0375 $0.03

https://aws.amazon.com/timestream/pricing/#Pricing_details より

触ってみる

東京リージョンでTimestreamのコンソールにアクセスすると、既に機能が利用できるようになっています。

データベースおよびテーブルを作ってみます。

[Create database]をクリック。

Sample databaseを選択し、データベースを作成します。

作成できました。

合わせてテーブルも作成できました。

サンプルデータベースはサンプルデータが既にテーブルに格納されています。サンプルデータへのクエリを試してみます。

[Query table]をクリック。

Query Editorが開きます。[Preview data]をクリック。

Queryを実行すると、データが取得できました!

おわりに

案件などで時系列データを扱うことが多いのでAmazon Timestreamはとても注目していたのですが、東京リージョンにまだ来ていないということで、今までAthena+S3などの構成を使わざるを得なかったですが、今後はTimestreamという選択肢も加わり設計の幅が広がるのがとても嬉しいです。

以上