[日本語Alexa] 新登場!Visual Studio Codeの拡張機能ーASK Toolkitが超便利
1 はじめに
ASK Toolkit for Visual Studio Code(以下、ASK Toolkit)は、VSCodeの拡張機能として提供されているもので、ASKの各種機能や、コードスニペットがVSCodeの中から利用可能になります。
ASK Toolkitは、Alexa Skills Kitコマンドラインインターフェース(以下、ASK CLI)を使用しているため、あたらじめセットアップが必要になります。
ASK Toolkitは、現在ベータ版です。
2 前提条件
- VSCode(推奨バージョン1.22.0)が予めインストールされている必要があります。
$ code -v 1.25.1 1dfcXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX06be x64
- ASK CLI(推奨バージョン1.4.0)が予めセットアップされている必要があります。
$ ask -v 1.4.0
3 拡張機能のインストール
VSCodeで、[表示]メニューから[拡張機能]を選択し、検索ビューに「ask」と入力することで簡単に見つけることができます。
拡張機能のインストールが完了すると、VSCodeのコマンドパレットから機能が利用可能になります。
4 スキルの作成
スキルプロジェクトを作成するには、VSCodeで最初にワークスペースフォルダを開いておく必要があります。
$ code .
次のコマンドで、テンプレートからの新規作成や、既存のスキルのクローン作成が可能です。
テンプレートからの新規作成するには、「ASK: Create a skill from a template」を使用します。
こちらを選択すると、利用可能なテンプレートが一覧されます。
既存スキルのクローン作成は、「ASK: Clone a skill」を選択します。
こちらを選択すると、クローンできる既存のスキルが一覧されます。
5 コードスニペット
ASK Toolkitは、頻繁に使用されるスキルコンポーネントのコードスニペット生成を提供します。
下記は、jsファイルでaskSDKと入力して、コードスニペットを起動している様子です。
コードスニペットは、ファイルの拡張子に基づいて起動します。
拡張子がjsonの場合
拡張子がjsの場合
6 デプロイ
コマンドパレットで、「ASK:Deploy the skill」と入力すると、スキルパッケージの全体又は、一部をデプロイすることができます。
使用するプロファイルを選択した後、何をデプロイするのかが選択可能になっています。
7 低レベルコマンド
コマンドパレットで、「ASK:More commands(low-level commands)」と入力すると、更に低レベルのコマンドがリストされます。
8 最後に
今回は、日頃便利に使わせて頂いているVSCodeにASKの拡張機能が出来たということで早速試してみました。
ドキュメントには、この他にもテストのことや、デフォルトのプロファイル指定など各種の機能が紹介されています。
使いこなすことで、スキル開発作業が飛躍的に便利になりそうな予感がします。