[アップデート] AWS CloudShellのOSがAmazon Linux 2023に更新されました

2023.12.13

しばたです。

以前から通知があった通り、先日時点でAWS CloudShellのOSがAmazon Linux 2からAmazon Linux 2023に切り替わったとのことです。

AWSからのアナウンスはこちらになります。

確認してみた

実際にCloudShellを起動してみると移行された旨のポップアップが表示されました。

「Learn More」のリンクは以下のドキュメントを参照しています。

OS情報を参照してみるとバッチリAmazon Linux 2023になっています。

本日時点ではVer.2023.2.20231002とちょっと古めのバージョンになっていました。

各種ソフトウェアのバージョン

前述のドキュメントにも記述がありますが、Amazon Linux 2023にはPython 2は同梱されておらずPython 3.9およびNode.js 18がインストール済みとのことで、本日時点では以下の通りとなっていました。

# Pythonは 3.9.16
[cloudshell-user@ip-10-132-76-250 ~]$ python -V
Python 3.9.16
[cloudshell-user@ip-10-132-76-250 ~]$ python3 -V
Python 3.9.16
[cloudshell-user@ip-10-132-76-250 ~]$ pip --version
pip 21.3.1 from /usr/lib/python3.9/site-packages/pip (python 3.9)

# Node.js は 18.18.2
[cloudshell-user@ip-10-132-76-250 ~]$ node -v
v18.18.2
[cloudshell-user@ip-10-132-76-250 ~]$ npm --version
9.8.1

AWS CLIはVer.2.14.6がインストール済みです。

# AWS CLIは Ver.2.14.6
[cloudshell-user@ip-10-132-76-250 ~]$ aws --version
aws-cli/2.14.6 Python/3.11.6 Linux/6.1.61-85.141.amzn2023.x86_64 exec-env/CloudShell exe/x86_64.amzn.2023 prompt/off

同梱されているPowerShellとAWS Tools for PowerShellのバージョンはこんな感じでした。

# PowerShellは 7.3.8
PS /home/cloudshell-user> $psversionTable.PSVersion

Major  Minor  Patch  PreReleaseLabel BuildLabel
-----  -----  -----  --------------- ----------
7      3      8                      

# AWS Tools for PowerShellは Ver.4.1.429
PS /home/cloudshell-user> Get-AWSPowerShellVersion

AWS Tools for PowerShell
Version 4.1.429
Copyright 2012-2023 Amazon.com, Inc. or its affiliates. All Rights Reserved.

Amazon Web Services SDK for .NET
Core Runtime Version 3.7.203.0
Copyright Amazon.com, Inc. or its affiliates. All Rights Reserved.

Release notes: https://github.com/aws/aws-tools-for-powershell/blob/master/CHANGELOG.md

This software includes third party software subject to the following copyrights:
- Logging from log4net, Apache License
[http://logging.apache.org/log4net/license.html]

その他ソフトウェアについてはざっくりこんな感じですが、バージョンは随時更新されていくことでしょう。

ソフトウェア バージョン(2023年12月13日時点)
Bash 5.2.15(1)-release
Zsh 5.8.1
AWS CDK Toolkit CLI 2.100.0
EB CLI 3.20.10
Amazon ECS CLI 1.21.0 (bb0b8f0)
AWS SAM CLI 1.98.0
SDK for JavaScript in Node.js 2.1472.0
SDK for Python (Boto3) 1.28.62

利用者がすべきこと

おそらくPython 2を使っていない限り大きな問題は無いと思います。

CloudShellでスクリプトを実行したり定型作業を行っている場合は新しいOSでも期待した動作をするか検証すると良いでしょう。
OSの移行は既に完了しており以前のバージョンに戻す方法はありませんので適宜スクリプトや作業内容を見直してください。

最後に

簡単ですが以上となります。

CloudShellの用途からすればOSが更新されてもユーザーの体験はそんなに変わらないと思いますのでこれまで通り利用していくと良いでしょう。