[イベントレポート] Androidオールスターズ2

2016.08.15

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はじめに

2016.8.7(日)
イベント&コミュニティスペース dots.主催で開催された Androidオールスターズ2 に参加してきましたので簡単にご紹介します。

Androidオールスターズとは

日本を代表するAndroidエンジニアが一同に集結する、AndroidエンジニアのためのAndroid勉強会です。

登壇者の皆さんの取り組み事例や開発の中でのTipsをお話していただきました。

当日のタイムテーブルはこちらをご覧ください。
去年のAndroidオールスターズの様子についてはこちらをどうぞ!

AndroidのCIを始めよう

堀江 亮介氏@VASILY,Inc

CIって何だっけ?
それを実現するためにどういう仕組みがあるのか?
CIをどんな風に導入してきたのか? について発表します。

AndroidのCIを始めよう

Flux de Relax

小形 昌樹氏@AbemaTV,Inc

ここ1、2年web開発で流行ってきているFluxのアーキテクチャについて、今年4月に正式にリリースしたAbemaTVのAndroidアプリで導入したので、AndroidでFluxを導入する上での知見を共有します。

Flux de Relax

なるべくコードを書かないAndroid開発

菊池 紘 氏@Diverse

人間が保守するコードを減らせば管理のコストは下げれるのではないかと考えています。
コンパイル時に必要なコードを生成してリポジトリで管理しないのであれば、生成したコードについては管理する必要がなく、ジェネレーターだけ管理すればよいのでコストを減らせるのではないか?
今日お話しするAPTならフレームワークを入れ替えたりすることなく使えるので、コードを少なくすることに前向きになってもらえたら嬉しいです。

はじめよう Localization - ツール/tips/運用ノウハウなど

João Orui氏@Drivemode, Inc

これから多言語化を始める人、どんなツールがあるのか知りたい人に向けて翻訳の管理はどんな風に運用しているのかということをお話します。

設計のお話 MVPとDDD

釘宮 愼之介氏@リクルートマーケティングパートナーズ

設計についての記事をよく書かれている方で、僕も何度も読んでいます。
[ Android ] - これからの「設計」の話をしよう
Model View Presenter for Android

本人の希望でスライドをご紹介できないのですが、探せばどこかに上がっているかもしれません。

一般的な設計の目的とは イメージしたものを実現するまでの見通しを立てる行為
プログラミングにおける設計の目的も同様にイメージしたものを実現するまでの見通しを立てる行為
ただプログラミングにおける設計の難しさは完成した後も、完成品が変わり続けること
そのためどうすれば変化に強いか? も求められるところが難しい
〜MVPを適用した理由〜 
MVCはメンタルモデルをいかにデジタルモデルに落としこむかを考えたフレームワークであり MVPはMVCの派生であり、 MVCと同様、メンタルモデルをいかにデジタルモデルに落としこむかを考えたフレームワークであること
ActivityとFragmentが肥大化する問題の解決法として適していること
〜なぜDDDなのか〜
MVC(P)ではモデルに触れていない
メンタルモデルをデジタルモデルに落としこむ重要性は説いているが、その手法については触れていない。そこに触れているのがDDD!!
DDDは言葉と実装を一致させる設計手法であり、モデルがシンプルになりやすい 既存機能の修正や追加機能の実装箇所が明確になりやすい

Android 初心者を脱するための20のチップス

あんざい ゆき氏@uPhyca Inc.

Androidも人気が出てから5年経つので秘伝のソースが生まれやすい状況になってきているので、Androidの初心者の方に今日から使えるTipsをお伝えします

雑感

懇親会であんざいゆきさんとお話したのですが、この手のイベントは登壇者も参加者もAndroid黎明期からやっているガチ勢が集まるイメージがありましたが、今回はAndroid歴3年未満、1年未満といった方が多い印象でした。
Androidの裾野が広がっているんだなと感じた1日でした。