AWS Batch コンピュート環境の AMI 更新有無がバッチイメージステータスで確認できるようになりました

AWS Batch コンピュート環境の AMI 更新有無がバッチイメージステータスで確認できるようになりました

2026.04.15

はじめに

AWS Batch のコンピュート環境で使用している AWS 管理の AMI が最新の AMI を使っているかどうかをマネージメントコンソールから確認する手段がありませんでした。今回追加されたバッチイメージステータスにより、最新か、アップデートが利用可能かが一目で確認できるようになりました。

スケーリング後はバッチイメージステータスに最新が表示される

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/03/aws-batch-ami-status-aws-health/

確認結果

対象は AWS Batch 管理の AMI を使っている環境のみです。カスタム AMI や起動テンプレートで AMI を固定している環境ではバッチイメージステータスは確認できません。

確認方法 確認できること
AWS Batch コンソールの一覧画面 全コンピュート環境の AMI ステータスを一覧で確認
AWS Batch コンソールの詳細画面 特定環境のステータスを確認
AWS CLI batchImageStatus フィールドを JSON で取得可能

確認してみた

前提として、バッチイメージステータスは AWS Batch 管理の AMI を使っている環境でのみ確認できます。カスタム AMI(imageIdOverride、非推奨の imageId、起動テンプレートでの AMI 指定)では batchImageStatus フィールド自体が返りません。

AMI status information appears only for AWS Batch-managed AMIs. The status does not appear when images are specified in imageId (deprecated), imageIdOverride, or in the default launch template. The status does not appear when the compute environment has a launch template override. For more information on AMI selection, see AMI selection order.

https://docs.aws.amazon.com/batch/latest/userguide/managing-ami-versions.html

マネージメントコンソールから確認する

AWS Batch コンソールを開きます。左メニューの「(コンピュート)環境」を選択します。更新可能な AMI を使っているコンピュート環境があると、一覧上部に警告バナーと対象の環境名が表示されます。

一覧上部の警告バナーに更新対象の環境名が並ぶ

すべての環境をまとめて確認したい場合は、右上の歯車アイコンから「バッチイメージステータス」列を有効化します。デフォルトでは非表示です。

表示設定ダイアログでバッチイメージステータス列をオンにする

列を有効化すると、一覧で各環境のステータス(最新 / アップデートが利用可 / -)が確認できます。「アップデートが利用可」の行には「今すぐ更新」リンクが並び、そのまま更新に進めます。

バッチイメージステータス列が表示された一覧画面

これは見やすい。

コンピュート環境の詳細画面から確認する

一覧で対象のコンピュート環境名をクリックします。

一覧からコンピュート環境名をクリックして詳細画面に遷移

「コンピューティングリソース」タブの「EC2 設定」セクションに「バッチイメージステータス」列が追加されています。

詳細画面の EC2 設定セクションに追加されたバッチイメージステータス列

AWS CLI で確認する

describe-compute-environments の出力から batchImageStatus を取得します。

aws batch describe-compute-environments \
  --region ap-northeast-1 \
  --query 'computeEnvironments[].{name:computeEnvironmentName, ec2Config:computeResources.ec2Configuration}' \
  --output json
出力例
[
    {
        "name": "ec2-spot-env4",
        "ec2Config": [
            {
                "imageType": "ECS_AL2",
+                "batchImageStatus": "UPDATE_AVAILABLE"
            }
        ]
    },
    {
        "name": "devio-20260414",
        "ec2Config": [
            {
                "imageType": "ECS_AL2023",
+                "batchImageStatus": "LATEST"
            }
        ]
    }
]

補足: EC2 起動前のコンピュート環境はステータスが空欄

作成後に一度も EC2 を起動していないコンピュート環境では、バッチイメージステータスは空欄になります。

スケーリング前の環境はバッチイメージステータスが空欄

一度ジョブを投入して EC2 インスタンスが起動するとステータスが表示されました。

スケーリング後はバッチイメージステータスに最新が表示される

AWS Health から確認も可能

AMI ステータスの確認と合わせて、今回のアップデートでは AWS Health Planned Lifecycle Event も追加されました。AWS Health コンソールの「スケジュールされた変更」タブで確認できます。

AWS Health コンソールの「スケジュールされた変更」タブ

AWS Batch 管理 AMI のライフサイクルイベント(サポート終了など)が発生すると、AWS Health がイベントを発行します。EventBridge でこのイベントをキャッチして通知も可能です。

{
  "source": ["aws.health"],
  "detail-type": ["AWS Health Event"],
  "detail": {
    "service": ["BATCH"],
    "eventTypeCode": ["AWS_BATCH_PLANNED_LIFECYCLE_EVENT"],
    "eventTypeCategory": ["scheduledChange"]
  }
}

参考: AWS Health Planned lifecycle events - AWS Batch

まとめ

バッチイメージステータスで AWS Batch 管理 AMI の更新有無が一目で確認できるようになりました。対象は AWS Batch 管理 AMI のみで、カスタム AMI や起動テンプレートで AMI を固定している環境は対象外です。その場合は従来どおり自前での AMI 管理が必要になります。

おわりに

UPDATE_AVAILABLE が出ている環境はコンピュート環境を更新して最新 AMI に切り替えましょう。AWS Health の Planned Lifecycle Event を EventBridge で拾う仕組みはお好みで。

なにより、Amazon Linux 2(AL2)から AL2023 への移行を検討してください。詳細は以下の記事を参考にしてください。

https://dev.classmethod.jp/articles/tsnote-batch-ecs-amazon-linux-2-to-2023-migration/

参考

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