新しいデジタルコース AWS Cloud Technical Essentials を受講してみました
AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。
みんな、温泉入ってますかー? (挨拶
新しいデジタルコースのリリース
さて、先日AWS Cloud Technical Essentialsという新しいデジタルコースが発表されました。
発表内容にこのコースは事前の AWS の知識やクラウドの知識を必要としませんが、デベロッパー、アーキテクト、およびオペレーション担当者を含む、技術職の方を対象としています。
と書かれているように、エンジニアでAWS初心者という方をターゲットにしていて、役に立つ人が多いのではないかと思い気になりました。また、Coursera と edX
という、いつものaws.training と違うサービスを利用するのも気になりました。
そこで、このデジタルコースをやってみました。
トレーニング提供サイト
まずは、両方のサイトを使ってみましたので、簡単に特徴をまとめました。
日本語化 | 料金 | |
---|---|---|
Coursera | ○ | ¥4,114/月(1週間無料トライアルあり) |
edX | × | 無料 (修了証発行$149) |
「日本語化」はサイトがローカライズされているかどうかです。コース自体は英語です。 「料金」はこのコースを受講するにあたっての料金で、全体の料金システムは確認してませんので、ご了承ください。
トレーニング自体はどちらも同じですが、サイトのデザインは次にように異なります。
Coursera
edX
共通の特徴
どちらのサイトも、次のような機能があります。英語コースの受講に役に立ちます。
字幕
英文の字幕を表示できます。聞き取りは苦手だけど、英文はなんとか読める人という人は多いはず。これがあることで助かります。
再生スピードの調整
ネイティブのスピードが苦手な人は、スピードを落とすことで聞きやすく/読みやすくなります。
講義内容のテキスト
トレーナーが話している内容が、テキストとしてページに表示されます。 これをコピペして、翻訳サービスで日本語に変換することができます。 (私はDeepLを利用して翻訳しました)
AWS Cloud Technical Essentials
AWS初級レベルのコースです。所要時間15時間となっています。 下記のように4週で学ぶカリキュラムで構成されています。(まとめて学んでも大丈夫です)
週 | テーマ | 内容 |
---|---|---|
1 | Welcome to the Course | コースとインストラクターの紹介 |
Getting Started with AWS Cloud | AWSとは、グローバルインフラストラクチャ、など | |
Security in the AWS Cloud | 責任共有モデル、Rootユーザの保護 | |
AWS Identity and Access Management | IAM | |
2 | AWS Compute | EC2,ECS,EKS,Lambdaなど |
AWS Networking | VPC,セキュリティグループなど | |
3 | Storage on AWS | EBS,S3,ストレージの選択方法など |
Databases on AWS | RDS,DynamoDB,他のDBサービス、DBの選択方法など | |
4 | Monitoring on AWS | CloudWatch |
Optimization | ELB,Auto Scalingなど | |
Going Serverless | サーバレスアーキテクチャ |
コースは次のような構成で進みます。
- ビデオ講義で全体像を把握して、そのあとテキストを読む、を繰り返して進みます。
- 各週の最後に、ハンズオンを行います。(ハンズオンは参加者のアカウントで実施します。)
- 各週のカリキュラムが終わると、選択問題のテストがあります。
また、このコースは「Employee directory application(従業員名簿アプリ)」の構築をテーマにして説明が進みます。それぞれの機能を実装する際に、AWSサービスを活用していきます。このアプリのコードは入手可能ですので、コードを見ながら学習を進めるとさらに理解が深まると思います。
やってみた
Courseraでカリキュラムを受講してみました。英語は得意ではないので、DeepLで日本語翻訳しながら進めました。
感想をまとめると、次のようになります。
- カジュアルな感じで、ちょっと楽しい
- 初心者向けのわりには、深いことも話す
- アプリケーション開発者の視点で説明が進んでいる(ようにみえる)
- 自己紹介ででてくる猫がかわいい
また、英語のセッションなどは苦手なのですが、内容のテキスト化のおかげで翻訳サービスを簡単に使え、受講しやすいと感じました。
まとめ
これからAWSを始めるエンジニアのみなさんにぜひ受講してもらいたいコースでした。 無料でも受講できますし、英語苦手な方も翻訳しながらゆっくり学習すればきっと理解できます。
ぜひお試しください。