[新機能]AWS CloudTrailのイベント履歴のフィルターに読み取り専用とAWS アクセスキーが追加されました

AWS CloudTrailのイベント履歴を一覧表示するビューのフィルターに、「読み取り専用」と「AWS アクセスキー」が追加されましたのでさっそく試してみました。
2018.10.24

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは。サービスグループの武田です。

AWS CloudTrailはAWSアカウント上の操作ログを記録するサービスです。次の2種類の機能が提供されています。

  • イベント履歴
  • デフォルトで有効化され、過去90日間のアカウントアクティビティを検索およびダウンロードできる
  • 無料
  • 証跡
  • イベント履歴より詳細なログが取得でき、S3に保存することで90日以上の保存が可能
  • SNSやCloudWatch Logsなどと連携
  • 1つ目の管理イベントのコピーは無料(追加のコピーは費用発生)
  • S3など他サービスの料金は発生する

今回イベント履歴を一覧表示するビューのフィルターに、「読み取り専用」と「AWS アクセスキー」が追加されましたのでさっそく試してみました。

マネジメントコンソールのCloudTrailにアクセス

まずはAWS マネジメントコンソールを開きCloudTrailの画面を開きます。

サイドメニューの「イベント履歴」か下部にある「すべてのイベントを表示」をクリックするとイベント履歴画面に切り替わります。

フィルターのプルダウンを開くと「読み取り専用」と「AWS アクセスキー」が追加されています。

読み取り専用を試す

「読み取り専用」の値「false」を指定しました。そうするとCreateやDeleteのイベントにフィルタリングされました。

続いて「読み取り専用」の値「true」を指定します。今度はListやDescribeのイベントにフィルタリングされました。

AWS アクセスキーを試す

今度は「AWS アクセスキー」を指定しました。IAMユーザーのクレデンシャルを発行している場合はそれのaws_access_key_idが該当します。IAMロールなどでAssumeRoleしている場合は一時クレデンシャルのIDとなります。

まとめ

CloudTrailのイベント履歴は、全アカウントで有効化されているのでAWS利用者全員が使用できます。また証跡を作成している場合でも、イベント履歴はアクティビティを手軽に確認できるツールとして有用です。ぜひ活用していきましょう!