Ansible Night in Tokyo に参加してきました #ansiblejp

2018.05.08

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おはようございます、加藤です。
先日、Ansibleユーザー会主催のイベント、Ansible Night in Tokyo 2018.04に参加してきました。

Cisco with Ansibleのセッションについてレポートします。

Cisco with Ansible

NexusでAnsibleやってみた

Ciscoの紹介

  • Ciscoはスイッチとネットワークだけではない
  • Ciscoはサーバや電話、Web会議システムを出している
  • DevNetという開発者向けポータルサイトを提供している
    • 勉強用のコンテンツが充実している
    • Cisco製品を持っていなくても使える

Cisco = スイッチ(ネットワーク)というイメージが強いが、他にも色々やっていますよ!!というおはなしでした。

Nexusシリーズの紹介

デモに使用するため、Nexusシリーズの紹介がありました。
まずこちらのリンクを見てください。
https://www.amazon.co.jp/Cisco-Nexus-9300-48P-10G/dp/B00QIIVPQQ/ref=sr_1_1?s=computers&ie=UTF8&qid=1525782545&sr=1-1&keywords=Cisco+Nexus
リンク切れした時の為に、記載しておきますが Cisco Nexus 9300 で1,836,465円しています。こんなの個人で買える訳がありません...そんな訳で、勉強したい時はDevNetのSandboxを使ってねとのことでした。
Nexus 9000vというNexus 9000相当の環境があるそうです。

デモ

CiscoのNexusシリーズに対してAnsibleで設定を行う様子をデモして頂きました。

  • スイッチ間のP2Pセグメントの設定
  • Loopbackインターフェイスの作成
  • OSPFを有効にする

デモもDevNetの環境に対して行っていました。環境が検証用かつ日本国外なのでやや時間がかかっていましたが問題なく設定できていました。

Contiv + Kubernetes + Ansible

コンテナネットワークの現状

  • ネットワーク観点で、管理すべきホスト・ポート・ネットワークが増大
  • 複雑なネットワークをどうやって管理すればよいか
    • Ansibleが有効

コンテナは便利だけど、複数コンテナでマイクロサービスアーキテクチャを作ると当然ネットワークの管理が必要になってきます。
簡単・便利に使うためにコンテナを始めたのに複雑な管理が必要に成ったら本末転倒ですね、Ansibleを使ってコンテナネットワークを管理しましょう!というお話しでした。

Contivについて

  • ContivはOSSので提供される、Dockerネットワークプラグイン
  • Kubernetes、Docker Swarm、また OpenShiftといった主要なコンテナデプロイ環境に対応

Contiv利用のメリット

  1. コンテナのマルチテナントでのネットワーク対応
  2. 物理環境との連携
  3. ポリシーベースでの制御
  4. マルチキャストまたは複数宛先アプリケーションへの適用
  5. NIC機能のアクセラレーション(SRIOV/Offloadなど)

感想

初めてのAnsible勉強会参加でした。Contivなどは今後コンテナを使ったマイクロサービスアーキテクチャを考えたりする時は是非使ってみたいですね。