AWS Backupで Auroraのバックアップ設定時、オプトインが無効でも取得できるパターンとできないパターンがあります

AWS Backupで Auroraのバックアップ設定時、オプトインが無効でも取得できるパターンとできないパターンがあります

AWS BackupでAmazon Auroraのバックアップが取得できないことがあり、原因はオプトインが無効のためでした。ただし、オプトインが無効でもバックアップが取得できるパターンがあることを知りました。
Clock Icon2023.03.15

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

構築時に、AWS BackupでAuroraのバックアップが取得できないことがあり、解決までに時間を要しました。

結論から言いますと、バックアップが取得できない原因は、AWS BackupでAuroraのオプトインが無効になっていたためです。

これだけ聞くと、そんなこと気づくよ、と思われますが、条件によってはオプトインが無効でもAuroraのバックアップが取得できたため、オプトインが原因ではなくAurora側の原因だと勘違いし、解決までに時間を要してしまいました。

今回は、オプトインが無効でもAuroraのバックアップが取得できるパターンと取得できないパターンについて、ご紹介します。

検証環境の作成

まず、バックアッププランを作成します。バックアップボールドは、Defaultを選択します。

バックアップの頻度や開始時間は、何でもよいですが、今回は、以下のように設定しました。

リソースの割り当ての作成は、オプトインが無効でもAuroraのバックアップが取得できるパターンと取得できないパターンでご説明します。

オプトインが無効でもバックアップが取得できるパターン

取得できるパターンは1つあります。

クラスターIDを指定

リソースの割り当ての作成時に、クラスターIDを指定すると、オプトインが無効でもバックアップが取得できます。

今回は、database-1というAuroraを指定します。

保護されたリソースからバックアップが取得できていることが確認できます。

なぜオプトインが無効でもバックアップが取得できるかは、ドキュメントには記載がありませんでしたが、上記の挙動になることを確認しました。

オプトインが無効だとバックアップが取得できないパターン

取得できないパターンをいくつか紹介します。

すべてのリソースタイプ

リソースの割り当ての作成時に、[すべてのリソースタイプを含める]を選択すると、バックアップは取得されませんでした。

すべてのリソースタイプ、かつ、タグで絞り込む

リソースの割り当ての作成時に、[すべてのリソースタイプを含める]を選択し、タグで対象を絞り込みましたが、バックアップは取得されませんでした。

特定のリソースタイプ、かつ、タグで絞り込む

リソースの割り当ての作成時に、[特定のリソースタイプを含める]を選択し、タグで対象を絞り込みましたが、バックアップは取得されませんでした。

オプトインの設定方法

最後にオプトインの設定方法についてご説明します。

AWS Backupのコンソール画面から、[設定]に遷移し、[リソースを設定]をクリックします。 Auroraを有効にします。 Auroraのステータスが有効になっているか確認します。

最後に

オプトインの無効でバックアップが取得できない場合、バックアップジョブにも表示されず、エラーの確認ができなかったため、執筆しました。

参考になれば幸いです。

参考

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.